LA Times:不可解すぎる大谷の7回降板

現地5月14日、現地メディアの多くは昨日の大谷の11奪三振の快投を称える記事を掲載しているが、同時にソーシアが大谷を7回1死で降板させたこと、カルフーンをトラウトの代わりに2番に起用したことに疑問を呈している。

大谷の降板については、シーズンは長いので序盤で無理はさせたくないという気持ちは理解できる。しかしあまりにも先発投手を大事にしすぎて、ブルペンにはとてつもない負担を強いていることと今後はどうバランスを取っていくのか答えを出せないでいる。

ソーシアが観衆からの珍しいブーイングを浴びた背景にはブルペンがあまりにも頼りないことがある。ファンの誰もがブルペン投手が出てくると、一気に不安な気持ちになってしまうのだ。ベドロージャンに投げさせるくらいなら大谷続投が正解だと。

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また、カルフーンについては、打率.165の選手を先発で起用するのも納得行かないが、それを休養のトラウトの代わりに2番に入れたことは正気とは思えない。

5月14日(月)のアストロズとの首位攻防戦。さすがにもう起用しないだろうと思ったら、8番ではあるがまたしても先発起用だ。アストロズのピッチャーが大喜びしそうだ。ソーシアの頑固さにつける薬はないな。

現地紙 LA Timesではこれらのおかしな点について指摘している。日本語訳を紹介しよう。


Shohei Ohtani pitches another gem before Angels get walk-off win over Twins

(エンゼルスがツインズにサヨナラ勝ちする前、ショーヘイ・オータニはまたもや快投を見せた。)

ここ5週間で2回目の出来事だ。ザックという名前のバッターがザックという名前のピッチャーからサヨナラヒットを打ってエンゼルスが勝利した。

日曜日のエンゼルスタジアムで、最も不可解な出来事はマイク・ソーシア監督がツインズを圧倒していたショーヘイ・オータニを引っ込めたことだ。

メジャーデビュー6年で1度もサヨナラヒットを打ったことがなかったザック・コザートは今季2本めのサヨナラ打を打ち、「ちょっとヘンだよね?こんな事が起きるなんて想像もしてなかった。とても奇妙なことだよ」と語った。

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9回裏にミネソタのザック・デューク投手から放ったタイムリーでエンゼルスは2-1で勝利を収めた。4月4日のエンゼルスタジアムで延長13回にコザートがクリーブランドのザック・マカリスター投手から打ったサヨナラホームラン以来のことだ。

「Z」が付く人が大勢登場して訳がわからなくなりそうだ。コザートが打つ前、エンゼルスは得点圏にランナーを置いて13打数1安打、この2試合では23打数2安打だった。自身初のサヨナラ打を打つまで749試合もかかったコザートは、2本めを打つのにわずか28試合しか要しなかったことについて「エンゼルスは僕の幸運の女神に違いない」と言った。

劇的な終幕でオータニの快投は報われた。オータニは6回1/3イニングでツインズから11三振を奪い、打たれたヒットは3本、1失点に抑えていた。11個のアウトのうち6連続を含む9個を三振で奪った期間も含まれている。オータニはミネソタのバッターをまるで穴だらけかのように手玉に取った。

ソーシア「実に驚くべきスタートだった。この緊迫した試合でもショーヘイの存在感を見せつけてくれた」

しかし7回オータニはゲームを去る。キャリアハイの103球を投げ、ローガン・モリソンを歩かせた時に交代を告げられた。オータニがマウンドを下りる時には大きな歓声が上がったが、それに劣らないほどのブーイングが継投を決断したソーシアに浴びせられた。

ソーシア「オータニはまだ5~10球は投げられたと思うが、いずれにせよ替え時だったと思う。もう少し投げさせることも考えており、110球が次のメドになるだろうが、それを今すぐにやる必要はない」

しかし、キャム・ベドロージャンが交代してわずか2人目のバッター、代打ジョー・マウアーに同点タイムリーを浴びて大谷の勝ち星が消えた時、その交代は失敗だったと思わざるを得なかった。

コザートが打ってくれるまでの1時間の間、エンゼルスファンは呆然としていただろう。多くのファンはマイク・トラウトがラインナップにいなかったことにも明らかに苛立っていた。最近は全162試合にプレーする選手は少ないし、確かにトラウトにも休養は必要だろう。しかし球界で最高の選手とみなされている男にはプレーしないでよい時間などないのだ。

トラウトは結局代打で出て最後はセンターの守備にもついたが、ソーシアがトラウトの代わりに2番に入れたのは打率.165のコール・カルフーンだった。異例の起用は、伝統的とすらも言えないソーシアの考え方から来ているが、これはソーシアがジョー・マドンを含むコーチ達と何年も議論してきたことで、全ての監督の決断はワールドシリーズにどうやって勝つかということから導き出されているらしい。

しかし、カルフーンが3打数ノーヒット、2三振、塁にいた3人のランナーはいずれも釘付けだったことで、この決断は失敗に終わった。

実際にはトラウトは唯一の打席で見逃し三振に終わったが、コザートの言葉を借りれば「試合を救ったプレー」で貢献した。9回表にイアン・キンスラー2塁手への中継プレーで、エハイア・アドリアンザ選手をホームで刺したのだ。

キンスラー「シーズンが終る時、あれがシーズンを変えたプレーになるだろう」

ケガもシーズンを変えうる。実際今日の勝利には犠牲もあった。それも重大な犠牲になるかもしれない。リリーフのケイナン・ミドルトンが8回にマウンドを下りた。ソーシアによると「軽いヒジの違和感」だと言う。同じ場所の炎症で木曜日に故障者リストから帰ってきたばかりのミドルトンだが、2死を取って12球投げたところで降板した。月曜日にMRIを受けるという。

ソーシア「重症でないことを祈っている」

エンゼルスは日曜日の試合で演じた幸運が終わらないことを祈っている。

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