エンゼルス選手紹介 2019年(野手編)

2019年のエンゼルスの野手陣を紹介する。現役最高選手のマイク・トラウトを中心に大谷、アルバート・プホルス、ジャスティン・アップトン、アンドレルトン・シモンズらが主軸を務め、新加入のルクロイ、ラ・ステラ、ボーアらが脇を固める。カルフーン、コザートら昨年活躍できなかった選手の復活もチームの躍進には欠かせない。


マイク・トラウト(27歳) ポジション:センター (背番号27)

走攻守に秀でたメジャー最高のスーパースター、今年エンゼルスと生涯契約を結ぶ

2018年の成績

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打率 本塁打 打点 OPS 盗塁
.312 39 79 1.088 24

3月に契約を延長し2030年までの12年総額で4億3000万ドルの契約を結んだ。実質生涯エンゼルスを約束したに等しい。今季年俸は3,683万ドル。

毎年のようにMVP候補
2012年から、実質7年間のメジャー生活で、毎年MVP級の活躍を見せ、2014年、2016年と二度MVPとなっている(その他、投票2位も2回もある)。2017年にトレードマークのヘッドスライディングの際、左手親指の靭帯を断裂し約1ヶ月半の自身初のDL入りを経験した。それでもホームランはチーム最多の33本を記録。また走塁でも桁違いのスピードを持ち、2012年には49盗塁で盗塁王にもなったが、リードオフマンから、次第に主軸としてのバッティングを期待されるようになってから、盗塁は漸減している。

守備に関しても俊足を活かした広い守備範囲を誇り、たびたびフェンス際でホームランボールをジャンピングキャッチする。唯一の弱点が肩の強さが平均並みなことと言われている。

ブライス・ハーパーを遥かに超える成績
トラウトは同世代のスーパースターであるブライス・ハーパー(今シーズン、ナショナルズからフィリーズに移籍)とよく比較されるが、成績的にはトラウトが圧倒している。デビュー以降の主要な数字を比較するとトラウトが劣っているのは三振の多さくらいで、それ以外は圧勝である。特にハーパーよりも怪我が少なく、殆どの試合に出ていることがすごい。

過去7年間 試合 打率 本塁打 打点 四球 三振 盗塁 出塁率 OPS
トラウト 1065 .307 240 648 693 998 189 .416 .990
ハーパー 927 .279 184 521 585 834 75 .388 .900

トラウトは性格も真面目で謙虚。高校時代からのガールフレンドと2017年に結婚した。ビッグマウスで悪童のイメージが強いハーパーとはここでも対象的である。

ちなみにプライベートでは無類の気象マニアとして知られている。嵐が起きると追っかけているらしい。

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大谷翔平(24歳)ポジション:投手、DH(背番号17)

別項参照


アルバート・プーホルス(39歳) ポジション:1塁手、DH (背番号5)

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3000本安打も記録したMLBのレジェンド

2018年の成績

打率 本塁打 打点 OPS 盗塁
.245 19 64 .700 1

2011年に2021年までの10年総額、2億5400万ドルの契約を結んだ。2019年(8年目)の年俸は2,800万ドル。

「史上最高の右打者」
ドミニカ共和国出身。16歳のときに家族とともにアメリカに移住し、1999年6月、カージナルスにドラフト13巡目(全体402位)という低い順位で指名を受ける。しかし入団後はメキメキと頭角を現し、マイナーはわずか1年で通過、メジャーデビューした2001年に打率.329・37本塁打・130打点という新人離れした成績を挙げた。シーズン終了後にはナ・リーグ新人王を満票で受賞し(史上9人目)、MVP投票でも4位に入った。当時はポジションはまだ固定されておらず、1塁、3塁、外野の守備についていた。ちなみに2001年にはオリックスからカージナルス入りした田口壮選手がチームメートにいた。

その後、カージナルスでは11年間に渡り、毎年3割2分、40本塁打前後の成績を上げ(MVP受賞も3度)、「史上最高の右打者」の呼び名をほしいままにした。そして2011年のオフにFAとなり、エンゼルスと10年総額2億5400万ドルの契約を結んだ。

成績低下に悩むエンゼルス移籍後
期待されて入団したプホルスだったが、エンゼルスでは1年目から打撃不振に苦しんだ。4月の本塁打はゼロ。最終的に12年連続となる30本塁打に到達し、2年ぶり11度目の100打点もクリアした。しかし、OPSは12年目で初めて.900を切り、本塁打数も自己最少にとどまった。
その後も爆発的な打棒は影を潜め、成績は毎年緩やかな下降線を描いた。2017年にはマイルストーンとなる通算600号本塁打を、2018年には通算3000本安打も記録したが、打率、本塁打ともにキャリア最低に近い成績に終わっている。
結局、移籍後の7年間、成績はカージナルス時代には遠く及ばず、一度もカージナルス時代の輝きを放っていない。

通算打率 本塁打(年平均) 打点(年平均)
カージナルス時代(11年間) .328 40.5本 120.8点
エンゼルス時代(6年間) .262 28.2本 98.2点

プホルスが成績を落とした理由、特に打率が大きく低下した理由に足の故障からくる走力の著しい低下がある。度重なる足の裏の故障/手術で、1塁までの到達に恐ろしく時間がかかる。相手からすれば、内野安打の心配がないため、内野守備陣は定位置よりかなり後ろで守ることができる。後ろで守られると鋭い打球でも内野の間や頭上を抜くことが出来ないためヒットゾーンは狭くなる一方なのだ。

また、二塁ランナーの場合シングルヒットではホームに帰って来られない、一塁ランナーとしても普通の選手なら三塁への進塁が十分可能な打球でも二塁止まりということが多く、ランナーとしてはお荷物以外の何物でもない。そのため1点勝負の試合では、終盤には代走を出されることが多い。

引退が近づくのか、注目の2019年
2019年5月以降に打者に専念する大谷選手がDHで出場を続けるのは間違いないだろう。そうなるとプーホルスが出るには1塁を守るしかなく、足の故障歴を考えると出場試合数はかなり減るだろう。成績的には2割5分、15本塁打、OPS.700くらい打ってくれれば十分だ。もちろん年俸には全く見合っていないが。

プーホルスとの契約は2021年まであと3年も残っている。契約内容から言ってプーホルスを放出することは不可能なため、2019年も起用されるだろうが、クリーンアップから下位への移動も考えられる。

実直な人柄
プライベートでは離婚歴のある女性と結婚しているが(プーホルス自身は初婚)、その女性の連れ子がダウン症であったため、プーホルス自身も積極的にダウン症児のためのチャリティ活動にかかわっている。性格は誠実で、謙虚、人格者として知られる。カージナルス時代の同僚であった田口壮氏(現オリックスコーチ)との親交も続いている。


アンドレルトン・シモンズ(29歳) ポジション:ショート (背番号2)

芸術的な守備を誇るメジャー最高のショート

2018年の成績

打率 本塁打 打点 OPS 盗塁
.292 11 75 .754 10

2019年は総額5800万ドルの7年契約の6年目で、年俸は1300万ドルである。

2018年はマイク・トラウトと並びエンゼルスの打線の核を担った。打率、打点、OPSなど主要な打撃成績でキャリアハイの数字を残した。守備面では相変わらずのスーパーマンぶりを発揮し、自身4度目となるゴールドグラブ賞、6度目のフィールディング・バイブル・アワード(歴代最多受賞)を獲得した。

カリブ海のオランダ領キュラソー島の出身
カリブ海に浮かぶ、オランダ領アンティルのキュラソー島出身。同郷の先輩であり日本の楽天でもプレーしたアンドリュー・ジョーンズに憧れて野球を始めた。

進学したウエスタン・オクラホマ州立大学では投手として最速157キロを計測するほどの強肩を誇っていた。2010年のMLBドラフト2巡目(全体70位)の高い順位でアトランタ・ブレーブスに遊撃手として指名され、実質2013年よりメジャーに定着した。

2016年よりエリック・アイバーの後釜としてエンゼルスにトレードで加入した。

圧倒的な守備力
とにかくメジャー随一の華麗な守備を誇る。三遊間への深い打球が飛んだときこそシモンズの見せ場である。深い位置で捕球して矢のような送球を一塁へ送る。また不完全な体勢からも早く、正確な送球を送ることができる。

過去5年間の累積DRS(*)はメジャー全選手中ダントツの+124.0点である。2位がカブスのジェイソン・ヘイワード外野手の+83なので、シモンズの凄まじさがよくわかる。

(*)DRS (Defensive Runs Saved)
平均的な選手を0点とし、その選手に比して守備で何点失点を防いだかを示す指標。例えばあるシーズンのDRSが+5であると、その選手が平均的野手と比べてシーズンで5点防いだということになる。逆に-5ならば、平均的野手と比べて5点余計に与えたということになる。
1年間で+10なら守備の名手、+15以上ならゴールドグラブ賞候補、逆に-10なら貧弱な守備、-15なら最悪レベルである。2018年のシモンズは+21でメジャー2位タイだった。

シモンズはゴールドグラブ賞をショートで4度受賞しているが、この賞はコーチや選手の投票で行われるため、打撃を含めた存在感や印象度などで左右されることが多く、本当に守備の上手さを評価しているとは言い難い。一方、純粋なデータに基づいてセイバーメトリクスの専門家の投票で守備位置別に選ばれるフィールディング・バイブル賞をシモンズはショートのポジションで2013年より6年連続で受賞中である。

WBCの常連
WBCに出場するとシーズンの調整が狂うという理由で出場を辞退する選手も多いが、シモンズは「WBCに出た方が調子もいいし、祖国代表でプレーしたい」と言い、招集があった13年と17年の過去2回ともオランダ代表として出場している。

趣味は料理。なおオランダ語、スペイン語、英語、フランス語、パピアメント語の5ヶ国語を話すことができるらしい。

エンゼルスの試合を見に行ったら、大谷選手だけでなく、シモンズの華麗な守備にも是非注目してほしい。


コール・カルフーン(31歳) ポジション:ライト (背番号56)

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エンゼルスで貴重な左バッターだが成績低下に悩む

2018年の成績

打率 本塁打 打点 OPS 盗塁
.208 19 57 .652 6

2019年は、総額2600万ドルの3年契約の最終年となり、年俸1050万ドル(2020年は球団オプション)。

成績低下に悩む過去2年
小柄ながらシュアな打撃に加え、一発もある長打力も魅力の外野手だったが、2017年以降打撃成績が低下している。打率も2017年が.244、2018年が.208と2年連続でキャリアワーストを更新してしまった。バッティングフォームを変えるなど試行錯誤しているが、なかなか上向いてこない。
2019年は契約最終年でもあるので勝負の年である。リードオフマンとして復活を遂げられるかどうかがエンゼルスにとっても浮上のカギになるだろう。

数少ない生え抜き選手
アリゾナ州出身。アリゾナ州立大学から、2010年にエンゼルスの8巡目指名でプロ入り。2012年にメジャー昇格すると、2013年からレギュラー定着。トラウトとともに数少ない生え抜きのレギュラー野手である。

メジャーの選手としては小柄(身長177cm)ながら、太い体幹を使ったシュアでパワフルなバッティングと、強肩を活かした堅い守備力を誇る。2015年にはホームラン26本を放ち、主軸を任されるようになった。その年ゴールドグラブ賞も受賞した。


ジャスティン・アップトン(31歳) ポジション:レフト(背番号9)

驚異的な身体能力を誇り、早くからケン・グリフィーJr.二世と呼ばれてきた逸材

2018年の成績

打率 本塁打 打点 OPS 盗塁
.2573 30 85 .826 8

2017年8月31日にタイガースからエンゼルスへ移籍してきた。オフにエンゼルスと2018年から5年1億600万ドルで契約。2019年の年俸は1800万ドル。

エンゼルス打線の中核のはずが、ケガで出遅れている2019年
2018年は出場は145試合にとどまったものの、自身3度目の30本塁打を記録し、長打力を見せつけた。プーホルスの成績低下の中、トラウト、大谷と並び打線の核として期待されているが、3月のオープン戦で右足親指を負傷し故障者リストで開幕を迎えた。復帰までは2~3ヶ月かかると診断され、エンゼルスの得点力低下が懸念されている。

高校時代から将来を嘱望された逸材
バージニア州出身。高校時代から俊足巧打のショートとして最高の評価を受けていた。2005年にMLBドラフト全体1位でアリゾナ・ダイヤモンドバックスから指名される。ちなみに、3歳上の兄メルビン・アップトン・ジュニアも、2002年にタンパベイ・デビルレイズから1巡目(全体2位)で指名されており、史上最高のドラフト順位の兄弟である。

驚異的な身体能力を誇るアスリートで、スケールの大きさ、攻守走に優れた素質から、早熟の5ツール・プレーヤー、ケン・グリフィーJr二世と呼ばれる。ダイヤモンドバックスでショートから外野手に転向し、メジャーデビューを果たす。スピードとパワーをともに揃えたプレースタイルでレギュラーの座を掴んだ。

その後ブレーブス、パドレス、タイガースと移籍するが、好不調の波が大きく、なかなか1年を通じて安定した成績を残せていない。11年間のメジャー通算打率は.269とやや物足りない。

しかし、2017年はタイガース/エンゼルス通算で、自己最高となる35本塁打・109打点・OPS .901をマークした。


ザック・コザート(33歳) ポジション:ショート、3塁手(背番号7)

2018年は故障に悩みほとんど活躍できず

2018年の成績

打率 本塁打 打点 OPS 盗塁
.219 5 18 .658 0

キャリア最高の数字から一転、キャリア最低に終わった2018年。今年は復活を期す年に。
レッズ時代の2017年は打率(.297)、本塁打(24)、OPS(.933)などでキャリア最高の数字でFA移籍してきたが、2018年は故障もあって、わずか58試合の出場にとどまった。打率も前年のキャリアハイから一転、キャリア最低の.219に終わった。OPS、本塁打も大きく低下した。2019年は少しは数字を戻さないと不良債権扱いされるだろう。

2017年レッズからFAで移籍
テネシー州出身。レッズから2017年オフにFAでエンゼルスへ移籍。エンゼルスとは3年3800万ドルの3年契約を結んだ。2019年の年俸は1267万ドル。

2007年のドラフト2巡目(全体79位)という比較的高順位でシンシナティ・レッズから指名され、プロ入りした。2012年からレギュラーに定着した。その頃から高い守備力には定評があったが、打撃が課題だった。

しかし6年目の2017年はキャリアハイの打率.297、24本塁打を記録し、オールスターにも初出場した。特に出塁率.385、OPS.933と非常に優秀な成績を残し、オフのFAの目玉の一人だったが、エンゼルスが獲得に成功した。

3塁手として出場
エンゼルスではメジャー屈指の守備力を持つシモンズが正遊撃手として君臨していることもあり、コザートは3塁手として起用されている。実は、これまでエンゼルスの3塁手は長年レギュラーを固定できない穴のポジションだった。プホルスが加入した2011年はそれまで1塁手だったマーク・トロンボ(現ボルチモア・オリオールズ、2016年ア・リーグ本塁打王)の打力を活かし、3塁転向を図ったが、やはり1塁から3塁への転向は簡単ではなく1ヶ月持たずに挫折した。

コザートが2017年並の成績を残してくれれば、長年の懸案事項が一つ片付くことになるのだが、一発屋で終わらないことを祈る。


デビッド・フレッチャー(24歳)ポジション:内野/外野手 右投げ/右打ち(背番号6)

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ルーキー契約(56万1500ドル)

小柄ながらしぶといバッティングと勝負強さが光る

2018年の成績

打率 本塁打 打点 OPS 盗塁
.275 1 25 .678 3

2018年にエンゼルスでメジャーデビュー。元々内野手だが外野もできるユーティリティ・プレーヤー。身体は小さいがファイトあるプレーと勝負強いバッティングでレギュラーを掴んだ。エンゼルスがワールドシリーズを勝った時の名ショート、デビッド・エクスタインを思わせる。フレッチャーがトップバッターを打てるくらいになれば層が厚くなる。


ジョナサン・ルクロイ(32歳) ポジション:キャッチャー、右投げ/右打ち(背番号20)

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成績低下の元オールスターを廉価に契約

1年、3.35+1.2Mで契約。元アスレチックス、FAで獲得

エンゼルスはマルドナド放出後、経験の浅い捕手しかおらず、捕手の補強はオフのテーマの1つだった。当初はドジャースのYasmani Grandalの獲得レースに参加するのではないかとも言われていたが、結局コストの安いルクロイに落ち着いた(Grandalはブルワーズと16Mで契約)。

2010年にブルワーズでメジャーデビュー。1年目の後半には早くもレギュラーに定着し、堅実な守備と勝負強いバッティングでナ・リーグでも最高の捕手の一人となった。2014年にはナ・リーグMVP投票で4位に入るほどで、オールスターにも2度選ばれている。2016年にレンジャースにトレードされたが、それまで毎年OPS .800前後の安定した打撃成績を残した。

その後ロッキーズ、アスレチックスと移籍したが、残念ながら2017年以降、成績は下降、2018年はキャリアワーストの打率.241、OPS .617、本塁打4本に終わっている。

ちなみに昨年、大谷とバッテリーを組んで、夏にアストロズに移籍したキャッチャーのマルドナドはブルワーズ時代の2012~2016年の5年間、ずっとルクロイの控えに甘んじていた。


ジャスティン・ボア(30歳) ポジション:1塁手、右投げ/左打ち(背番号41)

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長打力のある巨漢一塁手。プーホルスと交代で1塁を守るだろう

1年、2.5Mで契約。フィリーズをノンテンダーFAとなっていたのをエンゼルスが獲得

193センチ、115kgの巨漢選手。昨年はマーリンズとフィリーズで141試合に出場し、打率.227、OPS .746、本塁打20本を記録したが、打率.227はキャリアワーストだった。

大谷が開幕にDHで間に合わないのでその期間はDHを、大谷復帰後はプーホルスと交代で1塁手を務めると思われる。リーグが変わるので不確定要素が多いが、ツボにはまれば爆発力はある。プーホルスより打ってくれれば御の字だ。


トミー・ラ・ステラ(29歳)ポジション:内野手 右投げ左打ち(背番号9)

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打数169、打率.266、HR1、OPS .672)<-シカゴ・カブスからトレードで獲得。交換選手はマイナーの左腕救援 Conor Lillis-White。1年、1.35Mで契約。

カブスの控え内野手だった。左打者が少ないエンゼルスなので獲得したのだろう。打率.266、OPS .711はまあまあだが、やや線が細く、5シーズン(947打席)でホームラン10本と長打力がない。長打力のない選手は相手から見て怖くない。よほど打率や出塁率が高いとか、盗塁をたくさん出来るなどの特徴がないと生き残るのは難しいだろう。


ケヴァン・スミス(30歳)ポジション:キャッチャー 右投げ/右打ち(背番号44)

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シュアな打撃の捕手だが守備に難あり。ルクロイの控えをブリセニョと争う

プロ入りは2011年、ホワイトソックスからドラフト7巡目で指名された。2016年にメジャー昇格し、2017年は52試合に出場した。打率は2017年が.283、.2018年が.292と平均以上だが、盗塁阻止率が13~15%と弱肩で、次第に出番が減っていき、2018年オフにDFAされた。

ウェイバー公示中にエンゼルスが獲得。1年57万3000ドルで契約。正捕手ルクロイのバックアップを務めると思われるが、守備力の向上が求められるだろう。若手のブリセニョがライバル。


ブライアン・グッドウィン(28歳)ポジション:外野手 右投げ/左打ち(背番号18)

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アップトンのケガを受け、開幕前に急遽獲得

1年、58万3500ドルで契約。

2011年にドラフト1巡目でナショナルズから指名されプロ入り。2016年にメジャーデビュー。2017年は控え外野手としてメジャーに定着し、74試合に出場して打率.251、13本塁打、30打点、6盗塁を記録したが、2018年7月にロイヤルズへトレードされた。

2019年はキャンプ終了前にロイヤルズからウェイバーされたが、アップトンの故障で外野が手薄になったエンゼルスが獲得。レフトのポジションをボージャスと争うことになった。


ピーター・ボージャス(32歳)ポジション:外野手 右投げ/右打ち(背番号12)

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1年、58万3000ドルで契約。

2010年にエンゼルスでメジャー昇格した選手で、当時はスピードがあって守備もよく、2011年には打率.271、12本塁打、22盗塁、OPS .765を記録してレギュラーに定着した。しかし、その後思ったように成績は伸びず2014年にカージナルスにトレードされた。

その後フィリーズ、ブルージェイズ、ブレーブスと移籍を繰り返したが、打率は低下する一方で2018年ブレーブスではほぼ守備要員で打率も.205しかなく、7月には戦力外になった。

2018年オフに5年ぶりにエンゼルスに復帰した。現在はアップトンがDLなので使われているが、数字を残さないと生き残るのは難しいだろう。残された時間はあまりない。

(追記)
2018年5月、大谷の復帰とともにDFAされた。開幕からの打率が.091(44打数4安打)では話にならなかった。エンゼルスとマイナー契約する道は残っている。


ホセ・ブリセニョ(25歳) ポジション:キャッチャー、右投げ/右打ち(背番号10)
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思い切りのいいスイングをする若手キャッチャー

2018年の成績

打率 本塁打 打点 OPS 盗塁
.239 5 10 .684 0

ベネズエラ出身。2010年にロッキーズと17歳で契約。その後ブレーブスを経て、2016年からエンゼルスでプレー。2017年のエンゼルスのマイナーでは打率.187とバッティングに苦しんだが、2018年はマイナー23試合で打率.261の成績。

その後メジャーに昇格し、128打席で5本のホームランを放ちOPSは.684を記録した。非常に思い切りのいいスイングをするが、攻守両面でまだまだ成長の余地がある。

2019年はマイナーで開幕した。当面はルクロイのバックアップをケヴァン・スミスと争うことになるだろう。

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