アンドリュー・ヒーニー(26歳) 先発投手(左投げ)(背番号28)
トミージョンから復活も、2017年は4試合の登板に終る。ドラ1の意地を見せられるか?
2017年の成績
試合数 | 勝利 | 敗戦 | イニング | 防御率 | 三振 | 四球 | WHIP |
5 | 1 | 2 | 21.2 | 7.06 | 27 | 9 | 1.66 |
2018年から年俸調停権を得て、今年は1年80万ドルで契約。2021年まで年俸調停権が残っている。2021年オフにフリーエージェントになる。
マーリンズからドラフト1位指名
オクラホマ州出身。高校時代の2009年にタンパベイ・レイズからMLBドラフト24巡目(全体739位)で指名されるも、指名順位に納得がいかず、オクラホマ州立大学に進学。その後2012年に晴れて、マイアミ・マーリンズから1位指名(全体9位)され、プロ入りした。
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プロ入り後は順調に昇格し、2年後の2014年6月に初のメジャー昇格。4試合に登板したが、0勝3敗・防御率6.53と結果を残せず、マイナーに後戻りした。そのオフ、マーリンズとドジャースとの複数選手のトレードでドジャースへ移籍。ところがその数時間後にはエンゼルスとのトレードでエンゼルスへ移籍した。
2015年はシーズン後半にエンゼルスの先発ローテーションに定着。18試合に先発して防御率3.49・6勝4敗という成績を記録し、メジャー初勝利も上げた。
相次ぐ故障で、4年間で31試合に登板したのみ
2016年期待されて開幕を迎えたが、1試合投げただけで右肘痛を発症。結局7月にトミージョン手術を受け、翌2017年終了まで全休と発表された。しかし、その後は順調に回復し、2017年8月には予想よりも早く戦列復帰し、4試合に登板した。
しかし9月に今度は左肩痛を発症。チームもプレーオフ戦線から脱落したため、そのまま投げるチャンスなくシーズンを終了した。
期待のドラフト1位だが、メジャー昇格後の4年間でわずか31試合しか投げていない。2018年はようやく健康を取り戻しそうなので、ドラ1の意地を見せられるか。
球界初の株式銘柄に
2015年9月に、米国の投資会社であるファンテックスと契約し、自分の価値を株式として売買することを発表した。発表によるとヒーニーは今後の収入の10パーセントと引き換えに、ファンテックス社から株の販売で得られる見込みの334万ドル(約4億円)を手にすることになった。NFLの選手とはすでに同様の契約を結んでいるファンテックス社だが、メジャーリーグの選手が株式公開されることは初めて。
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しかし、ヒーニーはその後トミージョンなどでほとんど投手として実績を残しておらず、年俸もようやく80万ドルに届いた程度だ。カーショウやトラウトクラスならともかく、今のところ、株式としては全く投資対象外銘柄だろう。
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