ずっと貧打に悩まされていたエンゼルス打線だが、カルフーンの復調、フレッチャーの台頭などでようやく得点力が上がってきた。ここ4試合は2ケタ得点を3度記録するなど打線は好調だ。まだシーズンをあきらめていないのなら、ワイルドカードの敵であるマリナーズはどうしてもここで叩いて3連勝しておきたい。
しかし、エンゼルスの先発ペーニャが全く誤算だった。初回いきなり4連打で3点を失うと四球、三振、四球で満塁。私はここでもう限界だと思った。これ以上点を与えてはいくら打線好調とは言え試合が終わってしまう。ところがソーシアは動かず続投。案の定7番ギャメルにライト前タイムリーで4点目。さすがにもう交代と思ったが、まだベンチは動かず。続く8番ズニーノには暴投で5点目を与えた後、レフト線ツーベースを浴びて決定的な7点差になってしまった。
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ソーシアはようやくここでペーニャをあきらめた。遅いよ!遅すぎる!いったい本当にプレーオフを目指しているのか?
米国のFangraphによると1回表に7点取られたチームが勝つ確率はたったの6.2%しかない。これが4点差ならまだ20%近く勝つ確率がある。災害救助で発見までの時間が72時間を超えると急激に助かる確率が減ると言うが、野球で言うと4点差なのである。それ以上取られると勝つ確率は急激に減ってしまうのだ。
結局この7点がたたって8-5で敗れた。わざわざ日曜日を野球観戦に当てて、デーゲームの暑い中訪れたファンにとっては最悪も最悪の展開だ。もちろん打たれたペーニャが一番悪いのだが、それでも4点のところで交代させていればまだ勝つ目はあったのに、ソーシアの愚かな采配で負けたようなものだ。今日球場に行ったファンには心から同情する。
大谷は左投手が先発と言うことでベンチスタート。しかしマルドナドをトレードに出したことで、来シーズン目標に切り替えたのなら、是非とも大谷も使って欲しかった。左腕が相手でも経験を積ませて打たせないと、いつまでたっても打つことは出来ない。どうにもチームの方針と監督の采配がちぐはぐである。
引き取り手がいるかどうかはわからないが、アップトンやキンスラーはトレードに出していいと思う。バルブエナやプーホルスはとても引き取り手はいないと思うが・・・
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