LA Times:エンゼルスを救った大谷は「SHOストッパー」(名演技)

大谷選手は今頃、ようやくカナダのトロントに着いた頃だろうか。

メジャーではホームゲームが終わり、次戦にアウェイでのカードが組まれている時は、例え翌日が休日でも試合後にすぐに敵地へと移動する。今日の試合が終わったのが午後4時過ぎだったので、それからシャワー、着替えをして空港へ移動、そのままトロントへ飛び立ったはずだ。LAからトロントまでは5時間強かかるので、ホテルに到着したのは現地時間の12時を回っていただろう。体力を削るメジャーの長時間移動の洗礼だ。じっくり体を休めて次の戦いに英気を養って欲しい。

それにしても今日の試合の大谷選手の力投は感動的ですらあった。チームは5連敗、深刻な打撃不振が続き多くの得点は望めない。リードしてもリリーフが打たれる。この悪循環を断ち切る、悪い流れは今日の自分が絶対に止めるという強い覚悟でマウンドに上ったはずだ。

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しかし今日の大谷は制球があまりよくなく、ボールが先行して思うような攻め方が出来ない。そんな中でも何とかレイズ打線を2点に抑え、110球、8回2死までマウンドを守った。本人が試合後に「最後はいっぱいいっぱいだった」と認めたとおり、7回、8回は深呼吸をしながら、丁寧に粘り強く力を振り絞って投げているのがわかった。

打線は今日も4安打しか打てなかったが、四球や盗塁、犠飛を効果的に使い、8回までに5点を上げた。今のエンゼルス打線にしてはこれが精一杯だっただろう。

ソーシアも今日は珍しく我慢強く、先発を8回まで引っ張り、リリーフは回またぎさせず、選手もそれに応えた。いい勝利だったと思う。

LA Timesは日曜日の大谷の快投を讃え、Sho Stopperと名付けた。Show Stopperはショーを中断させるほどの大拍手を浴びる名演技という意味である。日本語訳を紹介したい。


Sho stopper: Ohtani snaps Angels out of slump with win over Rays

SHOストッパー(名演技という意味のShow Stopperをかけている): オータニはレイズに勝利して、エンゼルスのスランプを終わらせた)

マイク・ソーシアは大きな絵をかける男ではない。6ヶ月に及ぶマラソンのようなシーズンを戦い抜く時以外は。ソーシアは低調な打線から何とか得点をあげようとし、不安定なブルペンでいくつかのアウトを絞り出そうとしていた。

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二刀流スターのショーヘイ・オータニはこの2ヶ月足らずのメジャー生活で、時にはマウンド上で、時には打者として支配的な仕事を成し遂げて来たが、現在のエンゼルスの指揮官で、選手、監督としてメジャー32年のキャリアを持つ男には、まだまだ満足とはいかないようだ。

日曜日のエンゼルスタジアムで、オータニはキャリアハイの7.2イニング、110球を投げ、タンパベイを6安打2失点、9三振、1四球に抑えて5-2の勝利をもぎ取り、エンゼルスの5連敗とレイズの6連勝を終わらせた。

オータニは火の出るような速球と破壊的なスプリット・フィンガーを投げて今シーズン7回目の先発で4勝1敗、防御率3.35とし、52三振、14四球を40.1イニングで記録した。この間エンゼルスは6勝1敗だ。

Oh!、それに23歳のオータニは危険な左打者として、打率.321、6ホームラン、2塁打5本、17打点をわずか84打席で記録しており「日本のベーブ・ルース」というのが間違っていないことを証明している。

ソーシア「現在、チームの成長を見守ろうとしているが、オータニはピッチャーとしてもバッターとしてもチームの非常に重要な役割を担っている。しかしまだまだ存分に発揮されていない。試合の最中は彼の才能は明らかだが、そのうち高度1万メートルからでも見えるほど大きなものとなるだろう」

日曜日に海抜ゼロから見る限り、視界は良好だった。オータニの速球は回を追うごとにスピードを増し、1回は93-94マイルだったのが、4回には97-98マイルになり、その頃にはコントロールも良くなってキャッチャーのマルドナドは「どこでも好きなところに投げられていた」と語った。

スライダーとスプリット・フィンガーはキレが良く、2回にランナーを2塁に背負った時にマレックス・スミスとダニエル・ロバートソンから三振を奪ったのはスプリット・フィンガーだった。Statcastによると、彼のスプリッターは今シーズン0.23の打率(44の1)しか許していない。

マルドナド 「印象的なことだけど、彼はランナーが2塁に行くと別の動物になるような気がするよ。速球もスプリッターもスライダーもそれまでとは別物になる。スイッチが入るんだろうね。それは球速が92-94マイルの時は感じないが、いつも97マイルを超えてくるとわかる」

3回の先頭打者ジョニー・フィールドに1発を食らった後はオータニは12人連続で打ち取った。7回1死1、2塁のピンチを脱すると、8回もまだ強力だった。

ソーシア 「スピードも落ちていなかったし、カーブのキレも良かった。110球になってもまだ自分のボールを投げられるということはスゴイことだ」

オータニはキャンプではマウンド上で四苦八苦していたが、ソーシアはオータニがピッチャーとして大きく成長したからとは考えていない。

ソーシア 「オークランドでの初登板から彼のボールは変わっていない。彼の才能、投げるボール、調整能力を見ただろう?例えうまく行かなくても、2-3イニングあれば調整してしまう。それが彼の特別なところだと思う」

エンゼルスは今日の試合、先発の強力な投球が必要だった。というのもここ9試合打線は不振を極めており、打率は.193、OPS 0.580、一試合平均2.3得点しかなく、今日もわずか4安打しか打てなかった。

しかし今日のエンゼルスは状況に応じた打撃のクリニックに通ったようだ。8回にマルドナドのホームランで追加点を得る前に3つの犠牲フライを含むアウトから4点を生み出したのだ。

エンゼルスはシモンズの投ゴロのエラーの後、コザートの四球とワイルドピッチで無死2、3塁のチャンス。ここでバルブエナの2塁ゴロの間に同点に追いつき、マルドナドのセンターへの犠牲フライで2-1と逆転した。

エンゼルスは5回にマイク・トラウトが四球で塁に出ると二盗、三盗を決め、コザートの浅めのライトフライでホームへヘッドスライディングで突っ込んでリードを3-1に広げた。

トラウトは7回にも快速を披露した。四球で歩いた後、シモンズのライトへのシングルで3塁を陥れると、コザートのセンターへの犠牲フライで生還した。

ソーシア 「今日は多次元的な攻撃ができたね。塁上で相手にプレッシャーを与えられた。ヒット4本でも5点を取れるとは、点を取る方法はいくらでもあると教えてくれるようだね」

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