辛口寸評:レイズの上手さにやられた(Game33)

トラウトのスタメン落ち

長かった20連戦の最終戦。エンゼルスの先発は大谷。しかしトラウトを休養でスタメンから外した。大谷先発時にトラウトがスタメンから外れるのは3度目。ネットではこのマドン采配に「明日は休養日なのに何故トラウトを外すのか」と非難囂々だ。しかし今日は午後4時開始のデーゲーム。デーゲームだといつもより早く準備をしなくてはならず選手にとっては負担が大きいから外したのだろう。移動日の前の試合はデーゲームにするのがメジャーの慣例になっており、木曜や日曜はデーゲームが多くなる。たまたま大谷が投げる日がデーゲームが多いからこうなってしまった。

昨年トラウトが負ったふくらはぎのケガは通常のプレー中で起きたケガで加齢から来るものと考えるのが普通だ。エンゼルスにとって最悪なシナリオはトラウトの長期離脱なので再び同じ箇所を痛めないように細心の注意を払ってプレーさせているのだろう。そう考えると欠場はやむを得ない。

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それでも今日は大谷を投手専業にしてトラウトをDHで使うという手はあったかもしれない。現時点では大谷よりもトラウトの方が打撃は期待できる。

ウォードもおらずスタメンにレンフィーフォ、ホワイトフィールド、メイフィールド、ロマインと見慣れない顔が並ぶと選手層の薄さを感じざるを得ない。5月3日にマイナーに落としたアデルを呼び戻したいところだが、一度マイナーに落とすとダブルヘッダーの試合を除き、10日間はRecall(呼び戻し)は出来ない(投手や二刀流選手は15日間)。日本のプロ野球ならばどうせ給料を払う義務があるのならアップトンをクビにせず二軍に落としておいてこういう時に上げれば良いが、メジャーではシステム上アップトンのようなベテラン選手はケガでもしない限りマイナーに落とせないのでクビにせざるを得なかった。本当にメジャーは選手のやりくりが大変だ。

粘投の大谷

前回登板のレッドソックス戦があまりにも鮮烈だったので今日の大谷はやや平凡な出来に見えた。制球も球のキレも今ひとつで、なかなか三振が奪えず何とかアウトを積み重ねていく。2回には抜けたスプリットをキアマイヤーにライトスタンドに運ばれて先制された。

一方のレイズ先発のマクラナハンは絶好調。エンゼルスはランナーがなかなか出ずに反撃のきっかけがつかめない。やはりトラウト、ウォードの二人がいないのは大きい。こういう時こそ打って欲しいレンドーンは今日も沈黙して打率は2割を切った。もう打順を4番から6番くらいに落とした方がいいが、そうなるとメンタルが下がってますます浮上のきっかけを失ってしまうのも困るしな・・・

大谷は6回を92球、被安打2、四球2、自責点1で投げきった。調子が悪いながらも最少失点で役目を果たしたところに大きな成長を感じた。完全にエンゼルスのエースだ。

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盤石だったテペラ、ループが打たれた

エンゼルスは8回表からテペラをマウンドに。しかし先頭のウォールズがヒットで出ると二盗を決められ、送りバントの後ショートゴロで1点をもぎ取った。大事なところで盗塁を決め、確実にバントで送り、ショートゴロの時の本塁突入のスタートも素晴らしかった。結果論だがこの1点がなければエンゼルスは勝っていた。地味なプレーをミスなく積み重ね、ヒット1本で1点を取るレイズのスキのなさをエンゼルスも見習って欲しい。

ウォードここで打つ!?ヤバすぎるよ!

2点を追うエンゼルスは8回裏ヒットのメイフィールドを1塁に置いて代打ウォード。ふとももの張りで休んでいたがようやく復帰だ。そのウォードがレフトポール際へライナーで同点ツーランを叩き込んだ。まさかこの大事な場面でホームランを打つ?スゴすぎるよ。ファールになってしまうコースだったが、実に上手く身体を回してフェアグラウンド内に打球を残した。ほんの一月前までは全くノーマークの選手がここまで一気に覚醒したことにも驚く。

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ループが打たれ延長で敗れる

延長はランナー2塁からのタイブレーク。エンゼルスはループを送ったが初球をブルーハンにタイムリーを打たれた。さらに1点を追加されてここで勝負あり。開幕から安定していたループとテペラの二人が今日の誤算。イグレシアスの前の二人の安定感が今年のエンゼルスの強さだった。9回を投げたイグレシアスも万全という感じではなかった。ブルペンに疲労も出てくる頃だ。トラウト同様に起用には細心の注意が必要だろう。

20連戦を13勝7敗で締めくくった

今季最長の20連戦を13勝7敗と素晴らしい成績で乗り切った。この間の投手陣、特に先発投手陣の安定がその原動力だろう。大谷、シンダーガード、サンドバルらは安定感が抜群で今後も大きな連敗を喫する可能性は低い。むしろ心配なのは打線だ。今のところメジャーでもトップの総得点、OPS、本塁打数、WARで来ているが、選手層が薄いだけに主力が欠ければ一気に得点力不足に陥る可能性がある。それだけに選手起用は一層の注意深さが必要となるだろう。

今年は労使紛争の影響で開幕が1週間ほど遅れたため休養日が少なくダブルヘッダーや連戦が多い。いつもの年以上に疲労の管理が大事になる。幸いエンゼルスはここまで中止の試合はなく順調にスケジュールを消化できている。春先の悪天候で中止が増えている東海岸のチームはこれから一層厳しいスケジュールを強いられる。

2位のアストロズは昨日の試合はSuspendedになったが3回終了で5-1とリード。再開後このまま勝ち切る可能性が高く実質9連勝だ。5月に入ってからは3点取られた試合が1試合あるだけで、あとの9試合は完封4度を含む全て2失点以下と投手陣の安定感がハンパない。完全に首位エンゼルスを視界に捉えている。

幸いエンゼルスは明日からはアスレチックス、レンジャース、アスレチックス、レンジャースと西地区で低迷する2チームと11試合続けて試合が組まれている。ここで大きく貯金を作りたいところだ。

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2件のコメント

  1. MLBの記事に『今シーズン100勝できそうな球団』の一つにエンゼルスが候補として挙げられました。
    PS候補どころか球団記録を超えてほしいですね。

  2. 毎日成績表を見るのが楽しくなりました。アストロズ負けて欲しいです。

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