またしてもモレノの鶴の一声か?オースマスを1年で解任!

昨年レギュラーシーズンが終了した翌日の朝、大谷選手はトミー・ジョン手術を受けた。今年のレギュラーシーズン終了の翌日、エンゼルスはブラッド・オースマス監督を解任した。就任からわずか1年、契約期間の3年を待たずしての解任でエンゼルスに激震が走った。

2015年から5年続けてプレーオフ進出を逃しているが5割近い勝率は保ってきた。それが今年のエンゼルスは72勝90敗の借金18。これは過去20年で最悪の数字だ。シーズン前半は何とか5割前後の勝率を保ってきたが、7月後半から大失速しその後は18勝41敗。最後の34試合に至ってはわずか9勝しかできなかった。まさにサンドバッグのような殴られ放題の悲惨なシーズンエンディングになってしまった。

采配も平凡だったオースマス

采配面ではソーシア前監督よりは柔軟な采配だったと思うが、先発をとっとと引っ込めてブルペンにしわ寄せが行くのはオースマスも同じだった。スアレスなどは15試合も先発させ2勝6敗、最終防御率7.11。まるでメジャーには通用しないレベルのスアレスをなぜ先発させ続けたのか?他チームなら先発どころかベンチ入りもできていなかっただろう。切り札的存在だったバトリーも酷使しすぎて8月以降は平凡な投手になってしまった。

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プーホルスも6番まで下げることはあったが、私は7-8番まで下げて世代交代を促しても良かったと思っている。また一向に打率の上がらないカルフーンやアップトンを上位で使い続けたのも疑問だ。

ひたすら強攻の大味な戦法もソーシアと同じ。トラウト以外確実性のあるバッターはいないのに、少ないヒットを効果的に使う戦法も取らなかった。例えば今シーズンの送りバントはわずか4回でメジャーダントツの少なさである。

誰が監督でも同じ結果だっただろう

一方で今年のエンゼルスの陣容では誰が監督だったとしても大した成績は上げられなかったに違いない。野手では4月の大谷の欠場から始まって、アップトン、シモンズ、ラ・ステラ、コザートとケガ人続出。投手陣では何よりもエース、スカッグスの突然の死とペーニャ、ヒーニーのケガ。30ミリオンも使って補強したケイヒル、ハーヴィー、アレンのベテラン3投手は全くの鳴かず飛ばずで期待外れもいいところだった。この状況ではどんな名監督でも大きな違いはなかっただろう。

補強すれば、プレーオフの可能性があったのに無策だった怪

しかしそこで1つ疑問がある。ビリー・エプラーGMは7月末のトレードデッドラインでなぜ全く補強に動かなかったのだろうか?実は今年の7月25日、103試合消化の時点でエンゼルスは5つの貯金があり、ワイルドカードも十分狙える位置に付けていた。しかしスカッグスが急死して先発投手の不足に陥ることは目に見えていた。私は契約が切れるカルフーンを放出して誰か投手を獲得すると思っていたが全く音沙汰無しで、チームが沈んで行くのを見ているだけだった。市場にはダラス・カイケル、ザック・グリンキーなど有力先発投手も補強可能だったにもかかわらずだ。

もしかしたら最初からオースマス監督は1年のワインポイントの予定だったのか?今季で5年契約が切れて退任するカブスの名監督ジョー・マドンをオフにスカウトすることが既定路線だったとは考えられないだろうか?

またしてもモレノの鶴の一声か?

もしそうならエプラーGMはとてつもない策士だが、一方で来年プレーオフ進出を逃すと自分のクビも危うくなるのは自明だ。とするとオースマス解任の要求はマドン監督のスカウトとセットになったオーナーのアルトゥロ・モレノの鶴の一声の可能性が高い。モレノのビッグ・ネーム好きは今に始まったことではない。しかしこれまでモレノの独断はろくな結果になったことがない。将来エプラーがその裏事情を暴露してくれるだろう。

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いずれにせよまたしても指揮官交代で再スタートすることになったエンゼルス。残念ながらプーホルスの大型契約が残るあと2年は大きく動くことはできないだろう。彼の契約が切れる2年後のオフが本当の再スタートになると思う。それまで戦力を整理して今度こそこれから全盛期を迎える実力のある選手に資金を投入してもらいたい。もう名前だけのロートル選手に大金を投入する愚は避けて欲しい。

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4件のコメント

  1. 個人的には監督の采配ミスをした結果で負けた試合も多くあり、特にビジター遠征の試合に関しては序盤の段階で延長戦に持ち込ませて中継ぎを疲弊させる。大谷がDH専門にも関わらず肝心な時に出場させない。といった采配ミスで負けてしまう展開が目立った印象でした。
    スガックスが急逝したとしてもオールスター前まではまだまだチャンスがあったので、ここまで酷くなったのは投手陣の補強が失敗につながったのが残念です。
    来年の先発投手陣はヒーニーを筆頭に大谷、バリア、キャニングといった若手の期待を願うしかありません。

    1. 大谷についてはオースマスは確かに説明の付かない起用方法がありましたね。左対左を嫌っているのか、気にしていないのかもよくわかりませんでした。スアレス、コール、アンダーソン、バードらが毎試合のように四球を出しては痛打を食らう。これよりマシな投手はマイナーにもいないのかと目の前が暗くなりました。
      投手補強は3年後を見据えて、腹をくくってじっくり確実に実行して欲しいです。

  2. NPBからの投手補強はどうだろう?
    巨人の菅野はお買い得になるかもしれない(FAまで待つのかポスティング容認か不確定だけど)。

    1. Gファンっですが様、メッセージありがとうございます。
      菅野に限らず、日本球界から選手を取ってくるというのは予算に限りがあるエンゼルスには非常に良い策だと思います。日本の一流の選手、特に投手は現在の防御率5点超だらけのエンゼルスの若手よりも実力は全然上だと思います。また日本人に限らず出戻りでアメリカ人を取っても良いかと思います。カージナルスで成功したマイコラスのように日本で大きく成長するアメリカ人選手は多いです。エンゼルスから楽天に行ったブラッシュなどもフォームがコンパクトになって、今メジャーに戻れば別人のように良い成績を上げられると思います。

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