辛口寸評:大谷逆転スリーラン、同点押し出し四球と大活躍

前半から大荒れ。3回裏攻撃中ですでに時計は8時40分。いったい何時までかかるのかこの試合、と思っていたが、結局4時間13分。これは9イニングの試合時間としてはエンゼルスタジアム最長記録だった。よく11時半までファンも残っていたよ。

エンゼルスはラ・ステラ、トラウト、大谷のホームランに、最後はルーキーのガルノーのサヨナラヒット。見所が一杯の試合だったが、突っ込み所も満載だった。

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ラ・ステラの打力は本物

ラ・ステラ、先頭打者ホームランとはやるね。トラウトにピッタリと本塁打数でついて行ってる。長打力は本物だ。去年MVPを獲ったレッドソックスのムーキー・ベッツを思わせると言ったら言い過ぎだろうか?

試合を壊す先発投手

しかし先発のペーニャ。1回2/3イニングで8安打、2四球、7失点と完全に試合をぶっ壊した。何のためにオープナーを使って立ち上がりの負担を軽減してやったのか。ほとんどアウトに取れる気配がなかったね。オースマスももう一人、二人早く交代させるべきだった。

それにしても相変わらず先発がダメだ。いつも4~5点は取られている。たまには1試合を2点以下で乗り切れないものか?ドジャースやアストロズはそんな試合が山ほどあるのに、エンゼルスは今シーズン何試合あった?野球は投手力というが本当だね。

ラミレスが素晴らしいピッチング

しかしペーニャの後を継いだノエ・ラミレスが今日は素晴らしかった。1対7と大差がついて緊張感がなくなりそうな展開だったが、8人のバッターから5つの三振を取るという今シーズン最高のピッチングで味方の反撃につなげた。今日のMVPの一人だろう。

トラウトのツーランで反撃開始

3回裏、トラウトのツーランで2点を返すと、さらに大谷のヒット、プーホルスのツーベースでチャンスを作り、カルフーンの内野ゴロ、フレッチャーのタイムリーで5対7まで押し戻す。大谷はプーホルスのツーベースで本塁へ帰れなかったのはやや走塁ミス気味だったが、次のカルフーンの1塁ゴロで判断良くホームインしたのは良かった。

大谷が起死回生の逆転スリーラン

4回裏、1死後レンヒフォのヒット、ラ・ステラの四球でチャンスを作るが、トラウトはあっさり打ち上げて2死。ここでバッターボックスに立った大谷が起死回生の逆転スリーランをセンターに叩き込む。今シーズン一番いい場面で打った。ついに8対7と逆転。今日見に行ったお客さんは良かったね!日本のメディアも大騒ぎだろう。

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バトリーを引っ張りすぎのオースマス

その後両軍の中継ぎが踏ん張り8対7のまま8回表を迎える。エンゼルスはブルペンで最も安定しているバトリーを7回からつぎ込んでいたがこの回も続投。7回表に内野フライをラ・ステラとプーホルスがお見合いしてヒットにするなど余計なランナーを出して球数がかさんでいたバトリー。8回ボールがうわずり始め、四球と安打で1死1、2塁からオルソンにセンター前に同点タイムリーを打たれてしまう。結局バトリーは43球も投げさせられてしまった。いくら信頼できる投手が他にいないとはいえ、オースマスは引っ張り過ぎだ。ただヒットを打たれた時、フレッチャーの好判断で2塁を狙ったオルソンをタッチアウトにしたのは大きかった。

とことんワンバウンドの処理がダメなルクロイ

2死3塁となりロブレスがマウンドに。しかしここで恐れていたことが起こる。ワイルドピッチである。ルクロイはワンバウンドのボールをキャッチできず1塁側にこぼしてしまう。それを見た3塁ランナーがホームに突っ込む。ルクロイもボールを拾ってタッチに行く。際どいタイミングだったがアウトの判定。しかしチャレンジの結果セーフに判定が覆り、8対9と再び勝ち越しを許してしまう。

ルクロイ、もういい加減にしてくれよ。とにかくワンバウンドの処理が下手すぎる。弾きまくりじゃないか。今日も2個ワイルドピッチを記録してついに今シーズンのチームのワイルドピッチは41個でメジャーダントツの多さだ(2位が32個)。ルクロイのプロテクターには松ヤニじゃなくて瞬間接着剤を塗っておいて欲しいよ。

ちなみにエンゼルスのオフェンスのマイナス点なのがダブルプレーの多さ。今日もルクロイとレンヒフォが記録してこれまたメジャーダントツの72個。メジャー30球団中26球団は50個以下なのでいかにエンゼルスのダブルプレーが突出して多いかわかろうと言うものだ。

常識破りのA’sの奇手に大谷が怒りのバット投げ

逆転を許したエンゼルスだが、8回裏、ルクロイとラ・ステラのヒットで2死1,2塁のチャンスを作る。するとあろうことかA’sはトラウトを申告敬遠して満塁策を取ってきた。1点差で1,2塁から満塁策とか聞いたこともないよ。しかも打者は今日ホームランを打っている3番大谷だよ。A’sはここで当然大谷には左腕のバクターをぶつけてくるのだが、よほど大谷は左が打てないと思っているらしい。1、2塁でトラウトよりも満塁で左対左の大谷の方が与しやすしと言うわけだ。

大谷は積極的にストライクを打ちに行くがファウルとなる。そしてカウントが3-2となって6球目。外角低めに完全に外れ、大谷は同点となる押し出し四球を選んだ。満塁策で押し出しとか最低じゃん。儲かった、儲かった。しかし大谷は1塁へ歩き出す時、珍しくバットを投げ捨てるようなリアクション。あれ、もしかして大谷選手、怒ってる?さすがにA’sの満塁策に立腹したか。「舐めるな!」という彼の気持ちが伝わってくるようだった。

最後はレフトフライをバンザイで、ひょうたんから駒のサヨナラ勝ち

ロブレスが9回表を締めると、9回裏のエンゼルスもあっさり2死。しかしここで今日ノーヒットだったグッドウィンがライト前ヒットで出塁。さらにグッドウィンは盗塁を決め、2死2塁と一打サヨナラのチャンスを作る。

バッターは代走を出されたルクロイに代わり9回から守備についたルーキーのガルノー。A’sのクローザー、トリビノの90マイル台後半のタマを打てそうな感じはせず、実際ガルノーは5球目の外角低めのボールをレフトに打ち上げ、「あー、延長か」と思った。この時バックホームに備え浅めに守っていたレフトのグロスマンが後方へボールを追って行くが、タイミング的には完全にボールに追いついていたのに目測を誤って落下地点よりもかなり左寄りに走ってしまった。結局バンザイしてボールに触ることもできず、打球はワンバウンドして左翼フェンスを越えた。2塁からグッドウィンを迎え入れるサヨナラのエンタイトルツーベースである。

エンゼルスにとってはひょうたんから駒の勝利。A’sには痛すぎる敗戦だ。序盤の6点リードをひっくり返され、再び逆転したのに満塁策が裏目に出て同点、そして最後はミスでサヨナラ。A’sファンならずとも目を覆いたくなるような試合だ。

エンゼルスは目立たないが、9回2死からヒットで出塁し、2盗を決めたグッドウィンが渋い活躍だ。勝利も大きいし、20連戦の中、余計な投手をつぎ込まなくて済んだのも大きかった。

中軸から下位にかけて打てないエンゼルス

エンゼルスは1番ラ・ステラ、2番トラウト、3番大谷、4番プーホルスそして9番レンヒフォが16打数10安打、8打点、3四球、3ホーマーと大当たり。しかし5番カルフーン、6番フレッチャー、7番グッドウィン、8番ルクロイは19打数3安打。いつものことながら5番から8番が打てなさすぎる。いくらチャンスを作ってもそこで切れてしまう。もうちょっと打順に工夫はできないものかね。

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