OC Register誌:左が先発だと大谷を引っ込めるチーム。プーホルスの今オフ引退はあるか?

現地8月25日土曜日、前回登板でキリキリ舞いさせられたバーランダーからツーベースとホームランを打った大谷だが、翌日の試合では相手の先発が左腕とういうことで、またしてもスタメンから外されてしまった。

オータニが左腕から打てていないのは事実だが、エンゼルスはプレーオフ進出が絶望となり、完全に再建モードに入ってしまったが、それは大谷を含む若手選手に多くの経験を積ませるのに絶好の状態になったのも確かだ。そんな状況で、オータニを引っ込めて代わりに衰える一方のプーホルスに打席を与える意味があるだろうか?ソーシア監督は口では「オータニには左投手を打つ経験が必要」と言っているくせに、左投手が出るとわかると引っ込めてしまう。これではいつまでたっても大谷の経験値は上がっていかない。

地元紙OC Registerも左投手が出ると大谷には出番を与えられないことについての記事を掲載した。直接的にソーシアを批判する論調ではないが、明らかに記事の背後には左投手が出ると大谷を引っ込めることへの不満がある。日本語訳を紹介しよう。

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Ohtani continues sitting out against left-handers
(オータニは相変わらず左投手が相手だと出番を与えられない)

前夜、バーランダーからツーベースとホームランを打ったにもかかわらず、日曜日、オータニの名はスタメンになかった。

アストロズはルーキーの左腕フランバー・バルデスを先発させた。オータニは7月に打者として復帰以来、エンゼルスはほとんど右投手に限って彼を先発させている。オータニは右投手には打率.313、OPS1.038だが、左投手には打率.167、OPS .498である。総打席数255のうち左投手とはわずか68打席しか当たっていない。

オータニの日本での成績は右でも左でもほぼ同じだったにもかかわらず、ソーシア監督はそれは必ずしもメジャーでは当てはまらないと言っている。

ソーシアが日曜日に語ったところでは「AAAやその他のリーグで左投手を打ったとしても、メジャーの左投手は全く異なるものだ。ショーヘイはもっと多くの左投手と対戦してからでないと評価はできない。彼が右投手から打っているのと比べると、左投手との対戦はまるで昼と夜みたいだ。オータニはキャリアを重ねていけばもっとバランスのいいバッターになると思う。現在のところ、彼は左投手に順応するための努力を重ねているところだ」

もう一つの要因はオータニがDHで先発するとアルバート・プーホルスが1塁を守らなくてはならないことだ。38歳で近年下半身のケガに悩まされているプーホルスはおそらく毎日1塁の守備に就くことが難しくなっている。相手が左腕の時はプーホルスをDHにすることが当たり前になっている。

オータニが投手として復帰すれば、問題の一部は自然に解決するだろう。オータニは投球する日とその前後は打たないので、その日は自動的にプーホルスがDHとなる。

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UCL損傷からのリハビリに取り組んでいるオータニは月曜日には45-50球のシミュレーションゲームに投げる予定だ。その後いよいよメジャーで投げることになるだろう。


以上がOC Registerの記事であるが、プーホルスとはまだ3年も契約を残している。今年も2割4分、ホームラン20本程度の成績で、全盛期と比べると全く迫力を欠くプーホルスは今後もエンゼルスでプレーを続けるだろうか?カージナルス時代には10年連続で3割30本を記録し、史上最高の右打者と言われたプーホルスには、ある意味今の成績は屈辱でしかないはずだ。スイングは鈍くなり、全力で走れない走塁は見ていて痛々しいほどだ。

エンゼルスはおそらくソーシア監督を今シーズン限りで退任させ、新しい監督で2019年シーズンをスタートさせるだろう。勝利の上積みを要求される新監督はプーホルスをベンチに置くことが多くなるだろう。そうなればプーホルスの大きな目標である700号ホームランを打つことは現実的には難しくなる。史上最高の右打者から単なる代打要員に成り下がることにプーホルスのプライドは耐えられるだろうか?

プーホルスは「現役には固執しない」と言ったこともあり、意外と今シーズンが終了したら突如引退を表明ということもあり得るのではないか、と思っている。

それどころか9月中にも今シーズン限りの引退を発表し、9月の最後はプーホルスの引退セレブレーション・ウィークになることすらあるのではないだろうか?

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1件のコメント

  1. カルフーンは絶不調でも対左腕でも出続けた、これは契約に縛られているからでプーホールズも同じこと。大谷を出すには契約変更させるしかない。

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