復帰が秒読みと言われている大谷選手だが、週末のメキシコ遠征には同行せず、火曜日からのデトロイトでのタイガース3連戦での復帰が濃厚とみられている。
ちなみに土、日にメキシコ北部のモンテレイで行われるアストロズとの2連戦はエンゼルスのホームゲームとして開催されるが、エンゼルスのオーナーのアルトゥロ・モレノがメキシコ系移民であることが影響していると思われる。移動距離はアストロズの本拠地ヒューストンよりも近いくらいで、テキサス州とのアメリカ国境からも100kmくらいしか離れていない。
大谷本人はすでに実戦並みの強度でのバッティング練習もこなしており、いつでも復帰はOKのようだが、オースマス監督はいまだに復帰試合や打順を何番にするかなどについては明言を避けている。
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地元紙OC Register紙が復帰したくてイライラが募っている大谷についてレポートしている。日本語訳を紹介しよう。
Impatient Shohei Ohtani eager to return to Angels
(せっかちなショーヘイ・オータニは復帰したくて仕方がない)
オータニは今すぐにでも出られると言っているが来週まで復帰はなさそうだ
エンゼルスのファンはショーヘイ・オータニがチームに同行しているにもかかわらず、まだプレーさせてもらえない事に対してイライラが募っている。
それはオータニも同じだ。
オータニ 「早くプレーしたくて仕方がない。復帰が近くなればなるほどますますその気持ちが募っている」
水曜日の午後、オータニは生きたピッチャーの球を打つ練習を7打席こなし、トータルで32打席に達した。ブラッド・オースマス監督はオータニが復帰するまで40打席ほどは必要だと言及していた。
オータニは十分な結果を示し、今後さらに打席が必要だとは思っていない。
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オータニ 「状態は非常にいいです。あとは上の人がどう考えるか次第です。ゴーサインを出してくれればいつでも出る準備は出来ています。今すぐにでも行けると感じています。GMと監督の決断次第です。決めるのは彼らですから」
すでにオースマスは来週のタイガース戦の前にオータニをプレーさせることはないと明らかにしているが、それ以上のことはコメントしていない。また「オータニのフラストレーションは理解できる」とも言っている。
オースマス監督 「全てはプロセスなんだよ。我々はまさにプロセスを経ているところなんだ。オータニだってわかっていると思うよ。選手はプレーしたがるものだ。それは当たり前のことでショーヘイだけじゃない。それでも我々は全てのプロセスを経る必要があるんだ。ケガをすればプレーできるまで回復のプロセスを経ることになるんだ。彼はそのプロセスの終わりに近づいてはいるけどね」
同時にオースマス監督はオータニの出場について次のことを繰り返し述べた。復帰した時、左投手だからと言って引っ込めることはしないと。
オースマス監督 「復帰すれば左投手でも打席に立ってもらう」
昨シーズンのほとんどの期間、左投手が出てくるとオータニはあまり打席に立たせてもらえなかった。8月まで68打席左投手と対戦して打率は.167だった。しかし最終月の9月にアルバート・プーホルスが故障者リスト入りすると、左投手とも破断なく対戦し、42打席で打率.308を打った。
オータニは復帰すれば毎日打線に加わると思われるが、何番を打つのかはまだわからない。去年の終盤はマイク・トラウトとジャスティン・アップトンの間で3番打者を務めた。しかし今はオータニが復帰してもアップトンはケガのためにまだ出場できないだろう。
オータニ 「もちろん自分が何番を打つのかはわかりませんが、何番でも打つ準備は出来ています」
オータニは練習ではなく試合のプレーについての質問に答える準備はほとんど整っている。自分の復帰時期についてメディアがあれこれ質問してくることについてイライラしているのではないかと問われた時、彼は笑いながら頷いてこう答えた。
オータニ 「復帰についての質問に答えるのはいささかウンザリしていました。次は試合について話せるといいんですが」
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