OC Register紙:昨年酷使されたブルペンは強力な布陣に

地元紙OC Registerではキャンプ直前のエンゼルスの戦力分析を行っている。第2回目はブルペンについてだ。

補強が進まなかった先発投手に比べるとブルペンには明るい材料が多い。

昨年、オースマス前監督は余力があるように見えても早々と先発を引っ込める傾向が強く、先発の総投球イニング681回はメジャー最下位だった(1試合平均 4.2イニング)。完投は一度もなく、完封(継投を含む)2回も最低だった。その分、ブルペン陣を早々にマウンドに上げることになり、シーズン後半は明らかにブルペンがスタミナ切れを起こしていた。ブルペンの停滞はそのままチームの停滞に直結し、7月以降は貯金を吐き出して敗北を重ねていった。

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チーム浮沈の大きなカギとなるブルペンだが、今年はミドルトンのトミー・ジョン手術からの復帰が待望されている。バトリーも昨年前半のような調子を取り戻せば試合終盤は盤石になるだろう。

プレーオフの大舞台になると、カーショウやシャーザー、ストラスバーグと言った大エースがリリーフでも出てくるように、エンゼルスがプレーオフに進出できれば、大谷がクローザーとしてマウンドに上がることもあるのではないかと個人的には密かに期待している。

ではOC Register紙の日本語訳を紹介しよう。


2020 Angels spring training preview: bullpen

2020年エンゼルス・スプリング・トレーニング・プレビュー:ブルペン

エンゼルスは2月12日のスプリング・トレーニング初日に向かっているが、ロースターがどのように変わったのか分析してみたい。()はこの冬にどのようにして獲得したかを示している。今週はブルペンについてだ。

2019年まとめ

2019年のエンゼルスのブルペンは悪くなかったが、スターターが深いイニングを投げられなかったために、もしくはブラッド・オースマス監督が深いイニングまで投げさせようとしなかったために、ブルペンは大きな負担を強いられた。
コディ・アレンは開幕時はクローザーだったが、炎上しまくって6月には解雇された。ハンセル・ロブレスがクローザーに昇格し、エンゼルスの投手では最高の防御率2.48を記録した。タイ・バトリーは6月下旬までは防御率2.45だったが、その後のシーズンは6.93と悪化した。バトリーはそれは疲労によるものではなく、単に投球フォームの問題だったと主張している。キャム・ベドロージャンはスライダーを改良し、シーズン全体を通して安定していた。9イニング換算で10.5個の三振を奪ったノエ・ラミレスも手堅い仕事をこなした。最も期待はずれだったのはジャスティン・アンダーソンで、2018年には切り札的なポテンシャルを見せたものの、今シーズンは防御率5.55と停滞した。

現状

今シーズン、最も活躍が期待されるのはキーナン・ミドルトンで、彼はトミー・ジョン手術のために昨シーズンのほとんどを欠場した。復帰後のミドルトンは7.2イニング、1失点で、投球のカギになりそうな素晴らしいチェンジアップを投げていた。ミドルトンが手術前の投球を取り戻すとしたら、ロブレス、バトリーの3人で終盤の強力なトリオを形成できるだろう。ベドロージャンもそこに加わるかもしれない。ノエ・ラミレスはロングリリーフが必要な試合にその役割を担うだろう。ジャスティン・アンダーソン、マイク・マイヤーズ(カージナルスからウェイブ)、マイナーから招待のネイル・ラミレス(ブルージェイズからFA)らが中継ぎのスポットを争うことになるだろう。マット・アンドリーズ(ダイヤモンドバックスからトレード)は過去2年間ほとんどリリーフでしか投げていないにもかかわらずキャンプでは先発投手として扱われるが、ローテーションに食い込めないようならブルペン配置となりそうだ。

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次なる戦力の底上げ

右腕カイル・ケラー(マーリンズからトレード)はこれまでメジャーで10.2イニングしか投げていないが、マイナー降格オプションが残っているのでメジャーとマイナーを行ったり来たりすることになりそうだが、好投すればメジャーに残れるチャンスもあるだろう。ルーク・バード、タイラー・コール、パーカー・マーケル(パイレーツからトレード)らもオプションが残っているのでアナハイムとマイナーのあるソルトレークを行ったり来たりすることになりそうだ。フェリックス・ペーニャはエンゼルスが獲得した時はリリーフ投手だったが、先発に残れなければブルペンに戻ることになるだろう。

今後の補強の可能性

ここで取り上げた投手は右投手ばかりだ。オークランドA’sをノンテンダーとなった左腕ライアン・バクターは64試合で防御率2.98を記録している。しかし彼のような左利きのワンポイントは新しく制定された「打者3人投球ルール」によって難しい立場となるだろう。バクターは左打者には被打率.187だが、右バッターになると.210になる。一方、彼は9イニング換算で9.9三振を奪っており、これはエンゼルスにとって好ましい数字だ。

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