辛口寸評:プーホルスの凱旋ホームランへの大歓声に複雑な思い

アルバート・プーホルスがセントルイス・カージナルスのホームで7回にホームランを打ったところ、敵であるはずのカージナルスファンから大歓声で迎えられた。

敵ながら大歓声を受けた最大の理由はカージナルス時代に無敵の打棒を誇ったプーホルスへの畏敬の念であるのだが、同時に試合は0対4でカージナルスが圧倒的に有利な状況で、プーホルスのソロくらいでは試合の大勢に影響がないことも大きかった。これが逆転スリーランとかならさすがに球場は静まりかえったかもしれない。

2011年オフにFAとなったプーホルスには当然カージナルスも残留オファーを出していた。カージナルスの条件は9年210Mと言われている。しかし、すでに31歳のプーホルスに9年や10年の長期高額契約をすることはかなりリスクが高いと危惧されていた。

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結局、オーナーの鶴の一声で獲得レースに参戦したエンゼルスが10年254Mの超大型契約をオファーして、プーホルスを獲得することとなるのだが、危惧されたとおり、プーホルスの衰えは想像以上のスピードで進行し、エンゼルス移籍後は全く並の打者になってしまった。

つまりエンゼルスが獲得に名乗りを上げなければ、ババをつかんだのはカージナルスだった可能性は高かったのだ。現在のプーホルスの成績を見れば、プーホルスと延長契約しなくてよかったと思っているカージナルスファンは少なくないだろう。

そういうファンにとってはプーホルスがすっかり本数が減ってしまったホームランをカージナルス戦で打ってくれたこと、そしてそれがカージナルスの勝利にはほとんど影響を与えなかったことは心からうれしい出来事だっただろう。

一方で、プーホルスの契約が重しとなってチーム再建、特に投手の補強が思うに進まないエンゼルスファンにとっては、実に複雑な思いのプーホルスの本塁打だった。

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2件のコメント

  1. 今回の遠征は結果的には貯金を維持できるチャンスを逃してしまいましたが、
    中にはオーツマス監督の采配ミスが招いた故の試合があり、この先大丈夫なのかと不安の要素が残る遠征でもありました。
    1つは、カージナルス戦3試合がDHが無いのがわかっていながら、前日のブルージェースの4戦目に大谷を外したこと。攻撃陣のバランスが乱れ貧打に陥り、延長戦まで持ち越されて優秀な中継ぎを温存せずに使い切った上での逆転負けという結末。
    もう1つは、最終戦の9回裏に大差をつけた上に完封勝ちのチャンスまで行きながら、防御率の悪い中継ぎを抑えに登用させた結果、大炎上してあわや逆転負け寸前までいった起用方法。

    シモンズ選手が復帰されるので、この先の攻撃陣はより厚みのある筈なんですが、
    来月の順位によっては、マリナーズ並みに優秀選手を放出させることは避けてほしいものです。

    1. おっしゃるとおり、オースマス監督の采配は???が多いです。何らかの裏事情があるのかと勘ぐりたくなるほど不思議な采配がよくあります。またかなり小心者とも思えます(バトリーを不必要と思われるところでも投げさせるなど)。
      前監督のソーシアは硬直的な選手起用が多すぎて、それはそれで困った監督でした。
      頑固采配のソーシア対不思議采配のオースマス。もっといい人材はいなかったのでしょうかね?
      私はカルフーンがトレード・デッドラインまでにどこかの投手とトレードされると思っています。

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