ビール高いよ、エンゼルスタジアム

現オーナーのアルトゥロ・モレノが2003年に球団を買収した時、球場のビールが高いと言って値下げさせたのは有名なエピソードだ。ファンに対して理解ある新オーナーはファンから大歓声で迎えられた。

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昔はメジャーで一番ビールの安い球場だった

2015年の調査だが、エンゼルスタジアムはメジャー30球団で最も安い価格でビールを提供していた。1オンス(約30ml.)当たりで0.28ドル。つまり球場でポピュラーなラージサイズ(約620ml.=21オンス)換算で5.88ドルしかしなかったわけだ。

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しかし最近急激にビールの値段は上がってしまった。最もポピュラーなバドワイザーやクアーズのドメスティック・ドラフトビールはラージサイズで10.50ドルもする(昨年は10.00ドルだった)。駐車場代(10ドル)よりも高くなってしまった。たった4年で2倍近くに値上がりしたことに愕然としてしまう。


ラージサイズのカップ

ビールは実売の10倍の値段

アメリカはビールの税金が安いためスーパーなどでは水よりも安い値段で売られていることもある。標準的なサイズの缶ビール(355ml=12オンス)だと30缶で20ドル少々、つまり1缶70セントくらいだ。ブランドやタイミングによっては1缶50セントも珍しくない。球場のラージサイズ換算だと0.90~1.20ドルくらいだ。それを10.50ドルで売っているのだからほぼ10倍の値段である。

ちなみにホットドッグなどは球場の内外でそこまでの価格差はない。実売3-4ドルのものを5-6ドルで売っているくらいだ。ただ食べ物は自分で持ち込むことも出来る一方で、ビールの持ち込みは出来ない。だから飲みたければ実売の10倍の値段を払って買うしかない。そこがビジネスチャンスなのは理解できるが、ビールだけがあまりに突出して高いことを考えると、持ち込みできないことをいいことに法外な値段をファンに吹っかけていると取られても仕方がないだろう。他の球場も同様であるが。

ビールの年間売上げはどのくらいなのかを推測

エンゼルスタジアムの収容人数は約44,000人。実際は平均30,000人程度の観客の入りと思われる。そのうち3人に1人、約10,000人がビールを買うとして、1日のビールの売り上げは

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10,000人x10.50ドル=105,000ドル

ホームゲームが81試合あるので、年間だと

105,000ドルx81試合=8,505,000ドル

税金等を差し引いて年間売り上げは8ミリオン程度と思われる。

補強失敗のツケをファンに回してる?

エンゼルスはこれまでにジョシュ・ハミルトン、バーノン・ウェルズなど補強の失敗で数々のムダ遣いを重ねてきたが、今年もケーヒル(9M)、ハーヴィー(11M)、アレン(8.5M)、コザート(12.7M)などほとんどムダ金としか思えない金額を大量につぎ込んでいる。プーホルス(28M)も実際の価値は半分もないだろう。

彼らはチームの勝利に貢献できていないどころか、チーム低迷の元凶でありながら、高年俸ゆえ簡単にクビにすることも出来ず、ダメだろうと感じていても使い続けざるを得ない。ファンにしてみればこれ以上のフラストレーションはない。

総売上で年間8Mくらいのものだから、こんなバカげた投資をほんの少し抑えてくれれば、ビールの価格を半分にしても球団の収支は全然問題ないはずだ。全くバカな金の使い方を繰り返してファンのフラストレーションをため、さらにビール代までむしり取ったのではたまったものではない。

普通のレストランに行けば球場の半分の値段でビールは飲める。わざわざチケットを買って駐車場代を払って入場してくれるファンからそんなにボる理由があるのだろうか?

考え方にもよるが、球場に足を運んでくれるファンにはレストラン価格程度で提供してもバチは当たらないだろう。少なくともモレノがオーナーになった頃はそういう思考回路があったはずだ。もう一度初心に戻ってもらいたいものだ。

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