大谷、新人王獲得!地元紙も大きく報道!

大谷選手がア・リーグ新人王に選ばれた。ヤンキースの三塁手ミゲル・アンドゥハーとの一騎打ちと言われていたが、蓋を開けてみれば1位票30票のうち25票を獲得する圧勝だった。

地元紙OC Registerもスポーツ面1面に大きな写真入りで取り上げると共に、全紙トップの1面にもカラー写真の見出しをつけた。(ちなみに全紙トップの記事はカリフォルニアの山火事)

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日本語訳を紹介しよう。


Angels two-way star Shohei Ohtani wins AL Rookie of the Year

(エンゼルスの二刀流スター、ショーヘイ・オータニがア・リーグの新人王獲得)

その類い希なる才能を見せたのはメジャー1年目の一時期だったにもかかわらず、ショーヘイ・オータニがア・リーグ新人王を取るのには十分だった。

昨日、オータニは1位票30票のうち25票を獲得したと発表された。

オータニ 「メジャーのハイレベルな競争において、このような賞を頂いたことをとても光栄に思いますし、本当に信じられない気持ちです。本当にこの賞を誇りに思います」

エンゼルスで新人王を取ったのは2012年にマイク・トラウトが満場一致で取って以来である。ティム・サーモンも1993年に受賞している。

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エンゼルスは書面で「オータニのハードワークとその努力がこのような素晴らしい賞で報われたのは素晴らしいことだ。チームメートはオータニと一緒にプレーするのを楽しみ、卓越した二刀流選手として歴史を刻んでいくのを見るのも楽しかった。彼がまだベストを見せていないのは疑いようがない!」と言うトラウトのコメントも発表した。

オータニが新人王を取るのは日本人選手として4人目で、かつてドジャースで活躍したヒデオ・ノモ、イチロー・スズキ、カズヒロ・ササキの仲間入りをした。

オータニ 「偉大な日本人プレーヤー達の中に私の名前を加えて頂いて、ただただ嬉しいだけです」

オータニ(24)は367打席で、打率.285、22本塁打、OPS .925の数字を残した。投手としてはヒジの故障のためにシーズン全体で51.2回を投げたにとどまった。防御率3.31で63三振を奪った。

メジャーの歴史で20本塁打、50奪三振を1シーズンで記録したのは彼が初めてだ。

ピッチャーとしての登板は限られていたものの、オータニの二刀流の活躍は、多くの投票者に大きなインパクトを与えたようだ。

それでもオータニはケガの影響で不満足なシーズンだったと感じている。

オータニ 「二刀流選手として成功したと言うにはフルシーズン働く必要があると思います」

彼の夢は6月上旬には終わってしまった。それまでオータニは二刀流という触れ込み通りの活躍を見せていたが、シーズン9回目の登板後にUCL損傷の診断を受けてしまった。

その後2ヶ月間、何とか回復させようとリハビリに励み、9月には短いイニングながらマウンドに帰ってきたが、結局ヒジが回復することはなかった。

医者はオータニにトミー・ジョン手術を勧めたが、オータニはバッターとしてシーズン終了までプレーした。そしてレギュラーシーズン終了の翌日、オータニは手術を受けた。つまり2020年まで投げることは出来ないと言うことだ。それでもオータニは2019年シーズンは打者として出場すると思われる。

ビリー・エプラーGMは先週、「リハビリがもう少し進展すれば2019年シーズンのどのタイミングで打撃を始められるかハッキリするだろう、おそらく1月下旬くらいになるかな」と語った。

オータニは昨日リハビリについて「全てうまく行っている。スケジュール通り、むしろやや進んでいるかもしれない。自分の現在地はとても素晴らしい」と語った。

手術が必要だったことは失望すべきことだったが、オータニは新人王を受賞するに十分の活躍を見せ、彼より多くの試合に出場した他の2人の候補者(二刀流ではない普通の選手)を上回った。

ヤンキースの三塁手ミゲル・アンドゥハーは残りの5票の1位票を獲得し、投票では2位に入った。アンドゥハーは606打席で打率.297、27本塁打、OPS .855だった。

オータニは2位票が4票だったが、フロリダのレイクランド・ロッジャー紙の記者ディック・スキャンロンだけはオータニに全く票を投じなかった。

投票者は30名でア・リーグの本拠地の各都市から2人ずつ選出されている。

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