MLBサイト「ヤツは変態だ!(ブレーク・スネル)」

ついに大谷選手のリアル二刀流がメジャーでも実現した。オープン戦とは言え歴史的な快挙だ。今日のサンディエゴ・パドレスとの試合、大谷は先発投手として打順1番に入った。

いきなりサイヤング賞のブレーク・スネルからレフト前ヒットを放って好調さを印象づける。高目の速球を力負けせず振り切ると打球はレフト前に到達した。スイング後にヘルメットが脱げたのが印象的だった。

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そしてマウンドに上がると今度は自己最速の101.9マイル(164km)の剛速球をパドレスのヤングスター、タティス・Jrに投げ込み、敵味方とも唖然とさせた。

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結局今日の大谷は打者としては2打数2安打1四球で、通算打率.636、OPS 1.836。投手としては4回被安打2、与四球2、失点1。とにかくすごみすら感じさせる素晴らしい出来だった。投打とも順調に調整できている。それどころか今年の大谷はとんでもない記録を打ち立ててくれそうな気がして仕方がない。開幕が待ち遠しい。

MLBのサイトも早速今日の試合の大谷のプレーぶりについて詳報を載せている。相手先発のブレーク・スネルの「ヤツは変態だ!」というコメントが全てを物語っている。日本語訳を紹介したい。

ちなみにFreakを「変態」と訳したが、元々はキモい人、オタク、異常な人、変人と言ったややネガティブなニュアンスを持ったラフな口語である。転じて大谷選手のようにスポーツなどですごい才能を持った人を賞賛する時に転用されるようになった。「変態」がおかしければ、「常人離れしている」「異常だ」「化け物」くらいの訳の方がいいかもしれない。


Double-duty Ohtani wows: ‘Dude’s a freak’

二刀流大谷が沸かせる:「ヤツは変態だ」

二刀流スターのショーヘイ・オータニは野球のことなら何でも出来ることを証明しつつある。なぜなら彼は今完全に健康体だからだ。

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日曜日のパドレスとの試合、エンゼルスは1-4で敗れたが、オータニはまたしても周囲を唖然とさせた。一番バッターとして2打数2安打1四球、同時に4イニングを安定して投げ、5奪三振、速球は101.9マイル(164km)を計測した。キャンプでオータニは打率.636(22打数14安打)と信じられない打撃を見せており、チームトップの4ホームランを放っている。一方マウンドではレギュラーで固めたサンディエゴのラインアップに立ちはだかった。

オータニ
「自分が出来ることを見せられてエキサイトしています。これをするために2018年にメジャーに来たのです。ここ2年間はケガが続き、多くの人をガッカリさせていました。今年は自分が出来ることをみんなに見せられそうなので自分も楽しみにしています」

Trackmanのデータではオータニの球速は101.9マイル(164km)を記録した。

アウェイの試合だったので、オータニは投げる前に打席に立ち、2018年アメリカンリーグのサイ・ヤング賞投手ブレーク・スネルからいきなりレフト前ヒットを放って試合は始まった。マウンド上ではいきなりライト線の3塁打をブライアン・オグラディから打たれたが、その後の3人はぴっちり抑えた。

オータニの最高の勝負は次世代のスーパースター、フェルナンド・タティスJrとの対戦だった。1回にはフルカウントからスプリッターで三振に取ったが、2回にはランナーを2人置いて再度対戦した。オータニは奮い立って101.9マイルの球を投げ、その後ショートへのポップフライに打ち取った。今日の球速は95-101マイルを叩き出し、レギュラーのウィル・メイヤーズとジュリクソン・プロファーを三振に切って取った。

スネル
「あの男は変態だ(The dude’s a freak)。100マイルの球を投げて、打撃も出来て、逆方向へ打つのも上手い。投打両方でスゴいプレーヤーだなんて、それがどれほど難しいことか。正気の沙汰じゃない。投げて打って、そのどっもやろうなんて、そしてそれがどっちもエリートレベルだなんてあまりにも衝撃的だ。彼が試合でどれほどのことをやってのけるのか誰もが見てみたいだろう」

オータニは付け加えて、2度出塁したがそれで疲労が増したと言うことはなかったとのこと。5回にはオーバーランして2塁でアウトになってしまったが、レギュラーシーズンでもリアル二刀流で出たがっている。

オータニ
「シーズン中でも今日のような形で試合に出たいです。自分で得点を叩き出せばマウンドもっとアグレッシブになって自信も増すと思います」

オータニにとっても先発する試合で1番バッターを打つというのは珍しいことだが、日本では日ハム時代の2016年7月3日にやったことがある。ソフトバンクとのその試合でオータニはホームランを打ち8回を無失点に抑えた。

レギュラーシーズンでも同じようにリアル二刀流ができるのなら、それはエンゼルスにとってオータニをもっとアグレッシブに使える新しいプランになる。オータニは休養を考えてここ3日試合に出ていなかったが、今日の試合は打線にも加わりたがった。エンゼルスはDHとして出場可能な時だけそれを許している。

エンゼルスのジョー・マドン監督
「最後の瞬間、彼の気持ちをはねつけるつもりはなかった。彼についてはずっと話してきたように事前に彼がどのように考え、どう感じているかを知りたかった。リアル二刀流については十分に話し合いたかったし、そして実際に話し合った。今日のこの瞬間まで十分に準備してきた。投球についてオータニはいいフィーリングだったようだし、もちろんスイングもね。それを試したいし今後どうなるかも見てみたい」

レギュラーシーズンで先発投手が1番バッターを打ったことはほとんどない。1番打者を打って2イニング以上投げたのは、NYジャイアンツのジム・ジョーンズが1901年9月30日のダブルヘッダーの2試合目が最後だ(ジョーンズは5イニングを投げきり敗戦投手となり、打っては4打数0ヒットだった)。

それ以来、1番打者としてマウンドに上がった選手はわずか2人:ジャイアンツのアル・ダーク(1953年9月27日)とツインズのシーザー・トバール(1968年9月22日)。しかし2人とも基本は野手でキャリアで投手として投げたのは一度きりだ。トバールはそのA’sとの試合で9つ全てのポジションに付いている。

マドン監督
「これは異例なことじゃない。ピッチャーも長年試合で打席に立っているし、今年もそうなるだろう。リアル二刀流との違いはピッチャーがまず最初に打つことだ。これは異例の事態だがただそれだけのことだ。もしオータニがナ・リーグの選手だったなら、投げない試合はどこかのポジションについてプレイしていただろう」

DHありの試合で投手が打席に立ったのは2016年6月30日の試合で、ジャイアンツの左腕マジソン・バムガーナーがA’sとのインターリーグの試合で出て4打数1安打だったことがある。2009年にはレイズのアンディ・ソーナンスタインがラインナップカードの間違いにより3番を打ったことがある。それ以外でDH制で投手が打ったのは1976年のケン・ブレットまで遡る。

メジャーの公式戦でオータニが1番を打ったことは一度だけある。2020年9月2日のパドレス戦で、2打数ノーヒット、2四球、1得点、1三振で、1-4でチームは敗れた。

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