辛口寸評:大谷リアル二刀流の真価発揮で連敗脱出!(Game59)

大谷がリアル二刀流の威力を見せつけ、14連敗という長い長いトンネルをようやく抜けた。まさに今日は大谷の「一人野球」と言ってもよかったかもしれない。

それにしても今日のスタメンは酷い

大谷、スタッシ、ウォルシュ以外は強いチームならスタメンどころか、ベンチにも入れないレベルの選手が名を連ねている。大谷が打って守ってしか勝つ道はないだろうと思ったが、実際その通りになった。

スポンサーリンク

アデルの酷い走塁

連敗中は走塁ミス、捕球ミスなど次から次へとミスが出ているエンゼルスだが、今日は2回裏に早速あきれるようなアデルの走塁ミスが出た。

1死1、2塁で2塁ランナーのアデルはウェイドのライトフェンス直撃の当たりの判断を誤り、タッチアップを狙って2塁へバックして結局3塁止まり。なぜあれでホームへ帰って来られない?あの打球でタッチアップ一択ってどういう野球脳をしているんだろう?日本の高校生の方がよっぽど判断がいいよ。アデルのボーンヘッドは今に始まったことではないが、大阪桐蔭あたりに3年くらい野球留学した方がよいぞ。しかし身体能力はスゴイのにボーンヘッドが多い選手ってメジャーに限らずプロのスポーツ界に時々いるな。これは単にトレーニングが足りないのか、そういう性格で治ることはないのか・・・

アデルは守備でも特にポール際のクッションボールの処理が非常に悪い。いっそのことセンターを守らせた方がいいのではないか?下半身に不安のあるトラウトをレフトにコンバートして、アデルがセンター、ライトはマーシュでどうだろうか?いずれにせよウォードが戻ってきたらまたもやアデルの出番はなくなる。7月末までに何とかハクをつけさせてトレードチップとするのが現実味を帯びてきた。

巨艦主義に陥ったチームカルチャー

それにしてもエンゼルスは無死2塁から点を取るのが下手だ。今日は2回と7回に無死1,2塁で無得点。一昨日の延長戦も9回、10回といずれも無死2塁で点が入らなかった。連敗中そういうチャンスを何度潰しただろうか。マイナーレベルの選手が多いので簡単にヒットが打てないのは仕方がない。相手もピンチでは出力を上げてくる。ならばバントしたり、少なくとも1、2塁間へ進塁打を打ったりというProductive Out(価値ある凡打)をなぜ打とうとしないのか?ひたすら自由に打たせてヒットを期待する。監督が代わってもそこは全く同じだ。強いチームはヒットが出なくても得点を奪う能力が高いのだ。

エンゼルスも2010年頃まではスモールベースボールの申し子と言われ、そういったスキのない野球を得意としていた。ところがFAで大物野手を獲得するようになってからは次第に一発頼みの巨艦主義に陥り、チーム全体で効率よく得点を取るカルチャーがすっかり失われてしまった。このカルチャーを取り戻さない限りチームの復活はない。

スポンサーリンク

自らのバットで逆転を呼び込んだ大谷

5回表、スタッシのパスボールで1死3塁のピンチを迎えると、ボストンはきっちりセンターへ犠牲フライを打って先制点を上げた。連敗中は本当にミスが失点に直結する。しかしこの負の連鎖を断ち切ったのが大谷のバットだった。その裏、ポテンヒットのラガレスを1塁に置いて大谷は外角高めのストレートをセンター左に完璧に打ち返した。絶好調時に何本もホームランを打ち込んだ場所、まさに大谷ゾーンへ会心の逆転ツーランを叩き込んだ。冷静な大谷が珍しくベースランニング中に3度もガッツポーズを見せた。

Embed from Getty Images

沢村くん、ありがとう!

ポイントとなったのが6回裏に沢村が浴びたベラスケスのスリーランだ。この回無死1、2塁からリリーフした沢村はスプリットの切れ味が良く、メイフィールド、ウェイドをあっさりと打ち取り、ベラスケスもスプリット2球で簡単に追い込んだ。ベラスケスは直近22打数連続ノーヒット、5月28日の第2打席から34打数1安打と絶望的に打てていなかった。沢村の投じた2球のスプリットに対してもバットとボールが相当離れており、多くの人が「あ~、こりゃダメだ」と思ったはずだ。

ところが沢村の次の球は真ん中のストレート。フリースインガーのベラスケスは迷うことなくフルスイングするとバットにボールが当たった!ホームランを確信したベラスケスはベンチに向かってニヤリ。沢村は14連敗中のエンゼルスを憐れんだのか、ここしかバットに当たらないという所に投げてくれたのだ。エンゼルスファンとしては礼を言うしかない。

Embed from Getty Images

ブルペンの起用法が変わった

マドン前監督とネビン監督では投手交代のタイミングが一番変わったところだ。今のところネビンはリリーフ投手は回の頭から登板させている。回の途中でランナーを背負わせた状態や回またぎでの起用が頻発したマドン采配はブルペンへの負荷が高かった。元々層の厚くないブルペンは4月からフル稼働で加速度的に疲弊していった。例えて言うと1万メートル走で1周目からスパートさせたようなもので、レース全体の戦略やペース配分まで気を回す余裕がなかったのがマドンで、それが彼の限界だったように思う。

それでも8回に登板したテペラはお約束のように1点取られた。ベラスケスの3ランがなければここで大谷の勝ちは消えていたし、延長に持ち込まれていたら敗れた公算のほうが高かっただろう。

今後の大谷の起用はどうなる?

大谷は10試合ぶりのホームランだったが、昨年の絶好調時に比べると空振りが多いし、高めの速球の後に低めの変化球で注文通りに打ち取られている打席も多い。本人がどんなに出場を希望したとしても疲労は溜まっていくだろうし、あまり結果も出ていない以上、今後は多少の休養は挟んだほうがチームにも本人にも良いと思う。

本日のメッツとの第1戦、もしトラウトがDHで出場可能ならは大谷は代打待機でいいと思う。やはり登板翌日は休ませたほうが良いに決まっている。その代わり登板したら、今日は100球だったが110球は投げて欲しいと思う。ブルペンの手薄なエンゼルスが勝ちを重ねていくにはもう少し先発投手が踏ん張る必要があるからだ。他チームよりも1日休養の多いエンゼルスの6人ローテーションならあながち無理な注文とは思わない。

スポンサーリンク

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です