LA Times紙:エ軍打撃コーチ「大谷はイチロー風の体重移動のクセを治せ」

左ヒジの故障からとりあえず打者として復帰した大谷選手だが、打撃面では苦しんでいる。特に左投手をうちあぐんでおり、結果を残せていない。

今日はタンパベイ・レイズとの3連戦の第3戦だったが、相手が右投手にもかかわらず昨日に続いて先発を外された。もっとも現在のレイズは先発を2イニングで引っ込めてあとはリリーフで繋ぐという奇策を取っているチームなので先発が右か左かはあまり関係ないかもしれないが。

しかし、キャンプから大谷選手を見守ってきたエンゼルスの打撃コーチ、ヒンスキー氏は悲観していない。ボールの見極めさえできれば、左投手の変化球も打てるようになると確信していると地元紙LA Timesが伝えている。日本語訳を紹介しよう

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Shohei Ohtani has been thrown a curve during rookie season

(ショーヘイ・オータニのルーキー・シーズンはカーブ攻めに遭っている)

ショウヘイ・オータニのクリプトナイト(*)は、コディ・ベリンジャーやジョーイ・ギャロ(**)、あるいはメジャーでプレーする、その他の若い左のスラッガーと同じだ。それは左投手の投げる大きく曲がるカーブだ。

(*)クリプトナイトは米アニメ「スーパーマン」の弱点として知られる架空の物質。アメリカでは「アキレス腱」と同様に弱点の意味でよく使われる。

(**)コディ・ベリンジャーはドジャースの内野手で昨年39本塁打の新人王だが、今年はこれまで17本塁打、打率.236と不振。ジョーイ・ギャロは2015年デビューのレンジャースの内外野手で昨年は41本塁打、打率 .209だったが、今年は本塁打こそ26本だが、打率は.187)

オータニは特大のホームランや強烈なラインドライブを打っているが、左投手に対しては苦戦を強いられ、打率 .170(53打数9安打)、OPS .499、本塁打ゼロ、2打点、22三振である。

右投手に対しては、現在まで打率 .296、OPS .967、9本塁打、23打点、34三振となっている。

エンゼルスの打撃コーチであるエリック・ヒンスキーは「多くの左打者は左投手の大きく曲がるカーブに苦戦するんだ。オータニは時々そのボールを打とうとしているように見えるが、タイミングが早かったり、遅かったりと上手くいっていない」と言う。

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もしくは、全くバットに当たりそうもない時もある。オータニは火曜日の試合でレイズのライアン・ヤーボローのスライダーに三振し、ランナー2人を残して6回の攻撃は終わった。三振したボールは少なくとも30センチは外角に外れており、ほとんどワンバウンドしそうだったが、それを振ったオータニの身体はクルっと回るとバッターボックスから1塁方向へはみ出してしまった。

ヒンスキー 「わかっていると思うが、我々はそこを修正しようとしている。オータニの場合、そういう球に対してイチローのように1塁方向へ体重移動しながら前のめりになる傾向がある。そこを何とかプレートの前で身体が開かないように耐えて、逆方向へ打って行けるようにしたい」

オータニは打撃練習でも左腕投手の球を多く打ち、左投手のカーブを投げるマシンで特訓している。その鍵はヒンスキーが言うように球種とコースを見極めることだ。インコースから入ってくるスライダーなら打てる。真ん中から外角にかけて入ってくるスライダーは外側に30センチは外れるボールになる。

ヒンスキー 「もちろん、強打して勝負しなければならない。打てるボールを見極めてそれを叩くんだ。オータニのスイングメカニックは素晴らしいよ。あとはストライクかボールかをできる限り早く見極めなくてはならない。今では左投手に対しても定期的に打席に立っているし、慣れれば慣れるほどそれが出来るようになるだろう」

オータニは速い球は苦にしない。火曜日の最後の打席ではレイズの左腕ホセ・アルバラードの95マイルの速球を打ち返すと、それはセンターへ抜けるラインドライブのヒットとなった。

オータニは春のキャンプでは打てそうもなかったのに、シーズンに入ると最高にダイナミックな若手打者へと変貌したのをヒンスキーは見てきた。だからこそ、そのうち左投手の大きく曲がるカーブすらも打てるようになるとヒンスキーは確信している。

ヒンスキー 「オータニは進化し続けるよ。オータニの能力は青天井さ。毎日チャンスを与え続け、コンスタントに打席に立てるようにしよう。彼はまだルーキーで、リーグの新参者さ。対戦する奴らは初顔ばかりで、メジャーのボールを打つのに少々苦労しているだけなんだよ」

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