エンゼルスの2019年シーズンを振り返る(1) シーズン勝敗分析

昨年もこの時期にエンゼルスの成績を振り返ったが、今年も同様に振り返ってみたい。

エンゼルスの2018年シーズンを振り返る(1) シーズン勝敗分析 (2018年10月2日)

2019年シーズン成績 72勝90敗 ア・リーグ西地区4位

5年連続でポストシーズン進出を逃した。勝ち越したのは85勝77敗だった2015年が最後で、2016年から4年連続の負け越しだ。しかも90敗したのは70勝92敗だった1999年以来の20年ぶりだった。

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この低迷の責任を問われ3年契約だったオースマス監督はわずか1年で解任された。新監督はもうすぐ発表になるだろうが、下馬評ではカブスの前監督、ジョー・マドン氏が本命と言われている。

ちなみに1999年は成績不振でテリー・コリンズ監督(2007年にはNPBオリックス・バファローズの監督も務めた)が8月に解任され、9月に監督代理で指揮を執ったのが当時ベンチコーチだったジョー・マドンだった。マドンは9月を19勝10敗と立て直してシーズンを終えたが、オフに新監督になったのはマイク・ソーシアだった。

投手補強の失敗が明らかになるも、踏みとどまった前半

2018年は故障による投手の大量離脱もあって、その反省からエプラーGMはオフにケーヒル、ハーヴィー、アレンという実績が売り物のベテラン3投手を補強した。しかしこれが全くの大誤算で、安物買いの銭失いに終わってしまった(「安物」と言っても総額で30ミリオンもつぎ込んだのだが)。ハーヴィー、アレンは前半で解雇され、ケーヒルは敗戦処理に降格のままシーズンを終えた。結局2019年も実力未知数の若手投手で戦うことを強いられた。また7月上旬にはエースのスキャッグスが急死して、ローテーションはいよいよ苦しくなっていった。

それでも攻撃陣のラ・ステラ、グッドウィン、フレッチャーらの予想を超える活躍もあり、5月、6月、7月と3ヶ月連続で勝ち越した。そして7月24日にドジャースとのインターリーグ2連戦に連勝し、この時点で貯金は今季最多の5、ワイルドカード争いも4ゲーム差とまだまだポストシーズンが狙える位置にいた。

7月25日のオリオールズ戦からは転落の一途

しかし7月25日のオリオールズ戦が今年のエンゼルスの転換点となってしまった。今シーズン最長の延長16回の末、10対8で敗れた試合だ。

辛口寸評:ハートブレークな敗戦。最後は野手に三者凡退とは・・・(2019年7月25日)

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このオリオールズ戦後は崩れ落ちるように連敗し、7月25日から8月9日に2勝12敗。4ゲーム差だったワイルドカード争いも10ゲーム差となってここで事実上シーズンは終了した。

スキャッグスもいなくなりますます先発投手がいなくなった以上、トレードデッドラインの7月末に野手を放出して若手の投手を獲得した方が良いと私は思っていたが、フロントは補強にも再建にも動かなかった。その後、キャニング、大谷、トラウトらも故障者リストに入り、レギュラーシーズン終了まで負け続けた。

首位のアストロズからは絶望的な35ゲーム差

最終的に107勝を上げた首位のアストロズからは35ゲーム差と2018年(23ゲーム差)よりもさらに差が広がった。

勝率5割未満のチームには43勝35敗だったが、5割以上のチームには29勝55敗。つまり上位チームにはからっきしで、特にプレーオフに出場したヤンキース、アストロズ、ツインズ、レイズ、アスレチックスとは51試合対戦して14勝37敗と全く歯が立たなかった。

また対左投手には23勝30敗と2018年(22勝29敗)から改善が見られなかった一方で、2018年は58勝53敗と勝ち越していた右投手にも49勝60敗と大きく負け越し、まんべんなく負けた印象だ。

今年も300万人動員と言うが・・・・

観客動員は今年もヤンキースに次ぐリーグ2位の301万人で、これは2018年とほぼ同じ。しかし実際の入場者数が大きく低迷したのは明白で、8月以降はスタンドには空席が目立ち、特別なギブアウェイがもらえる日以外はスカスカというのが現実だった。私がよく利用するレフトポール近くの入場ゲートは観客減少の影響で夏以降はほとんど閉鎖されていた。

入場チケットも後半はかなり安く設定され、定価で1枚5ドルという席も売り出されていた。球場のチケット窓口で買えば手数料がかからないので、ギブアウェイ目当てで席にこだわらないというような試合ではありがたかったが。

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2件のコメント

  1. 日本では、現在台風19号の被害が明らかになり、惨状が想定外だったため各地に氾濫による傷跡が報道されていまだに避難活動が続けられています。

    ア・リーグのリーグ優勝戦でアストロズとヤンキースは共に1勝1敗。ヤンキース田中投手のポストシーズンにおける神ってる活躍には圧巻です。田中投手の勝負強さは楽天になってからも変わらないですね。

    今年のオフにはエンゼルス再建には新監督とFAになるコール獲得が鍵になるとの報道もありますが、監督はともかくアストロズのコール獲得の為に球団が動くかどうかは疑問を持ってます。
    そうすると、投手陣は現状維持のまま新監督の起用法しか任せる以外は方法はなく、どうしても投手陣を獲得する場合は、現状の野手陣を放出させて3Aやマイナー投手を獲得させるのかで球団は判断するのではと思います。

    1. pontaさん、いつもメッセージありがとうございます。
      新監督はやはりマドンになりましたが、果たしてどうやって先発投手を建て直すのか、その処方箋は見えてきません。問題はエンゼルスは若い選手の将来性を見抜く目があまり肥えていないということでしょうか。オフシーズンが見物です。

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