LA Times紙 「大谷は来季もDHとして使える。打撃は投手としてのリハビリを妨げない」

ここに来て打撃で大爆発を見せている大谷選手。本日のシカゴ・ホワイトソックス戦でも4回に勝敗の決め手となるスリーラン・ホームランを、またしても左腕から放ち、5-2の勝利に大きく貢献した。ここ3戦で4発と絶好調。トラウト、アップトンが今ひとつの中、驚異的な長打力でチームを引っ張っている。

ここに来て、ついに苦手と言われた左腕からも打ち出した。ソーシア監督がもっと序盤から左投手が相手でも我慢して使っていればもっと早くに打ち出していたはずだと思うのは私だけだろうか?

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アメリカのメディアもトミー・ジョン手術は既定路線として、その打撃の凄まじさに、来季はDH専業でフル出場させるべきというトーンに変わってきている。そうなるとまだ3年も契約が残るプーホルスの処遇をどうするかという別の問題が出てくるが、それはひとまず置いておこう。

まだまだ進化を続ける大谷の驚異的な打撃に地元紙LA Timesも「たとえトミー・ジョン手術を受けても来季はDHで使用可能だ」との記事を医師の分析も交えて写真入りで大きく報じた。日本語訳を紹介したい。


Ohtani could still DH in 2019
(オータニは2019年もDHとして使える)

たとえこのエンゼルスの左打者が右ヒジの手術を受けたとしても、その爆発的得点力が衰えることはないだろう。

今週、右ヒジUCLの損傷が見つかってもショーヘイ・オータニの打撃はとどまるところを知らなかった。かつてエンゼルスで二刀流だったスターは、日曜日におそらく手術が必要になるであろうケガを告げられたが、その後の2試合で3本のホームランとかっ飛ばした。

エンゼルスは来シーズンもオータニの打撃から、これほどの凄まじさはないとしても、かなりの得点力を期待すべきで、それはたとえこの24歳の選手が予想される靱帯再建手術から回復期間だとしてもだ(2020年までピッチングはできないだろう)。

かつてドジャースとエンゼルスでチームドクターを務め、現在はフロリダ州タンパでスポーツ専門医とリハビリのスペシャリストでもあるルガ・ポデスタ医師(62歳)は、「来シーズン彼が打撃ができない理由は全くないと思う。ヒジのリハビリを通じてどのように回復、進歩していくかにかかっている。もしヒジの可動域の回復と強度に問題が出たり、ヒジの神経に複雑な問題が起これば、そこが炎症を起こして後退する可能性はある。しかし投げることはせず、DHに専念するのなら、6ヶ月で復帰可能だ。」と述べた。

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トミー・ジョン手術を経て完全に元通りになる確率は80-90%と考えられている。ピッチャーの場合リハビリの期間は12~18ヶ月、野手の場合で6~12ヶ月、オータニのようにDH専任ならば6ヶ月程度に過ぎない。

トミー・ジョン手術からのリハビリの最初の3ヶ月は術創の回復に専念し、添え木やサポーターで靱帯を保護する。4ヶ月目になると間接を動かしたり、ストレッチしたり、運動の強度を上げていく。この時点になると野手はバットを振れるようになるのが普通だ。

金曜夜のシカゴ・ホワイトソックス戦を前に、ここまでオータニは打率.287、OPS .946、18本塁打、47打点を279打席で上げており、月曜日にビリー・エプラーGMとミーティングして今後の方針を決める予定だ。

もし今月中に手術を受ければ、6ヶ月のリハビリが終わるのは翌年3月になり、その後キャンプが終わりに近づきつつも、2019年シーズンをDHとして開幕するのに十分な時間的余裕がある。投球を始めるのは6月頃になるだろう。

Hitting shouldn’t hinder recovery
(打撃が回復を妨げることはあり得ない)

ポデスタ医師は「バッティングがオータニの投手としてのリハビリを妨げたり、悪影響を与えることはない」と言う。左打席から打つ方が、右ヒジ(の内側)を守るには都合が良いという事実もある。

ポデスタ医師はドジャースでフランク・ジョーブ博士と16年をともに過ごし、エンゼルスではルイス・ヨーカム医師と3年間一緒に働いている。

ポデスタ医師 「彼は左打者なので、スイングでは右腕がバットの引き手になり、ヒジをフレキシブルに使うことはあっても、靱帯にストレスを与えることは全くない。ボールを打ちに行く時に右手は左手のようにフルに伸びきることはない。インコースの球を打とうとすると左手のヒジを少々早めにたたむ必要があり、その場合はヒジに少々ストレスがかかることもある。しかしそれはあくまで左手のことなので、いずれにせよ右手に大きなトルクがかかることはない」

今シーズン投手としては10回の先発で4勝2敗、防御率3.31だったオータニは、バッティングの時は右ヒジに防御用サポーターを巻いていた。トミー・ジョン手術で再建する靱帯はヒジの内側である。だからデッドボールでそこを痛めるリスクもない。

ポデスタ医師 「ボールが投げられたらあらゆる事が起きる可能性はある。骨折するようなこともあるかもしれない。しかし靱帯を痛めることがあるかって?それはほとんど考えられない」

ポデスタ医師によると一番のリスクは塁間でおきるかもしれない。

ポデスタ医師 「足から滑り込んだ時に右腕が下側にあると、右手が詰まってしまうかもしれない。そうなると右ヒジの内側にストレスがかかる可能性がある。あるいはヘッド・スライディングした場合、ベースや野手のグローブ、足などにヒジをぶつけてしまうかもしれない」

エンゼルスが来シーズンオータニの破壊力満点のバットをラインナップに置こうとすると、そういったリスクがある。今シーズンあれほど少ない打数であれほど多くのホームランを打ったプレーヤーはオータニ以外には誰もいない。

日曜の夜にヒューストンで先発し2回1/3イニングを投げて再度右ヒジを負傷してしまったが、その後の火曜の夜にはテキサスで今シーズン初めて左投手からホームランを打った。水曜にはトミー・ジョン手術が必要かもしれないという衝撃のニュースが流れた後、オータニは2本塁打を含む4安打を放ってレンジャーズに9-3で勝利した。

エプラーGM 「ショーヘイは打っても投げても一流の能力を見せつけている。それこそチームが、そして私が思うにあらゆるチームが渇望しているものだと考えている」

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