トラウト、プロスポーツ史上最高額で契約延長合意へ!

朝飛び込んできたニュースだ。2020年まであと2年の契約を残していたマイク・トラウトが、さらに10年契約を延長し、トータルで12年、総額430ミリオン(約477億円)でエンゼルスと契約合意間近とのことだ。エンゼルスのウェブサイトにもトップニュースで載っているので事実であろう。

生涯エンゼルスを選択したトラウト

この契約にはOpt-Out条項(期間の途中で契約解除できる権利)は付いていないとのことなので、12年後の39歳のシーズンまでトラウトはエンゼルスでプレーすることとなる。つまり生涯エンゼルスを決断したに等しい。

エンゼルスにとってマイク・トラウトとの契約延長は最大の懸案事項とされてきた。代理人がボラスのようなカネの亡者であれば、FAになるまで待って多くの球団とギリギリまで競わせ、最大限の条件を引き出そうとしただろう。しかしトラウトはそうしなかった。まだ2年も猶予期間があるのに、あっさりとエンゼルスと契約延長した。まるで金額の多寡にはあまり関心がないかのようだ。金額には差があるが、このあたりは大谷のマインドと共通点があるように見える。もっとも総額430ミリオンという金額はアメリカのプロスポーツ史上でも最高額なのだが。

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フィリーズとハーパーとの契約よりはリスクは低く見える

1年当たりにすると35.8ミリオン(約40億円)となるトラウトとの巨額契約だが、巨大ではあるが失敗するリスクは低いと思う。トラウトはケガも少なく、成績も安定している。これからも毎年MVPレベルの活躍をしてくれることは想像に難くない。比較されるブライス・ハーパーだが、スター性はあるものの、ケガが多く、成績にもムラがあるハーパーとの13年330ミリオンの方がよほど危うく見える。

大谷との延長契約にも影響を与える?

大谷は現在ルーキー契約であと2年はほぼ最低年俸で働くことになる。その後は年俸調停権を得るので、おそらくトラウトが4年前に6年契約を結んだように、その後の3年のどこかで長期契約を結ぶと思われる。ただトラウトと同様に金額でもめることはないだろう。トラウトがあっさり今回契約したことで、大谷もあっさり決めてしまうような気がする。トラウトも大谷もお金のためにプレーしているのではなく、勝利すること以外はあまり眼中にない選手だからだ。良いチームメートだと思う。

地元紙LA Timesでもすでに記事が発表されている。日本語訳を紹介しよう。

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LA Times:Angels and Mike Trout close to record 12-year, $430-million contract

(エンゼルスとトラウトが記録的な12430ミリオンで合意間近)

関係者によると公式なコメントではないが、エンゼルスとマイク・トラウトは現契約を延長して12年430ミリオンで火曜の朝に最終合意しようとしていると報じられた。これはプロスポーツ史上最高額の契約となるだろう。

この契約にはオプトアウト条項(途中でトラウトが契約を解除する権利)は付いておらず、2030年までトラウトはアナハイムでプレーすることになる。2度のア・リーグMVPを獲得しているトラウトは、3月上旬にMLB史上最高額でフィリーズと13年330ミリオンで契約したブライス・ハーパーの契約をあっさりと超えることになる。

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アナハイムではプレーオフ未勝利のトラウトだが、ここ数ヶ月は多くの憶測を呼んでいた。ニュージャージー州ミルヴィル出身のトラウトはハーパーがサインする前からフィリーズに愛着があると言われてはいた。しかしハーパーがフィリーズと契約し、事あるごとにトラウトを東海岸に呼び戻したいと言うたびにその噂は真実味を帯びていった。ハーパーはフィラデルフィアのラジオ局で「トラウトが2020年にフィリーズに来るよう誘うに決まっているだろう」と語った。

トラウトは最近故郷に家を建て、フィラデルフィア・イーグルス(アメフト)と76ers(NBA)の熱狂的なファンであるが、南カリフォルニアの生活をだんだんとエンジョイして来ているように見える。2015年にエンゼルスと6年144.5ミリオンで契約した時は、チームメートが大好きで、オーナーのアルトゥロ・モレノにも大きな義理があると表明していた。

トラウトは生まれも育ちも東海岸で、サウス・ニュージャージーのブルーカラー的な倫理観を持っているかもしれないが、南カリフォルニアののんびりしたライフスタイルは彼と妻のジェシカ・タラ・トラウトにも合っているように見える。

2009年にトラウトがドラフト1位で指名され、2011年の夏にメジャー昇格してから、エンゼルスは1度しかプレーオフに進出できていない。その2014年に98勝してア・リーグ西地区で優勝した時もカンザスシティ・ロイヤルズにスイープ負けした。

去年のシーズン前にエンゼルスは二刀流スターのショーヘイ・オータニと契約し、ジャスティン・アップトンとは5年契約を延長、さらにベテラン内野手のザック・コザートとイアン・キンスラー、マーティン・マルドナド捕手らと契約したことで十分な戦力強化ができてプレーオフを狙えるとトラウトも考えていた。

しかし多くのケガ人が出て、ローテーションも打線もメチャクチャになり、エンゼルスは80勝82敗でシーズンを終え、プレーオフには遙かに届かなかった。エンゼルスは今オフも戦力の上積みを図ったが、それでもプレーオフに出るのは生半可ではない。

しかし、この10年メジャーでも最悪だったエンゼルスのファームシステムが、劇的に向上しており、特に19歳のジョー・アデル内野手は球界でもトップ10にランキングされている。また右腕のグリフィン・カニングと左腕のホセ・スアレスもトップクラスのメジャー予備軍だ。

27歳のトラウトは2月にエンゼルスのキャンプ入りした時に「自分の関心は勝利すること以外にはない」と語った。契約することで自分のゴールに近づくための十分な時間を得られるだろう。

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