大谷選手の自宅に中国人が多数侵入?彼の住むアーバインはどんな街?

日本の雑誌の記事によると、大谷選手の自宅住所が知られることとなり、自宅およびその周辺に熱狂的なファンと思われる中国系の人々が連日のように押しかけているという。

大谷選手の住むアーバイン(Irvine)という街はエンゼルスタジアムから車で10-20分程度の距離にあり、昔から治安が良いことで知られている。私自身もアーバインに住んで10年近く、仕事関連も含めるとかれこれ20年以上このアーバイン周辺で過ごしている。アーバインは日本食スーパーやレストランも多く、日本人には極めて住みやすい。朝夕を除けば渋滞も少なく、どこへ出かけても駐車場探しでウロウロすることもない。

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Screenshot of jisin.jp

アーバインは元々、Irvine一族(後にIrvine Companyを形成)が所有していた広大な牧場や畑だったところに大学を中心としたマスタープランを策定して、1960年代から計画的に開発された街である。そのため広い街路、調和した街並み、管理の行き届いた緑地や公園の多い美しい街である。

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現在でもアーバインに多くの不動産を所有するIrvine Companyはここで不動産王国を形成しており、総帥のドナルド・ブレン氏の総資産は日本円で約1700億円、これは日本一の富豪と言われているユニクロの柳井正氏(1600億円)よりも多い。

下の航空写真を見ていただければわかるとおり、アーバインの街は道路に囲まれたエリアごとに面開発されている。日本の街並みのように意匠もサイズもバラバラの家が立ち並ぶことはなく、各区画ごとに決められたデザインの元に計画的に開発が進められてきた街なのである。

ただ、当初から高級住宅街として造られたわけではなく、中間層向けの住宅が大部分である。高層建築はほとんどなく、多くの建築物は3-4階建てまでである。

家のセキュリティはどうなっているのか

米国の住宅は誰でも家の前まで来られるオープンなエリアと、区画の入り口にゲートがあり、そこを通らないと入って来られないセキュリティが保たれているエリア(ゲーテッド・コミュニティ)に分けられる。アーバインの場合、セキュリティゲートの多くは自動式の開閉扉で、住民は門のところで暗証番号を入力してゲートを開ける。ゲストの場合はインターホン越しに訪問先の住民と話してリモートでゲートを開けてもらう。

大谷選手が住んでいるのはさすがにオープンエリアというのは考えにくいので、記事を読む限り、おそらく自動ゲート式のセキュリティがある区画と思われる。

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しかし自動ゲート方式では暗証番号を教えてもらったり、入場する車の後をついて行ったりすれば誰でも簡単に入ることができるので、大谷選手のようなセレブには不十分である。通常セレブは入り口に門番が24時間常駐しているようなコミュニティに住む。そこでは全ての通行人は門番にチェックされ、ゲストは住民からの訪問許可が届いていなければ入ることは出来ない。

しかし、アーバインは元々が中間層向けの住宅街として開発されているため、このような門番常駐の区画は非常に限られている。しかもそういうコミュニティは当然のように豪華で広大な(ベッドルームが最低でも4~5個はあるような)戸建住宅ばかりである。独身の大谷選手が住むには少々大きすぎ、そのため彼はそんな場所を選ばなかったのかもしれない。

増え続ける中国系住民

2010年の国勢調査ではアーバインの住民構成は概ね50%が白人、40%がアジア系、7%がラテンアメリカ系、1%が黒人となっている。しかしここ10年ほどで中国系の住民がかなり増えた。2008年のリーマンショック時に暴落した不動産価格も、その後の中国人の投資ブームであっという間に市況を回復し、戸建住宅はどんなに小さくても80万ドルは下らない。もはやファースト・タイム・バイヤーと呼ばれる初めて家を買う人々には手が出ない価格だ。

賃貸料も右肩上がりで、ダイニングにベッドルームが2つというアパートですら月額2500ドルはする。大谷選手の自宅の賃貸料は5000ドルと報じられているが、決して贅沢な物件ではないだろう。

運転免許を持たない大谷選手はどこへ行くにも通訳の運転する車の送迎が必要で、通訳も近くに住んでいないと不便なのかもしれない。しかし記事のように見知らぬ人間が押し寄せてくるというのなら、やはり門番の常駐する場所に引っ越ししたほうがいいだろう。彼の財力を持ってすれば、そういうところに家を買うのも借りるのも問題はないはずだ。事件が起こってからでは遅い。

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