前半の天王山、テキサス4連戦
絶好調の首位テキサスとの4連戦。ゲーム差を考えると最低3勝1敗で行きたいところだが、何しろ相手は投打とも好調の選手が揃っている。一方でエンゼルスはアンダーソン、バリア、デトマース、大谷と先発投手が大分見劣りする。特に問題は今日のアンダーソンだ。11試合で3勝1敗、防御率5.62と本当に先発を任せ続けるのか大きな疑問符がついている。
やはりアンダーソンはダメだった
エンゼルスが1回、2回と連続ダブルプレーで好機を潰していると、そのアンダーソンは2回裏、2死1、2塁のピンチで8番デュランにスリーランホームランを食らってしまう!いきなり大きすぎるハンディだ。ツーアウトから8番打者にホームランを打たれるってどうよ?
スポンサーリンク
エンゼルスは3回表トラウトのタイムリーで1点を返す。不調だったトラウトにタイムリーヒットが出るのは良い傾向だ。いよいよ不振脱出と行きたいね。
ところがアンダーソン、3回裏にまたしても2死から3連続でヒットを浴びて逆にリードを4点差に広げられてしまう。これはもうダメだな。見切るべき時が来た。そりゃ審判の判定だとか、打つ方が上手かったとか理由もあるだろうけれど打たれすぎだよ。過去にエンゼルスが失敗してきたキンターナとかテヘランとかバンディとかノラスコとかチャベスとか(多すぎるだろ)・・・ダメダメベテラン先発の系譜を完全にたどっている。3年も契約してしまったのですぐにクビにはできないのは承知しているが、さすがに中継ぎに降格するべきだろう。その分若手にチャンスを与えるべきだ。
テキサスのミスで1点差に
リードを4点に広げられたエンゼルスだが、5回裏にネトのツーベースを足がかりに大谷が犠牲フライで2点目。さらにトラウト四球後、レンドーンのライトフライをライトが2塁へ悪送球して3点目をプレゼントされた。さらにタイスが内野安打で続くと今度はワイルドピッチでさらにもう1点プレゼント。全くいつもエンゼルスがやっているプレーだ。テキサスもこんなプレーをしているようでは大したことないなと思えてしまう。とにかくエンゼルスは相手のミスで1点差に迫った。
大谷、ジャッジに並ぶリーグ最多タイの19号で同点に
7回表、エンゼルスは大谷が2球目を完璧に捉えるとセンター左へ特大の19号ソロ!ついに5対5と試合を振り出しに戻した。アンダーソンがあんなにバカスカ点を取られなければ楽勝だったかもしれないなあ。それにしても大谷は打撃が絶好調になってきた。つい2週間ほど前にアナハイムで見た試合では本当に調子が悪くまともにバットに当たっていなかったのに、今は打席でどっしりと構えて打つべき球を確実に捉えている。
試合は延長へ
両チームともブルペンが踏ん張って5対5のままついに延長タイブレークに突入した。エンゼルスは10回、11回と1死3塁までは行くのだが、いずれもドルーリー、ネトが見逃し三振。三振の後の打者はいずれも外野フライを打っているのだから、どうして三振と外野フライの順序が逆にできないのか不思議だよ。エンゼルスは無死2塁、1死3塁で点を取るのがマジに下手すぎる。
エンゼルスは9回裏の1死2,3塁はエステベスが、10回裏の1死1、3塁、11回裏の無死1、2塁はバックマンが大ピンチを凌ぎきって12回に持ち込んだ。
スポンサーリンク
大谷、今度は勝ち越しの20号ソロ!
12回表、先頭の大谷は初球をレフトへ流し打つと打球は思ったよりも伸びてそのままスタンドイン!圧倒的に不利な展開の中でついに2点のリードを奪った。大谷はこの価値ある勝ち越し本塁打でア・リーグ本塁打王争いの単独トップに躍り出た。
ここでエンゼルスはブルペンでループが練習を始めたという不穏なニュースが。2点リードでは不安すぎる。大谷の価値ある本塁打をフイにしてしまうのか・・・と思っていたらウォーラックがツーランを打って4点差になった!さすがに4点あればループでも逃げ切れるだろう。よかった、よかった。
最後はやはりループ劇場も何とか勝利!
ところが喜ぶのはまだ早かった。12回裏、ネトがショートゴロを1塁へ悪送球して1点返されると、2死後9番タベラスにもライト前ヒットを打たれ、3点差ながら一発ホームランが出ると同点という局面を迎えてしまう。ネトは途中で良いプレーもあったがここで悪送球はダメだろう。猛省して欲しい。
テキサスはトップに返って今季9本塁打を打っているシミエンだ。やはりループはタダでは終わらない。1球投げるごとにまさかの同点本塁打が頭をよぎったが、何とか三振でゲームセット。大事な初戦で4点差を逆転しての会心のゲームとなった。今シーズンのベストゲームだろう。もちろんPlayer of The Gameは大谷だ。延長の再三のピンチを凌ぎきったバックマンがその次のヒーローだ。バックマンはメジャー初勝利。良い記念になっただろう。
テキサスは痛い敗戦だな。3回で5対1とリードした時はもう楽勝だと思ったに違いない。実際私も今日は相当苦しいと思った。それを見事な粘り腰でチーム全員で逆転勝ちしたのだから最高の試合だった。まだまだ首位テキサスまでは遠いが、こういう試合が増えるとエンゼルスファンが増えてくれるだろうし、チームにも勢いがつく。
絶不調のウォルシュをマイナーに落とすか?
エンゼルスではウォルシュが深刻だ。今日も3打数ノーヒットで21打数連続ノーヒット。三振かポップフライばかりで良い当たりが全く出ないのでこれ以上ベンチに置いておくわけにはいかないだろう。外野はトラウト、レンフローに加え、復調してきたウォード、飛ぶ鳥を落とす勢いのモニアック、マイナーで打ちまくるアデルと戦力過剰気味なのに内野、特に1塁手がいない。
そこでエンゼルスは一度は引退したものの、引退を撤回してマイナーで打ちまくっていたダニエル・マーフィー内野手と本日マイナー契約を結んだ。38歳という年齢は気になるがこれはウォルシュの不調が長引く事を想定しての保険と考えるべきだろう。もしかするとテキサスにいる間にもロースターの入れ替えがあるかもしれない。
これで明日の第2戦が楽しみになった。大谷のバットが再び火を噴くか?
あわせて読みたい記事
スポンサーリンク