先日、ライトへ特大の9号ホームランを放った大谷選手。上の写真は大谷選手がホームランを打った直後のもので、その弾道に黄色い線を引いてみた。
その試合、私はライトポール近くの Saint Archer Breweryというレストランから見ていたのだが、(Saint Archer Breweryについてはこちらの記事をどうぞ)、その飛距離に驚いた。バッティング練習ではさらに大きな打球を放っていることは知っていたが、実戦での飛距離は別物である。
大谷選手は「打った瞬間行くと思った」と振り返っていたが、通常よりも高弾道の軌道で舞い上がった打球は、スタンドから見ていて「ホームランになればいいな」とは思ったが、高く上がりすぎて実際はどこまで飛ぶのか想像がつかなかった。ところが着弾した場所はライトフェンスを遙かに超えるスタンドの中段だった。ライトスタンドの中段まで飛ばすバッターはほとんど見たことがない。それくらいすごい打球だった。
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実はエンゼルスタジアムのライトはレフトよりもフェンスが高く、ホームランが出にくいことで知られていた。そのためライトへのホームランは前から5-6列目以内に着弾するのがほとんどだ。それではライトへの打球が不公平すぎると、今年からライトフェンスの地上2.4メートルの高さにオレンジ色のラインを引いて、そこから上に当たった打球もホームランとなるようにルールを変えたほどだ。(詳細記事: エンゼルスタジアムのライトフェンスが低くなる)
上の写真では花火が上がり、スクリーンには「IT’S OUTTA HERE」と出ている。
このフレーズはエンゼルス戦を毎日中継する地元ラジオ局KLAAの実況アナウンサーTerry Smith氏のお得意のフレーズで、エンゼルスの選手がホームランを打つと「He hits well……IT’S OUTTA HERE!」と絶叫する。正確には「It’s out of here」なのだが、それが口語調になるとこうなる。直訳だと「ここ(グラウンド)から出て行った」となるが、日本風に言うと「イイ感じで打った・・・どっかへ飛んでいった~!」くらいであろうか。
今日も大谷選手が「OUTTA HERE」の打球を飛ばせるように願っている。
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