OC Register紙:エンゼルスの前半戦の戦いぶりと後半戦の展望

毎日が天下分け目の決戦

いよいよ今日から後半戦が始まる。エンゼルスにとっては今日から今月末までが今シーズンで一番重要な戦いになる。ここで負け越すようならプレーオフ進出は遠のき、チームは来年への戦力整備へと舵を切ってカルフーンらのファイアーセールに動き出す可能性が高い。

ちなみに昨年は7月末でシーズンを諦めて、キンスラー、マルドナードらをファイアーセールで放出した。

プレーオフ出場をかけて戦い続けるのかそれとも諦めるのか。毎日が天下分け目の決戦である。

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地元紙OC Registerは前半戦を振り返ると共に、後半の展望、特に7月末のトレードデッドラインにエンゼルスがどういう決断をするのか見極めるという記事を掲載した。日本語訳を紹介しよう。


Angels midseason breakdown
(エンゼルスの中間成績を振り返る)

前半を振り返るとともに、トレードデッドラインで売り手になるのか買い手になるのかチームの決断を見極める

前半を振り返る

現状:シーズン開始前、エンゼルスは勝率5割くらい、もしかしたら5割は超えてくる程度のチームだと思われていた。つまりオールスターブレーク時点で45勝46敗の数字に驚きはない。しかし、ここまでの到達課程には少々驚かされた。マイク・トラウトが彼らしい働きをしていることを別にすれば、期待通りになったことは少ない。FAで獲ったマット・ハーヴィー、トレヴァー・ケイヒル、コディ・アレンの3投手はいずれも期待はずれで、アレンはもう解雇されている。ジャスティン・アップトンとアンドレルトン・シモンズは多くの時間を故障者リスト内で過ごし、打線の中軸はスカスカになっていた。嬉しい誤算としては、ほとんど期待されていなかったトミー・ラ・ステラとブライアン・グッドウィンが打撃面で素晴らしい貢献を見せてくれたことだ。ブルペンに関しては、ハンセル・ロブレス、タイ・バトリー、カム・ベドロージャンは概ね好成績でチームのリードを守ってくれた。ここまでのシーズン、エンゼルスは各地区の首位チーム(アストロズ、ツインズ、ヤンキース)に対して3勝13敗なのに対して、それ以外のチームには42勝33敗だった。

後半戦の予想

後半のカギ:タイラー・スカッグスを失うという悲劇以前も先発投手はエンゼルスの弱点だった。彼を失ったことは戦力的な観点からも、さらに重要なことは、精神的な観点からもあまりに大きな影を落としている。

残りのピッチャーがさらにパフォーマンスを上げることが必要だが、スカッグスを失うという悲劇がなかったとしても、それは恐ろしく大変なことだ。

ハーヴィーはもう一度先発ローテーションの地位を与えられるだろう。JC・ラミレスはトミー・ジョン手術からの復帰も近いと思われる。彼ら二人のどちらかもしくは両方がリーグの平均的な先発投手並みのパフォーマンスを見せて、先発した時に5~6イニングを投げてくれれば、エンゼルスにもチャンスはある。

トレードの可能性:今後の2週間でエンゼルスが快進撃をすれば、ビリー・エプラーGMはローテーション補強の手を打とうと思うかもしれない。マジソン・バムガーナー、ザック・ウィーラーといった好投手だがシーズン末で契約が切れる投手を獲ることはあまり考えられない。ワイルドカードのワンゲームプレーオフのために手を出すにはあまりにもリスクが大きい。マーカス・ストーンマン、ノア・シンダーガードのような複数年の契約が残っている投手は獲るかもしれないが、その見返りを差し出せばファームシステムがガタガタになる可能性がある。タナー・ロアーク、アンドリュー・キャシュナーというレベルの投手は他に比べればあまり大きな見返りは必要とされないだろうが、まあ戦力増強には違いない。

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エンゼルスが売り手に回ったとしてもあまり売る物はない。一番売れそうなのはコール・カルフーンだろうが、それは彼は今年打撃がまずまずなのと来年までのオプションがあるからだ。しかしエンゼルスはプロスペクトであるジョー・アデルのメジャー枠を空ける必要がある。もし今シーズンは終わったと判断すれば、カルフーン放出に前向きになるかもしれない。

最も大きな注目点:ほぼ今シーズン中、ブルペンはエンゼルスの強みだったが、ロブレス、バトリー、ベドロージャンはフル稼働である。エンゼルスは各試合で先発投手がもっと長いイニングを投げる必要があり、ブルペンの負担を軽くするために攻撃陣はもっと大きなリードを奪っておく必要がある。

スケジュール:エンゼルスは地区首位のアストロズと14試合を残している。加えてワイルドカードのライバル球団とも多くの試合を残している。レイズ(3試合)、インディアンス(6試合)、レッドソックス(7試合)、アスレチックス(5試合)、レンジャース(6試合)などだ。残り71試合中、41試合が当面のライバル球団との対戦である。自分らで運命を決められるだけの多くの直接対決を残しているのだが、彼らに勝つには相当に良いプレーをしなくてはならない。最も重要な連戦は今日から今月末のトレード・デッドラインまでであることは疑いようがない。19試合中13試合がマリナーズ、タイガース、オリオールズ戦というのはエンゼルスにとって幸運なことだろう。この3チームに対して大きく勝ち越せば、インディアンス、レッドソックスとの7試合を含む8月上旬の3都市遠征に勢いがつくかもしれない。

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