エンゼルス激震:プーホルスを戦力外に!(その2)

アルバート・プーホルスがDFAされた経緯が明らかに

ミナシアンGMらのオンライン会見では、大谷、ウォルシュらの台頭で今後はプーホルスに十分な出場機会を提供できないと判断し、それを本人に伝えた。代打や不定期の先発出場機会しか得られないことはプーホルスにとっては受け入れがたいことで、話し合いの結果エンゼルスはプーホルスをDFAとし、プーホルスはFAとなって出場機会をもっと与えてくれるチームを探すことになった、という説明だった。

まだプーホルス側からのコメントが出ていないため、エンゼルス側の説明が100%正しいのか判断できかねるが、とりあえずカージナルスを出て行った時のようなケンカ別れではなかったようだ。

先伸ばしにされた決断

プーホルスの成績低下は5年程前からすでに顕著になって来ていたが、マイク・ソーシア前々監督はプーホルスをレギュラーから外し、出場機会を他の若手へ委譲していくことには手を着けられなかった。私はソーシアが退任しブラッド・オースマス前監督が後を継いだ時に、今こそオースマスがプーホルスの首に鈴を付けるべきと思った。ところがオースマスはベテラン起用を続け、打てなくともプーホルスの出場機会は確保され続けた。私からすればエンゼルス再生のためには今回のDFAの措置は2年は遅い。

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今後はどうなる?

今後もしどこかの球団がプーホルスを獲得しようと思えばメジャー最低年俸だけを払えばよく、金銭的なリスクはほとんどない。しかし今期のプーホルスはホームランは5本打っているが、打率2割、足が極端に遅く、ダブルプレーも多い。一塁守備にも衰えが見られ、基本的にはDHである。しかも本人の希望で毎日先発で試合に使うことが条件だ。そんなチームがあるとは思えないが・・・

もしプーホルスがエンゼルスで代打専門のようなポジションを受け入れたのなら、少なくとも今シーズン中はバッターボックスに立つ機会は得られた。しかしそれを拒絶した以上もし獲得に動くチームが現れなかったら、プーホルスの現役生活は唐突に終わりを告げることになる。代打専任ならば受け入れるチームもあるかもしれないが、そんなチームと契約したら何のためにエンゼルスを出たのかわからない。

エンゼルスによると今回の措置についてはプーホルス側とは2週間にわたって話し合いを続けてきたそうなのでプーホルスの代理人はすでにいろいろな球団に打診しているに違いない。もしかしたら獲得意思を表明しているチームがあるからプーホルスもエンゼルスのDFAを受け入れたとも考えられる。ヤンキースとか優勝を狙えるチームに唐突に移籍したりして・・・

プーホルスがカージナルスを退団した時のこと

ちなみに2011年、秋にFAを控えたプーホルスはカージナルス残留を本線と考えていた。しかし契約延長交渉は契約期間でまとまらず、最終的に10年契約で全チームトレード拒否権付きのオファーを出したエンゼルスと合意した。プーホルス本人は金額よりも契約年数やトレードされるリスクがない契約を望んだだけだったが、遺留に失敗したカージナルス首脳はプーホルスが金銭でゴネて出ていったんだとメディア工作を行ったと言われている。

そのため「チームよりも金を取った」とファンからは激しくバッシングされ、ネットでのディスりやグッズ不買運動などが巻き起こった。当時のプーホルスはカージナルスにとってチームの象徴であり、しかもエンゼルスとは生涯契約のような長期契約だったため、まるでプーホルスが「一生をエンゼルスに捧げます」と言って出て行ったかのようで、長年応援してきたファンはプーホルスから見捨てられたような気分を味わったのだ。セントルイスはLAやニューヨークなどと比べるとかなり小さな街なので、ファンの声やバッシングは直接本人に届きやすくプーホルスは精神的にかなり追い詰められたという。

エンゼルスファンに例えればもしトラウトがチームを出ていってしまったら、きっと「可愛さ余って憎さ百倍」的な感情になったとしても不思議ではない。

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そう言えばNBAのスーパースター、レブロン・ジェームズが「The Decision」と名打って新人時代から過ごした故郷に近いクリーブランド・キャバリアーズから、優勝を狙えるマイアミ・ヒートへ出て行った時もすさまじいバッシングがあったが、プーホルスのバッシングもそれに近いものがあった。

2019年のセントルイス凱旋時は大歓声

2019年5月、7年の時を経てインターリーグのカージナルス対エンゼルスの試合で、プーホルスは移籍後初めてカージナルスの本拠地ブッシュスタジアムでプレーした。その時のプーホルスは満員の観客からスタンディングオベーションで迎えられた。移籍時のバッシングを知っている者にはある種感慨深いものがあった。

しかしなぜあれほどバッシングした選手をスタンディングオベーションで迎えたかを考えると、プーホルスがエンゼルス移籍後は成績を落としっぱなしだった事が大きい。カージナルスファンからしてみれば「エンゼルスに行かなければこんなことにならなかったかもしれないのに!」という現実的な感想があるからだろう。結果だけ見るとエンゼルスはあまりにも見事なタイミングでババを掴まされてしまった。

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1件のコメント

  1. ついにプーホルス選手が(レイズからDFAを受けた筒香選手と共に)ドジャースに移籍と報道で出ました。
    ドジャースとは8月のフリーウェーシリーズでアゥエー側で対戦しますが、
    両名とも大谷の登板日にスタメンとして、または代打として打席に立つことを楽しみにしています。

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