チケットを買う方法

エンゼルス戦を観戦するにはチケットを確保することがその第一歩。インターネット普及以前は球場のチケットオフィスに出向いて買う、良い席が欲しい場合はチケットブローカーに頼むというのが一般的だったが、今はエンゼルスのオフィシャルサイトからチケットを入手するのが一般的だ。しかしそれ以外にも良い席/安い席を手に入れる方法はいくつもある。そこでSingle Game Ticket(試合ごとのバラ売りチケット)を買う方法を紹介しよう。

また別掲の「オンライン転売サイトを徹底研究」も参照されたい。

(1)エンゼルスのオフィシャル・サイトから買う
(2)球場のチケット売り場で買う
(3)オンライン・チケット・ブローカーで買う
(4)インターネットの掲示板 (Craiglist)で買う
(5)エンゼルス公認!チケット・アップグレード!最大6割引き

2018年4月28日のヤンキース戦のチケット価格を比較
売れ残り枚数から価格変動を予測する(StubHub)

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(1)エンゼルスのオフィシャル・サイトから買う

エンゼルスのオフィシャル・ウェブサイトに行くと、Ticketsというメニューがあるので、そこからSingle Game Ticketsを選択し、試合ごとのチケットを購入することが出来る(https://www.mlb.com/angels/tickets/single-game-tickets)。

MLB.comのユーザ登録後、クレジットカードで購入できる。チケット代以外に手数料が1席当たり9%もしくは2.5ドル、加えてオーダーごとの手数料が4.95ドルかかる。そのため例えば一番安い8ドルの席を2席買った場合でもトータルで26ドルほどかかることになる。実際の手数料の比較は本章末の記事を参考のこと

購入したチケットの受け取り方法は、宅配便(Fedex)で受け取る、当日球場で受け取る(Will Call)、電子メールでPDF形式で受け取るから選択できる。Will Callで受け取るときは身分証明書(パスポートなど)が必要となる。

宅配便は送料がかかるし、試合直前の購入だと配達が間に合わない可能性もある。Will Callの場合は、当日球場のWill Call窓口に行列しないといけない(場合によっては20分以上行列することも)などのデメリットがあるなので電子メールでPDF形式でチケットを受け取るケースが最も一般的。受け取ったチケットはプリンタで印刷して当日球場に持っていけば、普通のチケットと全く同様に扱われ、球場ゲートでバーコードをスキャンするだけで入場できる。

しかしオフィシャル・サイトで売られているチケットは年間予約席で売れなかった場所なので、内野の良い席や、並びで複数の席を購入したいなどの場合は買えない可能性もある。その場合は後述のオンライン・チケット・ブローカーなどから購入を検討しよう。

(2)球場のチケット売り場で買う

エンゼルスの試合がない日でも球場のチケット売り場(Ticket Office)はオープンしている。人気カードでなければ、当日券も入手できると思う。もちろん前売りも買うことが出来る。インターネットで購入するのと違い、手数料が一切かからないのがメリットだ。反面、良い席はあまり期待できない。

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シーズン中の試合がない日の営業時間
(月)~(金): 10:00 a.m. ~ 6:00 p.m.
(土): 10:00 a.m. ~ 3:00 p.m.
(日): クローズ

なお、試合がない日に球場にチケットやグッズを買いに来た場合は駐車料金はかからない。もしゲート入り口に係員がいた場合は「チケットを買いに来た」「グッズを買いに来た」と言えば通してくれるだろう。

(3)オンライン・チケット・ブローカーで買う

日本では営利目的のチケットの転売はダフ行為と呼ばれ、古物営業法違反や迷惑防止条例違反であるが、アメリカは日本と異なり、完全に合法である。そのためインターネット上では多くのチケット売買サイトがある。代表的なサイトとして、StubHub, Seatgeek, VividSeatsなどがある。ここでは野球に限らず、NBA、NHLからコンサートまで、ありとあらゆるイベントのチケットを取り扱っている。ここ数年、管理人がチケットを買うときはほとんどこれらのインターネットのチケット・ブローカーで購入している。

これらのサイトではメジャーリーグの年間予約席を購入している人が、自分の観戦しない日のチケットを売り出している。最近は最初から転売することを狙って、年間予約席を購入する者も大勢いる。年間予約席を購入するとプレーオフのチケットが優先的に購入できたりと、何かとメリットも多い。そのためこれらのサイトではオフィシャル・サイトでは一般に売り出されないような素晴らしい座席が多数売りに出される。また球場内の駐車料金が含まれていたり、VIPゾーンに駐車できたりなどオマケがついているチケットも売りに出ている。

これらのサイトのチケット価格はオフィシャルな販売価格よりもさらに流動的だ。人気カードの最高の座席は天井知らずで、一枚何百ドルになることも珍しくない。例えばドジャースタジアムで行われた2017年ワールドシリーズ第7戦は、外野席でも1枚800ドルの価格がつき、バックネット裏は1万ドルを超えた。

一方で、不人気カードの座席は試合直前になると投げ売りのような状態となり、本当に格安で入手することができたりする。

これらのサイトでチケットを買うとチケット代金の他に、Service FeeやDelivery Feeといった各種の手数料が発生する。しかしそれを考えても、良い座席が非常にリーズナブルな価格で入手できることが多い。

チケットの販売枚数は、売り手によって異なるが、2枚とか、4枚とかの単位で売られていることが多い。4枚売りに出している人から2枚買うことは可能だが、3枚買うことは出来ないことが多い。なぜなら残りが1枚になってしまうと売ることが難しくなるため、最低でも残りが2枚以上になることが求められるからだ。

これらのサイトは基本的には個人売買であるため、お金を払ったにもかかわらず、チケットを入手できなかったという事故が起こる可能性があるが、各社で保険がかけられており、損することはないようになっている。

オンライン転売サイトでのトラブルの実例

通常はインターネットで購入手続きが終了すると、「購入を受け付けました」というメールがまず届き、それから数分以内にはオーダー完了とチケットへのダウンロードリンクが載ったメールが届く。

しかし、私はこれまで転売サイトでチケットを買ったものの何らかの理由で、最後のダウンロード・リンクのあるメールが届かなかったことが2度ある。いずれも試合開始まであと3時間ほどという当日の駆け込み購入だったため、メールでの連絡では間に合わず直接カスタマーサービスに電話する羽目になった。

私の経験では購入完了後、10分以内にダウンロードリンクのメールが届かなかった場合、何らかの問題が生じている可能性が高い。すぐにカスタマーサービスに問い合わせのメールを打つか、直接電話した方がよいだろう。

具体的には一度はVividSeats、もう一度はSeatGeek経由のfanXchangeというサイトだ。VividSeatsの時はシステムトラブルが原因だったらしく、お詫びにちょっとだけいい席を手配してくれた。一方fanXchangeの方は2度電話したあげく、単にキャンセルとなった。

ちなみに下記のStubHubは手数料は高めだが、トラブルになったことはなく、これまでの個人的な経験からはシステム的には一番信頼性が高いように感じる。

Stubhubで実際の購入

ではオンライン・チケット・ブローカー最大手のStubHubでの買い方を紹介しよう。他のサイトもほぼ買い方は同じだ。直接サイトに行くかエンゼルスのオフィシャル・サイトのTicketsというメニューに行くと、StubHubへのリンクも張られている。

まずサイト上で「Angels」で検索すると、エンゼルスの試合が表示される。観戦したいカード(日付)を選ぶと現在売りに出されている座席の一覧が出てくる。
左上のZoneを選択すると、あるまとまった区画の中での最低価格を表示してくれる。また右上のFilterからは手数料込みの値段を表示したり、価格レンジを指定したりできる。このマップをフルに駆使して自分の希望に合う座席を探そう。

座席が決まったら、支払画面に行くが、その前にユーザ登録をすることを求められる。登録したら最後にクレジットカードで支払う。エンゼルスのチケットの受け取り方法はMobile Ticket(スマホで受け取る)がほとんどだ。郵送やStubHubの営業所でピックアップが選べる時もある。

オーダーが受信されると、まず1通目の受注確認メールが届く。StubHubで実際にチケットがあるかが確認されると2通目のメール届き、その中にダウンロードへのリンクが載っている。しかしStubhubではスマホに専用アプリをインストールし、スタジアムのゲートではそのアプリ上で表示されるQRコードを示すように指示される。そして紙に印刷して持っていっても無効だとある。

あとはスタジアムにスマホを持っていくだけだ(充電をお忘れなきよう)。

ちなみにStubhubには日本語サイトもあるが、円決済できること、日本語で手続きできることはありがたいが、残念ながら手数料は米国で買うよりも割高になっている。

参考記事: エンゼルスのチケットは日米でどのくらい違う?(日米Stubhub比較) (2018年3月8日)

一方、VividseatsやSeatgeekなどでチケットを買うとメールが届き、PDF化されたチケットをダウンロードして、プリンタで印刷して持っていくようにと指示されている。このあたりはサイトによって異なっているので注意してもらいたい。

問題は手数料が高いこと

何かと便利なオンライン・チケット・ブローカーだが、問題は手数料の高さだ。Stubhubの場合、チケット価格の約20-22%のService Fee(手数料)と、1枚につき2.0~2.5ドルのFulfillment Feeと呼ばれる手数料がかかる。ちなみに6ドルのチケットを2枚買うと総額は18..40ドルになる。100ドルのチケットを2枚なら249ドルだ。

 

(4)インターネットの掲示板 (Craiglist)で買う

Craiglistはアメリカで最も普及しているインターネットのクラシファイド、いわゆる「売ります、買います」掲示板である。エンゼルスのチケットも売りに出されている。StubHub等と違い、手数料が全くかからないので売り主、買い主双方にとって金銭的なメリットがある。当然、試合が近づくと価格は大きく変動する。中には投げ売りに近いものもある。

さすがに短期の旅行者には不向きだが、もし手渡しで受け取りが可能なエリアに知人が住んでいたり、ある程度長期でアメリカにいるのなら、超格安でチケットが手に入る可能性があるので、検討する価値はある。いったいどのくらい安いのかは、CaliforniaのOrange County、Tickets(http://orangecounty.craigslist.org/tix/)をのぞいてみてほしい。

(5)エンゼルス公認!チケット・アップグレード!最大6割引き

これは裏技でも何でもない。あくまでもエンゼルスが提供する公式な方法だ。それは「Upgrade」と呼ばれ、追加料金19ドルを払えば、Field All Starと呼ばれる1階席で見ることが出来るのだ。

アップグレードで座れるのは3塁側(106、107)、1塁側(129、130)ブロックだ。Field All Star席の定価は一番安い試合でも56ドルとなっている。オンラインで買えばさらに手数料が加わって、仕上がりは65-70ドルくらいの席である。

対象となるのは下記マップで赤い丸の場所だ。

しかし、注意点がいくつかある。

  1. 全ての試合で実施されるわけではない。しかしドジャース戦、ヤンキース戦などの特別に人気のあるカードを除けば多くの試合で行われている。実施されるかどうかは実際のチケットの売れ行きに左右される。目安としてはField All Starの定価が60ドル以下に設定されている日は行われることが多いようだ
  2. アップグレードの売り出しは試合当日、ゲーム開始2時間前から。ナイトゲームの場合は午後5時からだ
  3. 枚数に制限があるので早めに手配した方が良い
  4. アップグレードとは別に入場券は持っておく必要がある。球場内へはその入場券で入り、実際に座る席はアップグレードで買った席になる
  5. 球場内に入ってから買うことも可能
  6. 全ての手続きはスマホのアプリ上から行う

では実際のアップグレードの方法は

  1. スマホのMLB公式アプリ「Ballpark」をダウンロード。
  2. SettingsからFavorite Teams(お気に入りチーム)をAngelsにしておく。
  3. アップグレードが売り出されたら、Ticketsタブを開き、Upgradeのボタンを押す。
  4. あとは指示に従って座席の場所や枚数を指定し、クレジットカードで決済する。この時実際に持っているチケットの情報等は不要。
  5. 購入後はアプリ上に購入した座席が表示されるので、座席案内の係員にその画面を見せればいい。

アップグレードするには別にチケットを買っておく必要があるが、最初からアップグレード目的なら極力安いチケットを買えばよい。例えばGameTimeなどのサイトでは手数料込み6ドルくらいで手配することも可能だ。するとアップグレード料金19ドルと合わせて25ドル程度で60ドル以上する座席で観戦することが出来る。なんと定価の6割引だ。知っておいて損はないテクニックだ。

万が一、アップグレードできなくても、最初に買ったチケットの席では観戦出来る。


4月28日(土)のヤンキース戦のチケットの例(2018年4月26日投稿記事より)

一番安いのは両翼5階の40ドルの席だが、試合の3日前には売り切れてしまった。

そこで、エンゼルスの公式サイトや私のよく使うオンラインチケットブローカーの価格を比べてみた。座席は現在公式サイトでは一番安いネット裏の5階席前列(定価50ドル)を2枚買う時の1枚あたりの価格である。

チケット代 手数料 合計
エンゼルス公式(ネット) $50.00 $11.48 $61.48
エンゼルス公式チケットオフィス $50.00 $0 $50.00
StubHub.com $70.00 $18.50 $88.50
Vividseats.com $68.00 $19.50 $87.50
Seatgeek.com $71.00 $17.00 $88.00
Gametime.co $69.00 $17.00 $86.00

一番安価に購入できるのはエンゼルスタジアムのチケットオフィスまで出かけて行って窓口で直接買う方法である。何しろ手数料が一切かからない。公式サイトのネット販売はTicketmasterやStubhubのシステムを拝借しているためか手数料が高い。

ヤンキース戦のように人気が高い試合はインターネットのチケットブローカーよりも公式サイトや窓口で買ったほうが圧倒的に安い。


売れ残り枚数から価格変動を予測する(StubHub)

各サイトは売れ残りの状況やその試合のチケットをチェックした人数などから、最も高くチケットが取引されるようにするには、また売れ残りを出さないようにするにはどうしたらいいかを常に研究している。そして各社とも売り出し価格をどのように変動させていくかという価格決定のアルゴリズムを持っており、それに従って売り出し価格を随時変えていく。

Stubhubはオンラインのチケットブローカーの最大手で、とにかく席の種類も量も豊富だ。エンゼルスを始め、いくつかの球団とは公式に提携していて、球団のオフィシャルサイト内にリンクもある。

Stubhubのスマホのアプリを入れておくことをおすすめする。なぜかというと、PCからは表示されない現在何席売れ残っているかが、スマホのアプリ上からだけ見えるからだ。何枚売れ残っているかはチケット価格が今後どのように変動するかを判断するための重要な情報だ。

大谷選手の場合、出場日が直前にならないと確定しないことも多いので、私はほとんどの場合前日か当日に購入する。以下は私の経験則だが、例えば当日の昼前にチェックして残りのチケット枚数が

(1) 1000枚以下: ほぼ満員、チケット価格上昇傾向。早めに手配するべし。
(2) 1000~2000枚: まずまずの客の入り。チケット価格維持傾向。あちこち見比べながら安いと思うのがあればゲットしてよい。
(3) 2000~3000枚: 割と空いている。チケット価格下落傾向。もうしばらく待ってみよう。
(4) 3000枚以上: ガラガラ。投げ売りが期待出来る。ギリギリまで待っても大丈夫。

という感じである。

加えて相場水準も判断に加える。大まかに言って、価格が定価かそれ以上ならば人気カードなので今後も値段はあまり下がらないと考える。逆に定価よりもかなり安く売り出されていれば、不人気カードで今後も値下がりの余地があると考える。Giveaway(来場者へのプレゼント)がある日や週末の試合は値段が高い日が多い。

 

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