辛口寸評:投手壊滅のエンゼルスと充実のドジャースを比較

面白いデータがあった。今シーズン、エンゼルスの6回までの平均失点は3.82点で、全30球団中26位。これがアウェイゲームになるとさらに悪化して29位の4.06点となる。その下にはチーム崩壊中のボルチモアしかいない。(https://www.teamrankings.com/より)

昨年(3.06点)と比較しても大幅に悪化している。いかに今年は先発投手が打たれているかの証左である。ちなみに1位は投手王国のドジャースで2.48点である。

そこでいろいろ自分なりに調べてみた。126試合消化の時点で、6回を3点以内に抑えたのはちょうど半分の63試合である。逆に6回までに5点以上取られたのが44試合もあってあまりにも多すぎる。さらに3回までに4点以上取られた試合も17試合あり、序盤に先発が試合を壊していることがうかがえる。

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凋落のエンゼルス、充実のドジャース

エンゼルスとドジャースを比べてみると、6回までの平均失点では5年前はエンゼルスが上回っているほどだったのに、そこから落ちる一方のエンゼルス。一方のドジャースは安定してメジャー上位をキープしており、先発投手の強化を計画的に進めていることがうかがえる。ホームラン数が圧倒的に増えた近年のフライボール革命に関係なく、2点台半ばの数字をキープしているのは素晴らしい。

6回までの平均失点の推移(エンゼルスとドジャース 2014~2019年)()内はメジャーでの順位

2014 2015 2016 2017 2018 2019
エンゼルス 2.53
(8位)
2.86
(11位)
3.18
(20位)
3.06
(12位)
3.06
(19位)
3.82
(26位)
ドジャース 2.54
(9位)
2.36
(2位)
2.83
(6位)
2.43
(2位)
2.40
(2位)
2.48
(1位)

エプラーGMの元では過去4年間先発投手の強化は全く進まなかった。むしろ悪化したと言った方が良い。要はエプラーGMは、こと先発投手の強化に限っては何の成果も上げていない。先発投手の質はメジャーで上位に行くための最大のカギである。先発投手が良ければよほどの貧打であっても上位で戦える。その部分を強化できないGMに存在意義はあるのか?

セプテンバー・コールアップのシーズン

9月になるとベンチ入りできる人数が40人に増える。つまりメジャー契約している選手は全員がベンチに入れることになる(実際は数人が上がるだけと言うことが多く、全員がベンチ入りするわけではない)。

この制度はポストシーズン進出の望みが絶たれたチームにとって、若手に経験を積ませ、来期以降の戦力強化を図る絶好のチャンスとなっている。

ただ勘違いしてはいけないことは、ここで経験を積ませることと、実際に戦力になるかは全く別問題ということだ。所詮メジャーの実力に遠い選手はいくら経験を積ませても戦力になる可能性は低い。

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下のリストは現在のエンゼルスの先発投手陣だが、見事なまでに成績が伴っていない。100イニング以上投げた投手は誰もおらず、防御率も3.92のピーターズが最高だ。この中の誰を鍛えれば来年少なくとも10勝できる投手になるだろうか?

名前 年齢 勝敗 投球回数 防御率
ペーニャ 29 8勝3敗 96.1 4.58
キャニング 23 5勝6敗 90.1 4.58
ヒーニー 28 3勝3敗 64.2 4.31
バリア 22 4勝6敗 56.2 6.35
スアレス 21 2勝4敗 53.1 6.75
ピーターズ 26 3勝1敗 41.1 3.92
サンドバル 22 0勝1敗 14.0 5.79

 

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