SF・クロニクル紙:敵のA’sがお手上げの投手大谷

現地4月1日、ついに投手としてメジャーデビューを飾った大谷選手。3失点ながらも安定した投球を見せ、アメリカのメディアも掌返し。一斉に大谷を称賛する記事を載せた。

この日のスタジアムには日米合わせて200人近い報道陣が集結したが、その中で、対戦したA’sの地元紙であるサンフランシスコ・クロニクルはA’s関係者からの大谷評を集め、敵から見て投手大谷はどのように映ったかを報じている。日本語訳を紹介したい。


A’s fall to Angels in Shohei Ohtani’s pitching debut

(A’sはショーヘイ・オータニが投手デビューしたエンゼルスに敗れる)

 

 

DHとしてA’s戦でメジャーリーグ・デビューを飾った3日後、ショーヘイ・オータニは日曜日に投手としてマウンドに上がり再び対戦した。

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A’sには彼の情報がなかった。キャンプでオータニが投球するチャンスは限られていた。この23歳の青年の日本での二刀流の前評判が盛り上がり、彼のメジャーでの初先発は多大なる関心を寄せられていた。

試合後A’sの3塁手マット・チャップマンが語った「今日のような投球をするのなら、彼は価値ある選手ということになるだろう」

オータニは6イニングを投げ、2回にチャップマンのホームランで3点を失ったがメジャー初勝利を挙げた。速球は99マイルを記録し、スプリッターを織り交ぜて、7対4で敗戦したA’sからも感嘆の声が上がった。

マーカス・セミエン「ハードなボールを投げていた。試合全体にわたって100マイルの速球に加えて、3つか4つの球種を混ぜてきた。追い込まれる前に打とうと思ったんだけれどね」

チャップマン「実に良い球を投げていると思った。今日はとにかく制球が良くて、外と内、高めと低めとボールを操られた。彼のボールをキッチリ捉えるのは難しかった」

クリス・デービス左翼手「相当に衝撃的だった。ハードな投球だった。でも彼だって人間だ」

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チャップマンは2回にオータニも人間だということを証明して見せた。マット・ジョイスとステファン・ピスコッティが流し打ちのヒットを打った後、チャップマンは0-1からのスライダーをすくい上げると、打球は左中間のフェンスを越え彼の今シーズン第1号となった。

チャップマン「オータニは打者を打ち取るボールを数多く持っているのはわかっていたから、初球から行こうとみんな思っていたんだ。だが不運にもそれを続けることができなかった」

オータニは最初の4人の打者からセミエン、マット・オルソン、デービスと3つの空振り三振を奪った。初回は球場のスピードガンでは99.6マイルを記録し、96~98マイルで推移した。そこにスプリッターとスライダー、スローカーブを織り交ぜた。

チャップマンにホームランを打たれた後、オータニはヒットを許さず、最後の15人中14人を打ち取った。6回で退いたが、結局92球を投げ、1四球、6三振でそれは全て空振りの三振だった。

ボブ・メルビン監督「オータニは完璧だった。98マイルの速球がある投手にはバットを早く振り出さないといけない。そうなると彼の抜いたボールが効果的になる。対戦する機会があればあるほど、自分に対してどう攻めてくるのかとか良いアイデアは生まれるもの。とは言っても、次にうまくいくとは限らない。彼は本物のようだね」

A’s先発のダニエル・ゴセットは4回で4点を失ったが、それはデービスのグラブからこぼれ落ちた2つのエンゼルスのツーベースによるものだった。デービスはこの日一日中レフトで太陽光線に悪戦苦闘していた。7回にはセンターのブーグ・パウエルがコール・カルフーンの打球に追いつけず追加点を許した。この時カルフーンは2塁を陥れ、次のアンドレルトン・シモンズのヒットで生還し、この回結局3点を上げた。

A’sは9回にピスコッティのシングルヒットで1点を返し、ホームランが出れば同点というところまで行ったが、ジョナサン・ルクロイが浅いライトフライに、パウエルはセカンドライナーに倒れた。開幕戦に勝利したA’sだったが、その後の3戦で敗れた。

何人かのA’sのバッターによるとオータニは最初はボールが高めに浮いていたが、回が進むにつれ低めに行くようになり、直球を低めに集めてその後のスプリッターを決め球に使えるようにしていた。

チャップマンとデービスはオータニを同じくカブスの日本人の右腕ユー・ダルビッシュと比べて、二人とも速いストレートと抜いたボールを織り交ぜると語った。

チャップマン「球が生きていた。彼の手から飛び出すボールはとらえるのが難しい。ますます難敵になるだろう。我々は彼と何度か対戦しなくてはならないのは間違いない」

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