OC Register紙:十分な投手力を手に入れたのか?

いよいよ明日2月12日からアリゾナで投手と捕手のキャンプが始まる。

注目は二刀流復帰を目指す大谷選手だ。トミー・ジョン手術からのリハビリは終わったものの、実戦登板まではさらに時間を要し、投手としては開幕には間に合わないと見られている。現在の予想では5月中旬と思われる。3月下旬に開幕すれば大谷はDHを務めながら、定期的にマイナーでの試合に登板を重ね実戦復帰を探るようだ。

では今年の戦力アップはどの程度進んだのか、キャンプを直前にして地元紙OC Registerが総括した。日本語訳を紹介しよう。

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2020 Angels spring training preview: Did they get enough pitching over the winter?

この冬に十分な投手力を手に入れたのか?

テンピ/アリゾナ州・・・ピッチャーとキャッチャーは火曜日にはスプリングトレーニングに向かったと報じられているが、多くのエンゼルスファンが望んだような投手を揃えることは出来なかった。

多くのファンを失望させてオフが終わりを告げた。ファンが期待したトップクラスの投手を加えることなくキャンプ初日を迎える。

オレンジ・カウンティ出身で文句なく最高の投手だったゲリット・コールはエンゼルスからの8年契約を蹴ってヤンキースと9年324ミリオンで契約した。

エンゼルスはFAのステファン・ストラスバーグ、ザック・ウィーラーも追いかけ、コリー・クルーバー、マイク・クレビンジャー、マシュー・ボイド、ロス・ストリップリングのトレードも画策した。

多くの人にとってストリップリングを獲得できなかったことは最大のフラストレーションだったかもしれない。なぜなら先週エンゼルスとドジャースでスラッガーのジョク・ピーダーソンも含めてトレードに合意したと報じられたからだ。しかしそれはまだ実現していないし、もうそのディールは終わったと言われている。おそらく他にも追いかけた投手はたくさんいただろうが、それらは最終的にはダメになったか、エンゼルスの予算を超える金額を要求されて終わったに違いない。

先月、ジョー・マドン監督は「間違いなく我々は誰か獲得しようとアグレッシブだった。うまくいかなかった選手もいたが、獲得できた選手に私はとても満足しているよ」と語った。

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エンゼルスはディラン・バンディとフリオ・テヘランと契約できた。彼らはビッグネームではないが、近年エンゼルスに甚だ欠けていた物を与えてくれるに違いない。それはDurability(耐久性)。バンディはボルティモア・オリオールズで過去3年間で89試合先発している。テヘラン以外に過去7年間毎年最低30試合に先発した投手は3人しかいない。さらにバンディが27歳、テヘランが29歳とまだ30歳以下であることも、まだまだ全盛期で故障しづらく、ローテーションで多くのイニングを投げてくれると期待できる理由だ。

彼ら先発が多くのイニングを投げてくれることでブルペンの負担を軽減できることも期待されている。ブルペンはハンセル・ロブレス、タイ・バトリー、キーナン・ミドルトンらの優秀なスタッフが揃っている。

そしてオフシーズンの最大の移籍によってオフェンスは希望が持てる。エンゼルスはコールを逃した翌日にアンソニー・レンドーン三塁手と7年245ミリオンで契約した。レンドーンはFAマーケットでは最高の野手だった。

ジャスティン・アップトンとアンドレルトン・シモンズは再起を期すシーズンになり、捕手にはジェイソン・カストロを加え、オフェンスでは上積みできただろう。

打線とブルペンには楽観的になれる理由があるが、キャンプを控えて最大のクエスチョンは、ローテーションは十分なのだろうか?

2週間前、マドンも答えを持ち合わせていなかった。

マドン監督
「見たことのない選手についてはわからないし、若い選手も同様だ。すでに十分な投手力があるかもしれない。私にはわからない。よく分かっていなければもっと投手が欲しいと思うものだ。人間は常に欲しがるものだが、私は誰もが好む若い投手を見てみたい。もしかすると我々にはすでに十分なピッチャーがいるのかもしれない」

エンゼルスがこの春に直面する質問の中で最大の課題が、じゃあ誰がそんな若い投手なのかということなのだが。

投手としてのショーヘイ・オータニをどのようにマネージするのか?

オータニこそエンゼルスの第1の先発投手となる可能性が高いが、オータニがフルシーズン投げたのは2016年の日本時代が最後だ。今シーズン、彼には投球イニング制限が課されると思うので、どのように投げさせるかチームは試行錯誤するだろう。

オータニの投球開始は遅れるだろうか?おそらく4月がトレーニングキャンプのようなもので、試合で投げるのは5月みたいな?新ルールのおかげでオータニはメジャーのアクティブロースターにいながら、仮想リハビリ降格の形でマイナーのゲームに投げることが出来る(注)。

(注)去年まではメジャー登録された選手がマイナーで投げるには、一旦メジャー登録から外す必要があり、そうすると今度は10日間はメジャーに再登録できなかった。

チームはスプリングトレーニングの早い段階でオータニの今後の道筋を示すと思われる。

若手投手で頭角を現すのは誰だ?

グリフィン・キャニング、パトリック・サンドバル、ホセ・スアレス、ハイミ・バリア、彼らは全員23歳以下で昨シーズンを過ごした。バリアを除く全員が昨年メジャーデビューだ。2018年のバリアは驚異のルーキーだった。

ドラフト2巡目指名のキャニングはエンゼルスのトップピッチングプロスペクトとしてならし、他の3人とは違う。今シーズンどれくらい活躍できるかは未知数だが、事実上彼はローテーションの一角を占める。

他の3人はメジャーの確実なスターターになれるポテンシャルを垣間見せたが安定感で劣る。スプリングトレーニングが始まればこの中から誰かがローテーションに食い込めるのかその手がかりを示してくれるだろう。

一塁手は誰?

40歳になったプーホルスだが、特にオータニが主たるDHで出場する見込みなので、エンゼルスのデプスチャート(各守備位置においてレギュラーや控えの人数、その順位を示すもの)において、依然として一塁手の筆頭としてキャンプインする。プーホルスは昨年98試合で一塁を守り、シーズンを通して健康だった。おかげで2014-2015年シーズン以来となる何の制限もないオフを過ごせた。春にプーホルスがどのような状態なのか見ることも、エンゼルスが彼にどのような役目を与えるのかも興味深い。

プーホルスが1塁を守らない時に誰が守るのかも興味深い。おそらくマット・タイスかジェレッド・ウァルシュのどちらかはロースターに残るだろうが、彼らがメジャーの打者として通用するかは疑問が残る。エンゼルスはトミー・ラ・ステラの一塁起用も試すと思われている。彼がメジャーで一塁を守ったのは通算で5.1イニングしかないが、もし何とか行けるようならプーホルスの相棒として理想的だ。

ジョー・アデルは準備OK?

先週、エンゼルスがドジャースからピーダーソンを獲得できそうだと思われた時、アデルがメジャーに上がるためのバーは上がってしまった。ピーダーソンの獲得が不可能となって、そのバーはまた下がった。現在のところ、アデルがグッドウィンよりもいいオプションだと考えられた時、彼はエンゼルスの右翼手になるだろう。

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