辛口寸評:大谷の1発をまたもやムダ打ちにしたダメダメリリーフ

苦しい試合を連続でものにして連勝。何とかこの流れで連勝を続け5割復帰を目指したい試合だ。

またもや先発大量失点!もうこんなシーン見たくないよ

しかし先発のヒーニーは今日は黒ヒーニーの日だった。1回の表にいきなりホセ・ラミレスにツーランを喰らう。

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さらに四球とツーベースでピンチは続き1死2、3塁。ここでハロルド・ラミレスをセカンドゴロに打ち取ったがこれを二塁手ゴスリンがお手玉で3塁ランナーがホームイン。しかもゴスリンはランナーの動きを確認せず定型通りにセカンド送球。これを見た2塁ランナーまでが一気に生還してしまった。セカンドゴロで2点入ったインディアンスは笑いが止まらないな。

さらに安打の後パスボールでまたもや2、3塁。ここで犠牲フライを打たれてヒーニーは5失点目を喫した。初回から4安打1四球、1エラー、1パスボール、1ボーンヘッドで5失点を献上した黒ヒーニー。トラウトもいないエンゼルスには大きすぎるハンディだ。

大谷、メジャー単独トップを守る14号ソロ!

1回裏、暗雲漂うエンゼルスベンチに喝を入れたのが大谷だった。外角寄りの速球を一閃すると打球はピンポン球のようにセンターバックスクリーンまで飛んで行った。3戦連発の14号本塁打。本当に大谷のスイングはきれいだ。ほれぼれする。ランナーがおらずソロなのがもったいない。これで2位に2本差をつけて本塁打メジャー単独トップをキープだ。すごいとしか言い様がない。(一方で2本差を「独走」と表現する日本のメディアの浅はかさにはあきれる。2本差なんて1日で並ばれちゃう差だよ)

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おそらく今年で見納めのヒーニー

ヒーニーは4回、先頭打者に四球を出したところで降板。防御率は5.31まで跳ね上がった。ヒーニーはエンゼルス8年目だが、過去6年間一度も防御率が4点を切ったことがない。毎年打たれたり抑えたりを繰り返す投手で、試合を作るよりぶっ壊す方が多かった印象だ。6月で30歳になるヒーニーは今オフにFAとなる。残念ながら再契約は見送られるだろう。年俸の多寡によらずこの程度の投手がローテの中心に座っているようでは再建など遠ざかる一方だ。もしエンゼルスが早々と優勝争いから脱落するようなら7月末のフラッグシップディールで放出した方がいいだろう。

拙攻でチャンスを潰すエンゼルス

エンゼルスは代わったバリアが好投を続ける間に反撃に転じる。4回裏、大谷、レンドーンの連打でチャンスを作ると、アップトンがライトへ会心のスリーラン。1点差まで追いついた!

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5回裏、先頭ロハスがツーベースで絶好の同点チャンス。ところがここで9番ビュテラが送りバント失敗で結局この回無得点。ビュテラなんて打率 .100しかないんだから、送りバントくらいキチンと決めろよ。1回にパスボールして追加点を演出したのもビュテラ。ある意味今日の戦犯だ。

6回裏にはヒットで出たアップトンが盗塁を試みるも打者ゴスリンは三振で最悪の三振ゲッツー。エラーにボーンヘッドはするし、肝心なところで空振り三振だしゴスリンも戦犯の一人。これがヒットエンドランだったのかはわからないがバットに当てることもできない打者の時に大して足の速くないアップトンを走らせる采配もどうなんだ?

同点に追いついたが、またしてもブルペン打たれる

拙攻の続くエンゼルスだが、7回裏先頭のイグレシアスがレフトへ起死回生の同点ソロ。ついに5点差を追いついた。問題はここからである。同点に追いついた直後とか、代わった投手がすぐに決勝点を献上するケースが非常に多いからだ。代わったクラウディオは簡単に二死を取ったが、予想に違わず7番ネイラーに右越えに一発をくらう。まさかここまで律儀に負けパターンを繰り返さなくてもいいものを・・・・

投弱チームに不要な認定ホームランライン

このホームランはフェンス直撃だったが3年前に新たに引かれたライトのホームランラインをすぐ超えての認定ホームランだった。

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私も当時はフェンスの高いライトと低いレフトでは不公平に思えたので、このライン新設は悪いとは思わなかった。しかし投弱が続くエンゼルスがスタジアムを打者有利に改造してどうなのよ。エンゼルスには左の長距離打者は大谷しかいないし、その大谷はホームランラインなんか問題にしない。全く相手チームを有利にするだけの改悪だ。それがモロ今日出てしまった。どうせ打者好きオーナーの鶴の一声で決まった改造だろう。

参考投稿: エンゼルスタジアムのライトフェンスが低くなる(2018年2月21日)

結局エンゼルスはイグレシアスのホームランの後は最後まで無安打に封じられ5対6で敗れた。先発が大量点を献上し、打撃陣が奮起して追いつくも、最後はリリーフが一発を食らって逃げ切られる。まさに判で押したような負けパターンだ。

攻撃陣もトラウトが長期離脱となり、ラインアップにはウォード、ロハス、ビュテラと1割打者を3人も名を連ねる。そこにエラーやまずい攻撃も加わっては勝てるはずもない。首位アスレチックスは今日も1点差で逆転勝利。その差は7ゲームにまで広がってしまった。今週金曜日からのアスレチックス3連戦で負け越すようなことがあると早くもシーズン終了になりかねない。正念場である。

今日の先発は大谷だ。頼むぞ、大谷!会心のピッチングを見せてくれ!

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2件のコメント

  1. エンゼルス中継時に、いつも読ませていただきながら楽しませてもらってます。大量のデータに基づく考察と叱咤激励、納得したり溜飲を下げたりして、エンゼルスにわかファンにはなくてはならないブログです。
    昨日のクラウディオに続き、今日もワトソンがあっさり決勝点で腹が立ったので勝手にすいませんが、こちらのブログ記事をTwitterに転載させていただきました。

    1. hidewan4さん、コメントありがとうございます。励みになります。
      トラウトが離脱し、チームは相変わらずの低空飛行で大谷選手の活躍以外見るべきものがなくなりつつあり、非常にフラストレーションがたまりますね。
      名将の誉れ高いマドン監督の采配も最近は?なことも増えてきています。
      今後もよろしくお願いします。

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