エンゼルス再建の最短ルートはモレノが球団を売却すること

またしても投手崩壊の大敗で、30試合を終えて9勝21敗

もう最低である。先発が早々と失点し、いつもいつも追いかける展開。なんとか1点差くらいまでは食らいつくがが、リリーフが失点を重ねてゲームオーバー。しかも失点は2死からばかり。逆にこっちはチャンスでタイムリーが出ず残塁の山。もう毎度毎度ビデオで再生しているかのような試合展開にはうんざりだ。

今年は例年よりも多い16チームもプレーオフに進めるし、試合数も60試合しかないので久しぶりのポストシーズン進出のチャンスだと思っていたのだが、まさかの半分消化時点でもう白旗だ。

コロナ禍の中、何とか再開したシーズンだが、もういい、早くシーズン終われ!仕切り直ししよう。あと30試合しか残ってないのは不幸中の幸いというか、パンドラの箱に残っていた希望というか・・・

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何度も指摘しているとおり、エンゼルス低迷の原因はハッキリしている。若手選手、特に優秀な投手を全く育てられないスカウティングとマイナー組織だ。たまに良い若手がいても実績を上げる前にトレードで放出してしまう。昨年インディアンスでブレークしたマイク・クレビンジャーなどが良い例だ。

とにかくマイナーの改革と底上げがない限りエンゼルスの復活はあり得ない。それにはどんな最短ルートを走っても4-5年はかかるだろう。

74歳のモレノが時間のかかるマイナー改革に乗り出すとは思えない

エンゼルス・オーナーのアルトゥロ・モレノは立志伝中の人物だ。彼がチームを買収したのは彼が56歳の時。ワールドシリーズ制覇を悲願とするモレノは金も出すが口も出すという典型的な出しゃばり型のオーナーで、素人考えのトレードをしばしば現場に押しつけ、そのたびにマイナー組織は疲弊していった。まさにチーム弱体化の張本人と言ってもいい。(具体例はモレノの独断事件の数々を参照)

もともと独裁傾向のある人間だったが、年を取ってますます頑迷な老人と化したモレノの下ではもはやチーム再建はありえないだろう。

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そのモレノもすでに74歳。老い先短い老人が4年も5年もかかるマイナー改革を今更始めるとは到底思えない。おそらくマイク・トラウト以外の放出できる選手は全員放出してでもFAやトレードで投手獲得というお手軽な再建策を指示するに違いない。

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それで果たして今のエンゼルスに来ようと手を上げる優秀な投手がどれだけいるか?去年のゲリット・コールのように他チームに取られ、挙げ句の果てに二線級を高値づかみさせられるのが関の山だ。

それに、一人ふたり投手を補強できたとしてもここまで弱体化したチームが一気に息を吹き返すとも思えない。しかも経営の重荷になっているプーホルスの巨額契約が終了するのが2021年のオフ、アップトンは2022年オフ。この2人の不良債権が片付かないと資金の投入すらままならない。おそらく本格的に再建に着手できるのは2022年オフ以降となるだろう。それまでに別の巨額契約を取ってきたらさらに先送りになる可能性すらある。

ドジャースを見習え

ここは暗帝フランク・マッコートの暗黒時代(2004~2012年)を乗り越えていまや常勝チームに変貌したドジャースを見習って、オーナー・チェンジするのが再建の最短ルートだろう。若くて情熱があり、資金力、忍耐力もあって、頭も切れる新オーナー(そんな人がいるかは別にして)の元で、マイナーの抜本的な改革を行えば、エンゼルス再生もそれほど遠いことではないだろう。

ちなみに管理人が理想的なオーナーだと思うのは現NBAロサンゼルス・クリッパーズのオーナー、スティーブ・バルマー氏。元マイクロソフトのCEOで、あのビル・ゲイツの盟友であり、アメリカでも屈指の資産家として知られている。

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彼がモレノと最も異なるところは、優秀な人材に球団経営を任せたら、決してチーム編成や補強、試合の采配などには口出ししないことだ。この忍耐強さがモレノには全く欠けている。同じ裸一貫から財を成した2人だが、モレノが自分のアイディアひとつで広告業界で成功を重ねていったのに対して、稀代のくせ者ビル・ゲイツの傍らで陰に日向にマイクロソフトを支えてきたバルマーの生き方の違いから来るものなのだろう。

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