LA Times紙:大谷の開幕マイナーはありえるか?

現地3月17日、地元紙LA Timesは投打で不振にあえぐ大谷選手について、開幕マイナースタートもありえるという記事を掲載した。

しかし、以前私が予想したとおり、その可能性は低くない。それはエンゼルスが大谷をメジャーに上げるのをわずか2週間ほど遅らせるだけで、大谷がFAになることを1年遅らせることができるからだ。調子の全く上がらない、そしてメジャーへの移行に苦労している現在、マイナーで開幕を迎えさせるのは経営上も全く理にかなった決断のように思える。日本語訳を紹介したい。


Could he start in the minors?

(オータニの開幕マイナーはありえるか?)

オータニについての全てのエンゼルスの決定は内部での二刀流評価に基づくもので、彼を開幕のロースターに入れるべきとか、二刀流をやらせるべきとかの外部からのプレッシャーは影響しない。GMのビリー・エプラーは金曜日に「我々の組織においては、そういう外的なものの影響を受けることなく評価する。この23歳の有望新人が投打においてインパクトを与えられるかだけが評価基準だ」

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『日本のベーブ・ルース』と触れ込みのオータニだが、この春、投打において苦しんでおり、開幕はマイナーリーグで迎えるべきとの観測が沸き上がっている。

金曜日にコロラド・ロッキーズに18対6で敗戦した試合、オータニは1回は無失点で、一人をキレのあるカーブで、もう一人は98マイルの速球で、それぞれ見逃し三振に取り、支配的に見えた。

その後、2回はデズモンドに先頭打者ホームランを、アレナドには3ランホームランを喰らい、6安打6失点でイニング途中で降板した。投球数は50球に届かず、その後25-30球をスタミナ養成のためブルペンで投げ込んだ。

マイク・ソーシア監督「いいボールもあったが、不安定だった。もう少し制球をすることこそ我々が取り組まなくてはならないことだ」

オータニの打率は .100(20打数2安打)で、打撃はよくない。足は時々宙に浮き、打席で窮屈そうでインコースの速球とカーブに苦戦している。

エプラーGM「彼の投打の能力と運動神経を見れば、彼がエリートレベルの有望新人であることは間違いない。彼はまだ完成品じゃないんだ。23歳でここまでできる選手はマレだ。普通は25、26歳から30歳くらいがピークに来るんだから」

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ではオータニはこの春、どこからスタートするのか?オータニがマイナーリーグで開幕する可能性を聞かれて、ソーシアは「その質問を投げかける相手としてオレは不適格だ」と答えた。ピッチングコーチのチャールズ・ナギーは、オータニが2週間後にメジャーで投げられるかについてどのくらい自信があるかと聞かれて「それは私の決めることじゃない」と答えた。

最終的な決断を下すであろう男はオータニを他のメジャーデビューを目指す選手らと同様に扱うことにしている。

エプラーGM「彼は最高のレベルで結果を残してきたが、それはメジャーリーグではない。それが唯一わかっていることだ。AAA級では素晴らしくてもまだメジャーでプレーしていない選手がいる他の球団と変わらないよ。メジャーに近いレベルで活躍した選手はモノになることをわかっている。我々は日本のパ・リーグは非常にレベルの高いリーグだと思っている。そこで活躍した選手がメジャーでも活躍できることを見てきた。エンゼルスはオータニに開幕メジャーを保証したことはない。」

オータニが開幕をAAAで迎え、開幕して15日たってからメジャーに上げれば、エンゼルスはオータニがフリーエージェントを得るのを1年遅らせることができる。

エンゼルスはオータニが日本でやってきた週1回の先発に近づけるため、6人ローテーションに舵を切った。そしてオータニがDHで週1-2試合出るのならばベンチの野手は3人でいけると踏んでいた。

もしオータニがメジャーで投げられても、とても打撃で期待できないのなら、これらの2つのプランは狂いを生じる。

エプラーGM「それについて判断するのはまだ早すぎる。それでも早く知りたいというのは人間のサガだとわかってはいる。我々は知的好奇心のある動物だ。しかし何かがわかるまで、物事には猶予を与えなくてはならないことがしばしばある。

オータニは明らかにメジャーで通用する球を持っているが、ここまでの8回1/3イニングで自責点15、18本のヒットを許し、ホームラン4本、防御率は16.20である。三振は19個、与えた四球は3つだ。

ソーシア監督「我々はあなた方とは違うレンズでオータニの結果を見ている。投球動作に注目しており、その結果が悪かった場合、それはメカニカルの問題なのか、リリースポイントの問題なのか?球の回転数なのか?防御率や何個の三振を奪ったかとかで彼の状態を測っていない」

エプラーGMはオータニがエンゼルスを選んだこと、彼のゲームへの影響力、チームが彼を新しいチームメートとして歓迎していること、それらに勇気づけられている。

エプラーGM「オータニの情熱、倫理観、打球、それらを見た多くの人間が彼を応援していると感じている。これはトリックではない。実際に起こっていることをみんな見ているのだ。彼を知るとその情熱に打たれるのだ」

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