シーズンを諦めるのか崖っぷちが続くエンゼルス
今日からホームでコロラド、オークランドの7連戦。トレードデッドラインが7/30(金)午後1時なので、木曜までの4試合で4連勝がシーズンを諦めて売り手にならないための最低条件だろう。1敗でもしたらもうシーズンは終わり。来年のために戦力の整備に取りかからざるを得なくなる。
幸いエンゼルスは勝率5割以下の下位チームにはめっぽう強いので(逆に強豪チームにはさっぱりだが)、コロラド・ロッキーズには3連勝はできるのではないだろうか?
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八面六臂の活躍続く大谷
先発は大谷だ。1回表、2死からブラックモンに痛烈なレフト前ヒットを打たれると、次打者ストーリーは目にもとまらぬ強烈なピッチャーゴロ。しかし大谷はこれをキャッチして楽々アウトに。一体どういう反射神経をしているのだろうか?
その裏、3塁のエラー、暴投で2塁に進んだフレッチャーを自らのライト前ヒットで返し、先制点を叩き出す。当たりはよくなかったが力でライト前に持って行った。さらに次打者アップトンの時に盗塁を試みるが、アップトンは委細かまわず打ってセンターフライ。大谷は1塁へ戻された。ロッキーズの先発マルケスは大谷の足を警戒してしきりに一塁牽制を投げ場内からは大ブーイングである。それでも大谷は次打者ウォルシュの打席で再び盗塁を敢行。見事に2塁セーフ。そしてウォルシュもライト前ヒットで大谷を迎え入れ、エンゼルスが2点を先行した。
投球に幅が出てきた大谷
今日の大谷の投球だが、課題のコントロールもよくなり、ひたすら三振を狙って投げていた4月とは別人の投球内容。ストレートの球速は94-96マイルに抑え、スライダーやカーブ、カッターなどで凡打に討ち取る。スプリッターの比率は下がり、本当に三振が必要な時くらいしか投げなくなった。必要以上に三振を狙わなくなったことで投球数が減り、深いイニングまで投げることができるようになった。それにエンゼルスの中継ぎ陣は酷いので5回くらいで降板してしまうと、何点リードしていてもセーフティリードとは言えない。大谷が7-8回まで投げてくれるとチームの勝率は大幅にアップする。
大谷は7回を99球、被安打5、1失点(ソロホームラン)、無四球(死球1)、5奪三振で投げきった。特に最後のバッターとなったヌネスは前の打席でホームランを打たれていた。そのヌネスから狙って三振を奪ったボールは本日最高の100マイルを記録。まさにギアを一段上げた大谷のすごみが光った。
大谷の99球目、100マイルを記録した渾身のフォーシーム!
大谷がDH解除のリアル二刀流で出場する試合は本当に楽しみなのだが、唯一の欠点は7回くらいでマウンドを降りるともう大谷の打席が見られなくなること。DH解除で始まった試合でも途中からDHに戻せるようにルール改正してくれないかな。それで得するのはエンゼルスだけだが、今のMLBに対する大谷の貢献度を考えたらそれくらいコミッショナー権限で何とかならないかな?
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大谷が降板すると始まるエンゼルスのドタバタ劇
7回裏に2点を追加し、4対1となりさすがに今日は勝てるか、と思ったが8回出てきたキンタナは1死後、2番ロジャースに本塁打を食らい、さらに3番ブラックモンにはセンター前ヒット。代わった投手が本当によく点を取られるよな。結局キンタナは1死を取っただけで降板だ。また始まったよ、エンゼルスのドタバタ劇場が。
交代で登板したシーシェクは2死後5番クーロンにライト線へのエンタイトルツーベースを打たれ、一打同点の大ピンチ。続く6番ヒリアードはセンターへ大きな打球!しかし何とかフェンスギリギリでセンター・マーシュのグラブに収まった。打球が上がった角度からして、本当にやられたと思った。
シーシェクはDFAするべき
シーシェクは防御率こそ3.48とそれほど悪くない数字だが、登板時に引き継いだランナーをことごとくホームへ帰してしまう(自分の自責点にはならない)。1イニング当たり平均何人の打者をヒットもしくは四球で塁に出したかを表すWHIPは1.545。エンゼルスでこれより悪いのはDFAされたクラウディオ(1.592)とキンタナ(1.846)しかいない。35歳のシーシェクはもう通用しない。早くDFAしてくれ。
大谷、最後の打席はすごい三振!
エンゼルスは7回裏にメイフィールドのツーランが飛び出し、大谷にも打席が回ってきた。スタジアム内は大谷のホームランを期待して大盛り上がりだったが、結果は三振。36号はお預けとなった。それでも大谷のものすごい空振りに監修はどよめいた。大谷のスイングをスローでどうぞ。
大谷のすごい空振り(スロー再生)
大谷の投打走の活躍でエンゼルスは3連勝で貯金1とした。しかし相変わらず崖っぷちの状態に変わりはない。はたして7/30に売り手となるのか?
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LAA Watcherさんの記事、いつも楽しみに拝見しています。
USA todayの記事も良かったですね。
翻訳掲載ありがとうございました。
おっしゃる通り、この試合の大谷はまさに彼の能力全部を味わえるものでしたね。
現地でご覧になれたの本当にうらやましいです。
今年の大谷は野球が楽しくて仕方ないというのが、
それこそ強振の三振も含めた全てのプレイから滲み出ているように感じています。
見ているこちらもワクワクして毎日楽しいです。
8月10日からの7連戦を観にハワイからアナハイムへ行く予定です。
今年こそはまだ現地観戦した事のない大谷の登板をみたいと思っています。
ところで、今球場では持ち物はサイズが制限された透明のバッグに入れないと入場出来ないと聞いたのですが、
そのルールは今も継続中なのでしょうか?
教えて頂けると助かります。
コメントありがとうございます。
ご質問の件、まだ透明バッグ制限は継続中です。コロナとは直接関係のない安全対策の一環だと思うので当分継続されそうな気がします。
観戦、お楽しみください。
ご回答ありがとうございました。
やっぱり持ち込み荷物制限はまだあるのですね。
お伺いしておいて良かったです。
試合観戦楽しんで来ます!