エンゼルスの2018年シーズンを振り返る(3) ケガ人続出で投手陣崩壊

エンゼルスは今年もケガ人に悩まされた。今シーズン延べ25人がDLに入り、特にピッチャーが多かった。ケガ人続出で戦力が整わなかったことがシーズン敗退の大きな原因であることに異論はないだろう。

投手陣は開幕2ヶ月で崩壊

今年DL(故障者リスト)に入った投手の一覧である。よくまあこれだけ主力投手がケガしたものだ。大谷まで入れると6人がトミー・ジョン手術を受け、来シーズンの登板も絶望視されている。

4/8  JC・Ramirez 右ヒジ痛(トミー・ジョン) 以後シーズン全休
4/23 Blake Wood  右ヒジ痛(トミー・ジョン) 以後シーズン全休
5/1  Keynan Middleton  右ヒジ痛(トミー・ジョン) 以後シーズン全休
5/2  Nick Tropeano  右肩痛
5/19 Matt Shoemaker  右前腕部挫傷
6/8  Shohei Ohtani  右ヒジ痛(トミー・ジョン) 以後投手としてシーズン全休
6/15 Nick Tropeano  右肩痛
6/15 Jim Johnson  腰椎挫傷
6/15 Garrett Richards  左太もも挫傷
6/27 John Lamb  左ヒジ痛(トミー・ジョン) 以後シーズン全休
6/28 Jake Jewell  右足首骨折 以後シーズン全休
7/4  Tyler Skaggs  右内転筋挫傷
7/11 Garrett Richards  右ヒジ痛(トミー・ジョン) 以後シーズン全休
8/4  Tyler Skaggs  左内転筋挫傷
8/7  Nick Tropeano  右肩痛
8/16 Hansel Robles  右肩痛
9/18 Nick Tropeano  右肩痛 以後シーズン全休

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開幕前に想定していた先発投手6人制だったが、そのうちJC・ラミレス、リチャーズ、大谷の3人がトミー・ジョン手術を受けることになってしまった。シューメーカーも昨年の右前腕部挫傷が再発しシーズンのほとんどを棒に振った。スキャッグスやトロピアーノも故障を繰り返した。結局、当初のローテーション構想はシーズン序盤にして崩壊し、加えてブルペンの主軸となるはずのミドルトンとウッドまでもがトミー・ジョンでシーズン絶望となった。

つまり開幕わずか2ヶ月足らずで、先発、ブルペンともコマが全く足りなくなり、以降ツギハギだらけの投手起用になったことが今シーズンの大きな敗因だ。実はこれは過去2年も繰り返されたことだ。

野手陣で計算外はコザートくらいで影響は軽微

5/20 Rene Rivera  右ヒザ痛
6/2  Kole Calhoun  右脇腹挫傷
6/6  Andrelton Simmons  右足首ねんざ
6/8  Kaleb Cowart  左足首ねんざ
6/12 Jefry Marte  左手首挫傷
6/15 Zack Cozart  左肩亜脱臼の手術 以後シーズン全休
7/4  Chris Young  左太もも挫傷
7/13 Albert Pujols  左ヒザ痛
8/9  Mike Trout  右手首痛
8/21 Justin Upton  左人差し指裂傷
8/30 Albert Pujols  左ヒザ手術 以後シーズン全休

投手陣に比べると野手陣のケガは限定的だった。トラウトやシモンズもDL入りしたが短期間で復活してきた。1番目算が狂ったのはFAで獲得したコザートが左肩の手術で6月でシーズン全休となってしまったことだ。しかしコザートも期待されたほどの数字は残せていなかったので戦力的な影響は大きくなかった。

プーホルスは1年間健康でいることが難しくなっている。8月下旬には左ヒザの手術を受けて今シーズンは終わったが、彼がいなくなったことで大谷が毎試合DHとして出場することになり、むしろチームにとってはプラスだったろう。もはやOPSが0.700以下となり、走力まで考えると並以下の選手に成り下がったプーホルス。さらに成績を落とすとみられる来年以降、どうやって使っていくのだろうか?あと3年残る契約満了前に引退ということもありえるのだろうか?(エンゼルスにはそれが一番ありがたいだろうが)

3年連続でのケガ人トラブル

エンゼルスがケガ人に泣くのは今シーズンが初めてではない。2016年、2017年と3年続けてのことだが、今年は特にひどかった。なぜこんなにもケガ人が多いのか、チームの管理体制に根本的な問題があるのではないか?エプラーGMにはよく精査して欲しい。

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勝負をかけるのは2020年?

今オフは多少FAやトレードで補強できたとしても金銭的な制限もあり、大きな戦力アップは考えにくい。むしろあせって高年齢、長期高年俸の選手を掴まされないで欲しいと思う。

私の考えるエンゼルスのベストシナリオは、来年中にプーホルスが引退宣言して、2019年オフに財政的な余裕を持ってFA市場で動く。一方でトミー・ジョン手術からの回復が見込まれる投手と来年末までに経験を積ませて成長させた若手選手で2020年に勝負をかける。また2020年はトラウトとの契約最終年であるので、成績上昇と共にトラウトとの残留交渉を成立させるといったところだ。

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