観戦記:メジャー史上でも歴史的な大谷のリアル二刀流ゲーム!

100マイルの球を連発してなで切りにされた投手に、今度は頭上を遙かに超えていく特大ホームランを打たれる。ホワイトソックスの選手やコーチはみな「この化け物がっ・・・」と唇をかんだに違いない。なんとも痛快だ!

1年半ぶりの観戦

管理人もスタンドで観戦。エンゼルスの試合を見るのは実に1年半ぶりだ。

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コロナで入場制限がかかっているため満員からはほど遠かったが、今日の観客には生涯忘れられない試合となっただろう。何十年後かに振り返って「東洋の日本から来たオータニというとんでもないベースボール・プレーヤーがいて、打っても投げてもスーパーマンのような活躍をした試合だったんだ」と。

ホワイトソックスとの4連戦の最終試合。ここまで2勝1敗とエンゼルスがリード。ホワイトソックスとしては何としても勝利を挙げて5割に戻したいゲームだ。1勝3敗と2勝2敗では天と地ほど違うからね。

ついにリアル二刀流がメジャーで実現!

そしてこの試合マドン監督はDH解除を選択し、大谷がマウンドに上がりながら上位打線を打つという待望のリアル二刀流を見せてくれた。DH解除は大きなリスクを伴う。もし投手として早々と降板すれば、同時に攻撃の選手も失うことになるからだ(途中からまたDH採用に戻せればいいのにな~)。

投手大谷は立ち上がりから100マイルを連発し、ホワイトソックス打線を抑え込んでいく。
そして打者大谷は1回裏、初球を強振すると右中間スタンド中段に飛び込む完璧なホームランで自ら先制点を叩き出した。

ホームラン直後のスタジアム(管理人撮影)

もう言葉がない。これほどすごい選手が日本から来た若者とは!多くのメジャーリーガーが大谷のことを「クレージー」「あり得ない」「バケモノ」と言うのも納得だ。

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全米中継で解説を務めたA-Rodは「マツイとタナカが同居している」とつぶやいたそうだ。

打者大谷については言うことはない。第2打席のセンターライナーも完璧な当りで(私には第1打席のホームランよりも打球速度は速いように思えた)あと2、3度角度がついていれば文句なくバックスクリーンを超えて行ったはずだ。

大谷第2打席のセンターライナー(管理人撮影)

投手大谷の生命線
投手大谷に関しては今日はボール球が多すぎた。最初に追い込んでしまえばあとはスプリットやスライダーで面白いように三振が取れるはずだ。逆にボールが先行するとバッターもスプリットを振ってくれなくなる。投手大谷の生命線はストライク先行でバッターを追い込んでいけるかどうかだろう。

5回はあとアウト一つ、ストライク一つで勝利投手というところまで来たが、最後に三振を取った球をスタッシが後逸。振り逃げと悪送球が重なって2点を失った。しかもホームでベースカバーに入った大谷とランナーが交錯し、大谷はグラウンドに倒れ込んだ。その瞬間、私は背筋が凍った。まさかアキレス腱断裂とかでまた1年も2年もプレーできないなんてことはないだろうな・・・・

幸い大谷は自分の足でベンチに下がった。交錯したホセ・アブレイユはスライディングの瞬間、大谷の足を負傷させないように微妙にスパイクの角度を変えた紳士的な選手だった。足は絡まったがアブレイユの体がクッションになって地面に叩きつけられることもなかった。9回ウォルシュのサヨナラホームランが出た時、大谷もセレブレーションの輪の中にいた。球団発表によると大谷のケガは軽傷で、明日の試合も代打くらいでは出られそうとのこと。本当にホッとした。

いずれにせよホワイトソックスの強力打線から7奪三振は素晴らしい。肘を気にすることなく全力で投げられていたし、勝利投手に手は届かなかったが今後は大いに期待できる。

辛口寸評

エンゼルスは9回に追いつかれたが、その裏ウォルシュのスリーランが飛び出してサヨナラ勝ちを収めた。歴史的な大谷のリアル二刀流の試合を勝利で締めくくれた良かった。

オフェンス

絶好調のウォルシュ
ウォルシュの勢いが止まらない。昨日の試合も2本の同点タイムリーを放つなど勝利の立役者となったが、今日も勝ち越しのソロ、そして9回裏のサヨナラスリーラン。エンゼルス打線でもっとも好調といえるだろう。プーホルスを完全に代打に追いやることができるだろうか?

ディフェンス

ライセル・イグレシアスはどうよ?
4連戦で3回登板したクローザー役のイグレシアス。しかし良かったのは初戦だけで、第2戦は9回にホームランを浴び、第4戦は9回表、死球で出した走者を自らの3塁大暴投で同点を献上、セーブを吹き飛ばしてしまった。レッズがその後クビにしたノエ・ラミレスとのトレードで放出したくらいなので、ピークは過ぎたと認識していたのかもしれない。これ以上セーブ失敗が続くといきなりクローザー不在になってしまう。

相手のホワイトソックスもブルペンは大変だ。エンゼルスに3敗したわけだが、いずれも8-9回に逆転や勝ち越しを許しての敗戦である。セットアッパーとクローザーがしっかりしていればホワイトソックスの4連勝もありえた内容だった。4試合で8回と9回にトータル10失点では名将トニー・ラ・ルーサも開幕早々頭が痛いだろう。それはマドン監督も同じなので敵チームながら同情してしまうよ。

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