観戦記:土壇場で大谷34号もシアトルに負け越しで再び崖っぷち(大谷34号動画あり)

先発のサンドバルはこのところ安定していたが、今日は打球の直撃もあってか立ち上がりからボール球が多かった。初回四球と内野安打でピンチを招くと、次打者に一塁ゴロを打たせたものの、これをファーストのウォルシュが走り込んだサンドバルに悪送球でやらずもがなの2点を献上してしまう。よく見るとこのプレー、捕球したウォルシュもマウンドからダッシュしたサンドバルも1歩目にバランスを崩していて送球に余裕がなかったことがエラーにつながっている。

ナンバーワンのプロスペクトのマーシュが昇格

エンゼルスはこの日、マイナーでナンバーワンのプロスペクト、ブランドン・マーシュ外野手(23歳)をメジャーに初昇格させ、いきなり7番センターで起用した。身長193センチ(大谷と同じ)で左打ちのマーシュは高校時代にアメフトのオフェンスWR(ワイドレシーバー)を務めていたこともあって走力などの身体能力は高い。広い守備範囲を持ち、あとはバッティングだ。今日は4打数ノーヒット、2三振とメジャーの洗礼を浴びたが、トラウトの故障が長引き、外野のやりくりも厳しくなっている中、エンゼルスの起爆剤となってくれることを祈っている。

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フレッチャーの連続試合安打記録もストップ

ここまで26試合連続ヒットだったフレッチャーは今日は5打数ノーヒットに終わり、記録はついえた。今日は珍しく三振も二つ。なかなかバットに当たらなかった。相手の投手を褒めるしかない。しかしメジャー記録のジョー・ディマジオが1941年に記録した「56試合連続安打」は改めてとんでもない記録と思う。ちなみにディマジオは記録がストップした次の試合からさらに16試合連続ヒットを打ったという。

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鮮やかな大谷の34号

その後、サンドバルはソロとスリーランを被弾して5回6失点と完全にマリナーズに試合の主導権を握られた。5点を追いかける9回2死に打席が回ってきた大谷が内角低めの球を巧みにすくい上げ、34号ツーランホームラン。ヒザ元の難しいボールだが、大きな身体をうまくかがめて、柔らかく打ち返した。打球音、打球スピード、上がった角度からボールの行き先を見なくてもホームランとわかる鮮やかな一発。敵味方問わず、今日一日の打球で最も強烈で綺麗な弾道だった。

大谷34号ツーラン・ホームラン(打ってからベース一周まで)

 

大谷の土壇場の一発で観客は大いに溜飲を下げたが、時すでに遅し。この3連戦も1勝2敗と負け越し再び勝率は5割に逆戻りだ。

結局オールスターを挟んで目下の敵マリナーズとの6連戦を2勝4敗と負け越した。
総得点ではエンゼルス28に対してマリナーズ27点、本塁打数7本対6本なのに惨敗だ。よく見てみるとエンゼルスは7本塁打だがソロが5本もあり9点しか奪えていないのに、マリナーズは6本塁打だが満塁ホームラン1本、3ラン2本など15点も奪っている。
つまりエンゼルスの投手陣はランナーをためたところで手痛い一発を食らっているのに対して、マリナーズの投手陣は抑えるべきところはキチンと抑えてダメージを最小限に止めているということだ。やはり投手力の差が現在の順位に如実に現れている。

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厳しさを増すプレーオフ進出

残り試合が少なくなる中、プレーオフ進出はどんどん厳しくなってきた。西地区の首位アストロズと9ゲーム差となり優勝はほとんど絶望。ワイルドカード争いも対象チームのアスレチックスまで5.5ゲーム。もうかなり危ういところまで来ている。トラウトやレンドーンの離脱、キンタナ、バンディ、ヒーニーと不振を極める先発陣にあってかろうじてぶら下がっているのは大谷のおかげと言ってもいい。

今日からのアスレチックス3連戦は勝ち越しが絶対条件だ。そのためにも初戦に先発する大谷のナイスピッチングが求められる。大谷への負担は重くなるばかりだが、がんばってもらいたい。

至近距離(5m)!9回大谷のネクストバッターズサークルでの準備

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