OC Register誌「オータニ、2年契約で合意し調停回避」

大谷選手が公聴会での年俸調停を回避して、エンゼルスと2年8.5ミリオンで契約した。まあ妥当な結論で、当サイトで予想していた通りだった。

大谷選手の年俸調停について

年俸調停にもつれ込んだことで、日本では大谷非難の声が高まっていたらしい。金に汚いとか野球に集中しろとか・・・見当外れだと思うのだが、コロナで世間のフラストレーションが溜まっていることもあるかもしれない。有名人の不倫とか、自粛警察とか、他人の不幸は蜜の味と言わんばかりに手当たり次第にイチャモンを付ける風潮はどうしたものかと思う。

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脱線してしまったので話を元に戻そう。

1年目3ミリオン、2年目5.5ミリオンはエンゼルスにとって良いディールだったと思う。大谷選手がケガなく過ごしてくれれば大バーゲンになる可能性大だ。元々の2.5ミリオンでも大谷選手には何の不満もなかったろうが、球団の言い値で契約しては代理人としては面目丸つぶれだ。高額ディールに持って行けて代理人の顔も見事に立ててくれたわけだ。

地元紙OC Registerが契約の顛末について解説してくれているので日本語訳を紹介しよう。


Angels avoid arbitration with Shohei Ohtani, reach two-year deal

エンゼルスはショーヘイ・オータニとの調停を回避し、2年契約で合意

エンゼルスは今後2年間でショーヘイ・オータニからどれほどのリターンを得られるかは定かではないが、少なくともいくら払えば良いかは確定させた。

昨日、エンゼルスとオータニは2年8.5ミリオンで合意し調停を回避した。オータニには2023年にあと1度だけ調停権が残る。

エンゼルスは2021年オータニに3ミリオン支払うが、これは双方が主張した金額、つまり2.5ミリオンと3.3ミリオンの中間点よりも少しだけ高い金額で、2022年は5.5ミリオンとなる。

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先月双方が調停の条件を出し合う前には2021年の年俸については合意できなかった。その時ペリー・ミナシアンGMは「ファイリング・デッドラインを過ぎてから交渉を続けることはなく、そのまま公聴会に行くのがエンゼルスのポリシーで、多くのチームがそうしている」と語った。

しかし、昨日のミナシアンは「複数年契約の話ならいつでも交渉の用意がある。過去2週間、交渉すればするほど前に進もうとする推進力は強くなった。極めて率直なプロセスだった。契約できてとてもエキサイトしているよ」と語った。

合意したことで、エンゼルスとオータニは公聴会でやっかいな状況に陥ることを避けられた。つまりチームは所属する選手の価値を下げるようなマネをしなくて済む。

オータニの代理人であるネズ・バレロ氏
「代理人として多くの公聴会に出てきた。できれば避けたいものだ。公聴会で良いことは何もない。公聴会では双方が多少なりとも非難がましいことを言い合うからだ」

球団は公聴会は外部のコンサルタントに任せるのが一般的で、選手が対峙するのは顔を合わせたこともない人達になる。

ミナシアンGM
「調停がどのくらい闘争的だったかを気にするのは不名誉なことだと思うし、それが必要だとも思わない。双方が選手の価値が上がることに合意する、それにいくらがふさわしいかを決めるだけのことだ。」

オータニにふさわしい金額を決めるのは特段に手際を要する。なぜなら彼は唯一無二の二刀流だからだ。また投打両面においてオータニがどのくらい素晴らしいのかもまだ見えてこない。なぜなら彼のメジャーの3年間はあまりにブレブレだったからだ。

2018年、オータニはア・リーグの新人王だったが、6月にヒジの故障で投手として終了する前、ピッチャーとしてもバッターとしても平均以上だった。トミージョン手術を受け、2019年は投球しなかったが、打撃成績はそれでも平均以上だった。2020年、1と2/3イニングを投げただけでまたもや故障して、バッティングもスランプに陥り、OPSは.657まで降下し、9月にはしばしばベンチに追いやられた。

ネズ・バレロ氏
「2020年、難しい年を過ごしたことはオータニにとってこの冬のトレーニングを見直す良いモチベーションになった。我々は徹底的に調べて、基本的事実まで掘り下げ、自分が出来ることは全て再評価した。それこそ野球の動作から、筋トレ、栄養学まで。彼は練り上げたんだ。徹底的だった。極力試合に近い状態を作り出そうとした。オータニはとても気に入っていたよ。本当にそれに打ち込み、素晴らしい結果が出ていると思う」

ミナシアンGM
「大谷が打者、投手として調子を取り戻すことは楽観している。投手、打者それぞれの役割でのプレータイムがどうなるかはまだ決まっていない。オータニの状態はとてもいい。メンタルも肉体も貪欲なまでに前進しようとしている。間違いなくハードワークしている。彼がどれほどの時間とエネルギーを野球に注ぎ込んでいるか、感銘を受けている。その注ぎ込まれる時間とエネルギーが彼の才能と結びついた時、オータニがチームの大きな戦力になり、二刀流で勝利に貢献できると思っているよ」

どんなに考えても、彼の今後2年の年俸がエンゼルスにとってバーゲンとなるのか高くつくのかは誰にもわからない。

ミナシアンGM
「双方にとって、リスクもあれば報酬もある。それは当たり前のことだ。チームにとっても当たり前のことだ。もちろんオータニ側にとってもね」

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