メジャーリーグの観戦チケットは球団のオフィシャルサイトか、インターネット上の転売サイトで買うのが一般的だ。特に良い席を買おうと思ったらネットの転売サイトのほうが選択肢が圧倒的に多い。転売サイト最大手のStubhub.comはエンゼルスを含む複数のメジャーリーグ球団とも提携している。さらに日本語のサイト、Stuhbub Japanも開設しているので、エンゼルスのチケットを日本語で購入手続き可能だ。支払いが円建てなので、為替の変動リスクもない。
そこでアメリカと日本で、それぞれのStubhubで購入した場合、どのくらい価格が違うのか調べてみた。
まず日本とアメリカのStubhubだが、全く同じシステムというわけではない。一番異なるのは、日本から買う時は正確な座席の位置がわからないことだ。エンゼルスタジアムの座席位置は、カテゴリー名、セクション番号、列名、シート番号で表される。アメリカで買う時はこれらの情報は明らかになっているが、日本から買う際はカテゴリー名と列名しかわからない。
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例(1) 2018年4月27日(金) 19:05開始 ヤンキース戦 (エンゼルスタジアム)
超人気のヤンキース戦をバックネット裏の一番いい席(Diamond Hall of Fame)で見ようと思い、Stubhubのアメリカのサイトで価格を調べてみた。すると売り出されているのは114セクションで2席のみだった。H列の5番と6番で、価格は1枚400ドル(定価は350ドル)。さらに手数料が181ドルかかり(手数料率は22.6%にもなる)、2枚合計で981ドルだ。1枚あたり490.50ドルだ。
次に日本のStubhub Japanに行ってみる。
Diamond Hall of Fameで売られている席はやはり2枚のみ。セクションは表示されないが、H列で2枚とあるので、おそらくアメリカで売られている114セクション、H列と同じものだろう。
日本の場合、2枚で856.01ドルとなっている。さらにシステム利用料(手数料、19.5%くらい)がかかり、2枚で1,022.92ドル。1枚あたり 511.46ドルになる。1枚あたりの米国との差額は20.96ドルだ。全体の価格を考えればあまり大きな差はない。
米国 490.50< 511.46 日本。
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日本で購入する時はこれを円換算した額を支払うわけである。この為替レート(106.05円)は悪くない。

例(2) 2018年7月12日(木) 19:05開始 マリナーズ戦 (エンゼルスタジアム)
この日は大谷選手のボブルヘッドがもらえる日だ。大谷選手が出るかどうかは直前にならないとわからないが、もしかしたらイチロー選手との対決もあるかもしれない。ボブルヘッド目当てなら安い席でいい。
最初にエンゼルスのオフィシャルサイトで正規の価格を調べる。最安値はView All Star(内野の4階席)で価格は28ドル。この日はボブルヘッドの日とあって、エンゼルスのホームゲームではかなり高額に設定されている。前日水曜日のマリナーズ戦は同じ席が13ドルだ。
それでView All Starを2枚買うと手数料込みで77.45ドルだった。1枚あたり38.73ドルだ。
次にアメリカのStubhub。View All Starは6ドルからとなっている。6ドルは全ての席で最安値である。2枚購入すると手数料込みで19.76ドル。1枚あたり9.88ドルだ。
最後に日本のサイトでView All Starの一番安い席は21.85ドル。これを2枚買うと手数料込みで57.16ドル。1枚あたり28.58ドルだ。
安い順に、9.88<28.58<38.73 となった。
結論、高価な席は日米であまり変わらないが、安い席は米国のStubhubが圧倒的に安い!
高価な席は米国のStubhubで買うのも、日本のサイトで買うのも大差はない。
一方、安価な席は米国のStubhubが圧倒的に安く、定価の4分の1の価格で買える。次に日本のStubhub、一番高いのがエンゼルスのオフィシャルサイトということになった。
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