エンゼルスの2018年シーズンを振り返る(1) シーズン勝敗分析

6ヶ月間のシーズンが終了した。残念ながら4年連続でポストシーズン進出を逃したエンゼルスだが、ソーシア監督の退任、大谷選手のトミー・ジョン手術と早くも来シーズンに向けて動き出した。

早速だが今年の戦いぶりを振り返ってみたい。第1回は開幕からの流れを振り返る。

2018年シーズン成績 80勝82敗 ア・リーグ西地区4位

2015年に85勝77敗だったのを最後に3年連続の負け越しで、80勝82敗という成績は昨年と同じである。

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昨オフには二刀流の大谷を格安で獲得してオフの勝ち組の一つに数えられた。加えて内野の強化を目指し、FAでザック・コザート三塁手、トレードでイアン・キンズラー二塁手を獲得した。一方で課題だった投手陣は大谷以外は目立った補強は出来ず、前年は故障で欠場した投手の復帰待ちという状況で開幕を迎えた。

開幕ダッシュでメジャー1位の勝率に

その4月はファンも驚く開幕ダッシュを見せた。スプリング・トレーニングでは投打とも全く良いところがなかった大谷が開幕と同時に高い修正能力を見せつけ、100年ぶりの二刀流選手という触れ込みがオーバーではないことを証明した。それに乗せられるかのようにエンゼルスは開幕からメジャートップの勝率を記録し、7連勝した4月14日の時点で13勝3敗、早くも貯金を2桁の10とした。わずか16試合で貯金2桁というのは球団新記録だった。

5月に入るとややペースが落ちたものの、4月の貯金が物を言って5月14日でもア・リーグ西の首位にいた。しかしそこからアストロズ、ブルージェイズに5連敗を喫して瞬く間に3位に後退してしまう。今年のエンゼルスは波に乗ったかと思うとあっさり連敗してなかなか勢いに乗り切れなかった。

それでも6月上旬はまだ首位まで3~5ゲーム差で踏ん張っていたが、6月7日に大谷の右ヒジに再び損傷が見つかりDL入りすると、それに合わせたように6月10日から6月28日に4勝13敗と大失速。特に6月23日からブルージェイズ、ロイヤルズ、レッドソックスに今期最長タイの6連敗を喫して一気に首位との差が13.5ゲームに広がり、事実上この連敗でシーズンは終了してしまった。

アストロズ、レッドソックス、ヤンキースにからっきし

今シーズンは特にプレーオフ常連の上位チームにからっきし弱かった。アストロズに6勝13敗、レッドソックスに0勝6敗、ヤンキースに1勝5敗。この3球団との対戦だけで7勝24敗の借金17だ。もしここで五分の成績を残せていたらプレーオフ争いにも加われていたに違いない。昨年101勝だったアストロズは今年も103勝して巨大な壁となって立ちはだかっている。ちなみにエンゼルスがこれまで3桁勝ったのは2008年100勝した時だけだ。

左投手に弱かった打撃陣

相手が左投手が先発の試合は今季51試合あったが22勝29敗と大きく負け越した。ソーシアは左腕が先発の日はカルフーン、大谷といった左バッターを引っ込めて、右バッターを並べるという戦略を頻繁に取ったが、全く結果が出なかった。対左投手のチーム打率は.224、ホームランは53本である(相手が右投手だと.249、ホームラン161本)。

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ちなみに8月29日にプーホルスがヒザの手術を受け今シーズンの出場が絶望となって以降、エンゼルスは大谷を左腕投手が相手でもDHとして先発出場させるようになった。皮肉にもその後の左投手との戦績は6勝4敗と勝ち越している。

ほぼ3試合に1試合は左投手が先発してくる現在のメジャーでは、左投手をどう攻略するかはチームの浮沈を握る大きなカギになる。それを単に右打者を並べるだけというのでは何の対策にもなっていないことは明白だ。

観客は300万人動員したが・・・

今シーズン観客数は302万人とア・リーグ2位。1位のヤンキースと2位のエンゼルスだけが300万人を突破している。しかしこの数字はあくまでも年間予約席を含むチケットが売れた数。9月の平日のゲームなど、発表ではほとんど3万人越えとなっているが、どうみても実際の観客は1万人もいなかった。チケットを持っているのに球場に足を運ぼうとしないファンが多くいる。来年は優勝争いに最後まで絡んで欲しいところだ。

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