エースを失ったエンゼルス、絶望的に足りない投手力でどう戦う?

タイラー・スカッグス投手が急死してから一夜明けた。本日の地元紙OC Registerは一般面、スポーツ面ともトップでスカッグス投手の突然の死を大きく報じた。エンゼルスタジアムには献花する人が続々と訪れている。

昨日の試合は延期されたが、本日より公式戦が再開する。ここまで162試合中85試合とシーズン約半分の日程を消化して、42勝43敗でア・リーグ西地区4位で、首位のアストロズからは11ゲーム差。彼我の戦力差を考えると地区優勝はぼぼ絶望的。ワイルドカードの出場枠までは4.5ゲーム差とかろうじて踏みとどまっている状態だ。

アップトン、シモンズとケガ人が復帰して、ラ・ステラ、フレッチャーなどの台頭で打線はかなり良くなっているものの、圧倒的に足りないのは投手力だ。

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特に先発投手の人材不足は著しく、先発投手のチーム防御率は5.28とメジャー25位で下から数えた方が早い。しかも先発投手が投げたイニング数はトータルで368回しかなく、これは圧倒的なメジャー最下位だ(オープナーを何度か起用していることも一因ではあるが)。ちなみにメジャーで先発陣の防御率が一番いいのはドジャースで3.01、投球イニング数も1位の499回とエンゼルスとは圧倒的な差がある。

そこからチームトップの7勝をあげ、チーム最多の79.2イニングを投げていたスカッグスが抜けるのだ。監督ならずとも頭を抱えたくなるはずだ。後半戦、エンゼルスの先発投手はどうなるのだろうか。候補を見ていくと

  • ヒーニー(1勝2敗、防御率5.40)
  • キャニング(3勝4敗、3.79)
  • ペーニャ(5勝2敗、4.73)
  • バリア(2勝2敗、5.55)
  • スアレス(2勝1敗、5.57)
  • ケーヒル(2勝6敗、6.93)

誰を出しても、クオリティ・スタートが期待できそうもないラインアップ。このメンバーでどうしろって言うんだ。毎試合5回までに3-4点は取られてしまいそうだ。

ケーヒル、ハーヴィー(IL入り)、アレン(解雇)と今年補強したベテラン3投手はほぼ全滅。この3人に払った今年の年俸約30億円はドブに捨てたも同然だ。いかに選手の技量を見る目がないかを如実に表している。この3人の獲得を進言した人間は即クビにした方が良い。

今後打てる手は限られているが、効果がありそうなのは今オフFAになるカルフーンを7月末のフラッグ・ディールで放出し、若手先発を2人くらい獲ることだ。打率.225のカルフーンにどの程度のトレードバリューがあるかは難しいところだが、本塁打17本の長打力と堅い守備力には魅力を感じるチームがあるかもしれない。カルフーンには奮起してもらって7月末までに打率をもう少し上げてもらいたいところだ。

一方、カルフーンを放出する代わりに2017年のドラフト全体10位、マイナーでトップ・プロスペクトのジョー・アデル外野手を是非メジャーに上げて欲しい。

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今季マイナーでは.356の高打率を残しており、本来ならあと1-2年マイナーで鍛えたいだろうが、もうそんな悠長なことは言っていられない。マイク・トラウトがそうだったように、メジャーで出場機会を与えれば大きく伸びる可能性があり、チームの暗いムードを一変させてくれる存在になるかもしれない。

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