大谷の開幕ベンチ入りは当確か。ライバル二人がマイナーへ

現地3月22日、エンゼルスは先発投手二人にマイナー行きを命じた。ニック・トロピアーノパーカー・ブライドウェルである。彼らは大谷と最後の先発投手の椅子を争っていると見られていたが、この二人がマイナー行きとなったため、大谷の開幕ベンチ入りは当確と思われる。

昨季10勝を上げたブライドウェルだが、スプリング・トレーニング6試合(先発3試合)で0勝1敗、防御率7・91と精彩を欠いていたのでマイナー落ちはある程度予想されていた。

一方、トロピアーノはトミー・ジョン手術から復帰したばかりだが、ここまで3試合に登板して(先発2試合)、2勝0敗、防御率3・12と好投していた。大谷の加入で一番割りを食った選手かもしれない。

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MLBでは「マイナー・オプション」という制度があり、40人枠に初めて登録された年から3年間は、球団が自由にマイナーに落としたり、メジャーに上げたりすることができる。一方、3年を過ぎてしまえば、勝手にマイナーに落とすことは出来ない。

逆に言えば、マイナー・オプション発動中の選手は、メジャーの戦力に弾力性を持たせられる、ある意味ありがたい存在、一方、マイナー・オプションが切れた選手はそのまま戦力としてメジャーに置いておくか、放出するかの選択を迫られる選手である。

他にマイナー・オプションの残っている選手がいないから、とりあえず残っている選手を落とすということは十分ありえる。メジャーではこういった契約上の事情から、成績が悪い選手がメジャーに残り、成績が良くてもマイナーに落とされるということが頻繁に発生する。

今回マイナーに落とされたトロピアーノとブライドウェルは、マイナー・オプションが残っているため落とされた。つまり、球団が戦力として扱うか、それとも見切りをつけるかの決断を先延ばしにしたということである。選手側から見れば、チーム事情によっては、近い将来またメジャーに上がれる可能性があるということになる。

ここまで投打ともに調子が上がってこない大谷は開幕ベンチ入りを疑問視する声も上がっていた。しかし、メジャーの外国人ドラフト25歳制限がなければ、総額200ミリオン超えのダルビッシュ、田中クラスの選手と見られていた。そのため球団としても形式上のマイナー契約にとらわれず、実質マイナー・オプションが切れた選手として扱うという決断を下したのだろう。このまま開幕をメジャーで迎え、少しずつ調子を上げてくれればいいという期待の現れだ。

大谷の開幕ベンチ入りはジャパン・マネーを当て込んだ営業上の理由と解説するメディアもあるが、実際は契約上の理由が一番大きいものと思われる。

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