ドジャース戦、ヤンキース戦の8試合を売却
結局20試合のうち、ドジャース戦4試合とヤンキース戦4試合は売ることにした。
ドジャース戦はオレンジ・カウンティのドジャースファンが押しかけるので需要が高く、毎年チケット価格は高騰する。今回は3試合が1枚30ドルで売れ、利益を出すことが出来た。
一方、ヤンキース戦はいつもはドジャース戦に次ぐ人気カードなのだが、今年の4月の4連戦は大谷選手はまだトミー・ジョン手術のリハビリから復帰できず、ヤンキースもジャッジ、スタントンの両看板選手がケガで欠場と盛り上がりを欠いてなかなか売れなかった。売りに出した後、最初の価格から徐々に価格を下げていったのだが、試合当日でも売れないまま。売れ残ると丸損だから、最後は取得コストをかなり下回る値段、ほとんど叩き売りで何とか処分した。
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ドジャース戦も速攻で売れたわけではなく、最初の強気の値段では売れなかったので、ちょっとずつ値段を下げて試合の2~3日前にようやく売れたという状況だった。
果たして儲かったのか?結論は?
結果としてはドジャース戦のおかげで、8試合の合計の売却代金は取得コストを上回り、多少なりとも利益を出すことができた。しかし喜んでばかりはいられない。売らなかった12試合は自分で観戦したわけだが、試合によっては同じような座席が自分の取得価格(14.50ドル)よりも安い値段で売られていることもあった。つまり相場より高い値段を払って観戦したわけである。
また観戦するはずが自分の都合が悪くなって試合を見に行けず友人にタダで譲った試合もあった。そういうことを考えると今回のディールはトントンかやや損をしたくらいと思われる。人気選手の欠場でヤンキース戦が叩き売りになってしまったのが痛かった。要は儲かるかどうかは運次第というわけだ。
結局のところ、ワールドシリーズやポストシーズンのような圧倒的に需要が強い試合ならともかく、レギュラーシーズンのチケットを転売して利益を出すのはかなり難しいと感じた。もっともそれは座席の場所にもよる。ベンチのすぐ上など特等席なら比較的売りやすいだろう。しかしそういう席を仕入れるには人気のない試合の席も大量に買わなくてはならない。一部のプレミアムな試合で大きく利益を出して、それ以外の人気薄の試合の損を埋めるというのはプロしかできない芸当だろう。
現在のア・リーグ西地区はアストロズの戦力が突出しており、ここで優勝争いに絡むのは相当難しい。特にエンゼルスは投手力が脆弱で、アストロズとの差は大きく、今シーズンは30ゲームも離されてしまった。今オフによほどの戦力補強をしないと来年もオールスター前後にはペナントレースから脱落し、あとは消化ゲームになる可能性は高い。やはりチームが強くないと観客動員は尻すぼみになり、チケット転売で利益を得るのは難しそうだ。
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LAA Watcherさん、
ちょうどシーズンチケットに興味があったので
記事を前編とともに興味深く拝見しました。
なるほど、シーズンチケットも観ない試合はこうしてStubhubなどで売れるんですね。
利益をあげるのは難しそうな印象ですが、シーズンチケットホルダーへのファンサービスなども考えるとやはり魅力的だなと思いました。
体験談参考になりました。
ありがとうございます。
今日はもうひとつお礼をお伝えしたく書き込みなのですが…
以前コメント欄にてチケットの取り方について質問し、
大変丁寧にご回答頂きました。
おかげで8/27-28のレンジャーズ戦と8/30-9/1のレッドソックス戦を予想よりも良い席から観ることが出来ました。
特に9/1はSection118のE列を$120で取れ、
長年の夢だったバックネットほぼ真裏の席で試合を観戦出来ました。
もっと安く買えたのかもしれませんが、
夢のような席を予想以上に安く取れたので大満足でした。
その節は本当にありがとうございました。
これからも記事更新楽しみにしています。
監督が早々に変わった今後のエンゼルスの動向など、チェックさせて頂きにきます。
MK808様、メッセージありがとうございます。
参考にして頂けて何よりです。身銭を切って実験した甲斐がありました。
観戦は良い席で見られて良かったですね。$120なら決して高くはないと思います。
これからもよろしくお願い申し上げます。
LAA Watcher さんにそう言って頂くと嬉しいです。
チケット情報は特にLAA Watcherさんのサイトが一番わかりやすく助かりました。
今後もチケットの事やLAAの動向、球場やその周辺の情報など
長く地元でファンでいらっしゃるLAA Watcherさんならではの視点の記事を楽しみにしています。