日本は台風、大雨、酷暑に見舞われているが、自然災害とはあまり縁のないカリフォルニアで、唯一問題になるのが夏から秋にかけての山火事(Wildfire)だ。
すでに北カリフォルニアでは大規模な山火事が報じられているが、実はエンゼルスのあるオレンジ・カウンティ(OC)近郊でも月曜日に山火事が発生した。
場所はOCの南東方向で山1つ隔てたLake Elsinoreという地域で、エンゼルスタジアムからは約48マイル(76.8キロ)ほどの距離だ。ここには2000年までエンゼルスのマイナーチームもあった(現在はサンディエゴ・パドレス傘下)。
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なぜかこの山火事はHoly Fire(聖なる火)と名付けられた。残念なことにこの山火事は自然発火ではなく人為的な放火が原因と報じられ、容疑者も拘束されている。このHoly Fireだが、消し止めるどころか現在も被害が拡大しつづけ消火のメドも立っていない。場所によっては強制的な避難命令が出ている。
冒頭の写真のように、夜にOCから見ると山々がまるで空襲のように赤く染まっており、48マイルという距離は意外と近いことに気づかされる。
昼間はOCの北東側の空は灰色に覆われており、日光にフィルターがかかって街全体がまるで朝焼けのようにオレンジ色だ。
OCの市街地にまで火災が広がるリスクは小さいが、風向きによっては空気の汚染がひどくなるので、そうなると学校などが休校になる場合もある。
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8月いっぱいは消火できない可能性もあるので、もし今月ディズニーランドやエンゼルスタジアムに行く予定がある場合は、火災情報にも気を配った方が良いだろう。
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