プーホルス700号は大谷のせいで困難に?それとも大谷のおかげで達成?

アルバート、700号達成おめでとう!

アルバート・プーホルスがついに700号ホームランを達成した。あと2本に迫っていたドジャース戦で2打席連発を放ってあっさり達成した。

11年前エンゼルスがプーホルスを獲得した時、そのうち700号の大フィーバーをエンゼルスにもたらしてくれるんだろうと思っていた。ところがご存じのように10年契約の最終年にエンゼルスは彼をDFAしてチームを去ることになり、その時点では700号達成も絶望視されていた。

その700号をよりによってドジャースタジアムで打つとは何ともエンゼルスは運がない。あれほど大金を払ったのに、美味しい所はドジャース&カージナルスに持って行かれてしまったよ。ちなみに699号を打たれたのが元エンゼルスのアンドリュー・ヒーニーというのも何かの縁だろう。

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最強打者だった前期カージナルス時代

エンゼルスが獲得する前、セントルイス・カージナルスでデビューしたプーホルスは11年間で毎年ほぼ150試合以上に出場しつづけ、445本ものホームランを放ち(16.7打席に1本)、通算打率.328と現役最強の右打者の異名を欲しいままにしていた。

FAになる直前に出場した2011年ワールドシリーズの第3戦では3本のホームランを叩き込み、プーホルス健在を強くアピールしたものだ。

エンゼルスとしては10年も契約すれば軽く300本はホームランを打ってくれるだろうし、もしかしたら755号のハンク・アーロンを抜いて歴代最高の本塁打を打つかもしれないという期待もあった。

成績低下と故障に悩まされたエンゼルス時代

ところがエンゼルス移籍とともにプーホルスの成績は急降下。まず故障がちになり出場試合は平均で年120試合ほどまで落ち込み、毎年のようにオフに下半身の手術を受けていた。ホームランはトータルで222本しか打てず(22.8打席に1本)、平均打率も.256とカージナルス時代に比ぶべくもない。

一方で年俸はカージナルス時代は11年間トータルで116ミリオンほどだったのが、エンゼルスは10年で254ミリオンも支払った。ホームラン1本あたりに換算するとカージナルス時代の26万ドルに対し、エンゼルスは114万ドルも払っておりコスパの悪さと言ったらない。

700号に対する大谷の功罪

エンゼルスでの晩年は大谷がDHとして頭角を現してきたため、プーホルスは試合に出るには1塁守備につくしかなく、守備の負担がケガと一層の打撃成績低下につながったと考えるのが自然だろう。大谷の台頭がプーホルスの700号を遠ざけたと言っても過言ではない。

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プーホルスは2021年5月にドジャースに加わるとシーズン後にカージナルスに10年ぶりに復帰した。カージナルス復帰の決め手はナ・リーグでもDHが採用されたことが大きい。大谷が二刀流として大活躍したことで、メジャーにDHの柔軟な運用を後押しし、今年からナ・リーグでもDHとしての出場が可能となったのだ。もしDHがなかったらカージナルス復帰はなく、昨年で引退していたに違いない。そう考えるとプーホルスが700号を打てたのは大谷の貢献が大きかったと言うべきだろう。

なぜカージナルスでは再び打ち出したのか?

プーホルスは今年カージナルス復帰後101試合、328打席で21本の本塁打を放っている。これは15.6打席に1本で前期カージナルス時代を上回っている。打率も.265でエンゼルス時代(.256)より上だ。42歳になってからの確変は単にDH専任だからというだけでは説明がつかないほどの激変ぶりだ。その理由についてはプーホルスにしかわからないが、今のところ彼にとってはカージナルスが合っていたのだろうと言うしかない。彼はエンゼルスに来るべきではなかった。生涯をカージナルスで過ごしていたら本塁打のメジャー記録を打ち立てていただろう。

FA直前に大活躍したベテランを獲っては大失敗の繰り返し

それにしてもエンゼルスは本当にFA補強が下手くそだ。消える直前に燃え上がるロウソクの炎のように、ベテラン選手が最後に活躍したタイミングで大金で契約してしまう。プーホルスが筆頭だが、レンドーン、アップトン、ルクロイ、コザート、キンタナ・・・まさに枚挙にいとまがない。そのままエンゼルスで引退してしまうケースも多いが、他チームが格安で契約してから復活する選手もいる。エンゼルスファンとしては本当に地団駄を踏む思いだ。プーホルスを教訓に今後は賢い資金投下をお願いしたいものだ。

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